男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2024/09/19 4:31:20|エッセイ
訓示
 中学校のとき、卒業式の訓示で校長先生が言いました。
「君達は、戦後のベビーブームの時代に生まれ、人口が一番多い世代です。結婚するとき、年齢の差を求め、男がみんな若い女性と結婚しようとしたら、男も女も余ってしまいます。従って、同級生とか同年代の者同士で結婚する必要があります。そうすれば、ちょうど良くバランスがとれます。」
 言われてみれば、まさにその通りです。
それから10年、校長先生の教えをちゃんと覚えていた僕は、同じ歳の女と結婚しました。
 ところが、今、その女は強いです。昔、10歳も若い奥さんと結婚した先輩の家に遊びに行ったのですが、とても奥さんが優しくて可愛いのです。それに比べると、そうでなくても女の方が強いのに、歳が同じだと、益々強くなってしまいます。
 校長先生の教えは、国家的、大局的には正しいのですが、必ずしも個人の幸福には当てはまらないようです。







2024/09/18 5:18:36|その他
青いリンゴ
 学生の頃、卒業研究担当のO先生が言いました。
「結婚の相手を選ぶことは、林檎の実を拾うようなものです。川の上流から林檎が流れて来て、人はそれを1個だけ拾うことができます。最初は、青い実が流れて来ますが、だんだん赤いおいしい実がたくさん流れてくるようになり、そして最後には、小さな裏なりのものが少ししか流れて来なくなります。だから適齢期と言われる時期に結婚するのが、確率的に一番良いのです。」
 僕の自衛隊での最初の任地は、茨城の片田舎の基地で、林檎の木は少ないと思いました。僕は、焦りました。早く拾わなければ、流れて来なくなるのではないかと心配で、おいしい林檎が流れて来るのを待っている心のゆとりがありませんでした。それで人より少し早く結婚しました。
 今、先生の教えに従わず、青いリンゴを拾ってしまったことを、深く反省しています。
 でも先生は、教えを守らなかった学生の僕にも、結婚の挨拶状を出したら、後で記念にアルバムを送ってくださいました。







2024/09/17 15:48:01|その他
キス釣り

 今日は15夜大潮で、天気も良いみたいでしたので、キス釣りに行って来ました。出掛ける前、飼い主さんが「あんた、今日の晩酌のおかずは、あんたが釣って来た魚だけだからね。」と大きな声で言いました。
 朝浜に行ったとき見ると、浜辺に釣り客は誰もいませんでしたので、悪い予感がしました。
 結果、時期が遅いためか、キスは10尾とあまり釣れませんでしたが、その代わりに石鯛の子供が5尾、コノシロの親戚のような魚が1尾釣れて、まるで五目釣りのような釣りになってしまいました。
 キス10尾では居酒屋のメニューで言えば一人前でしょうけど、取り敢えず晩酌のお供は確保できました。








2024/09/17 4:19:36|エッセイ
針鼠の夫婦論
 偉大なドイツの哲学者ショーペンハウエルが、言いました。
「針鼠の夫婦が、寒い夜に、お互いに温め合おうと身を寄せ合った。ところが身を寄せ合えば、寄せ合うほど、自分の針が相手を傷つけてしまう。」
有名な「針鼠の夫婦論」です。
 人間も、同じです。結婚前の交際期間中は、お互いに距離を置いています。愛を語っても、体を寄せ合っても、楽しい場面だけの付き合いですから、掃除や洗濯、食事が原因で喧嘩になることはありません。ましてやゴミをどっちが捨てるかなんてことも、問題になりません。ところが結婚すると、そんな小さなことのひとつひとつが、大きく問題化してきます。身を寄せ合えば寄せ合うほど、お互いの針が相手を傷つけるゆえんです。
 結婚前に、飼い主さんが聞きました。
「嫁入り道具の布団は、シングルにしますか、ダブルにしますか。」
僕は、当時ショーペンハウエルの言葉を知らなかったので、「もちろんダブルにしなさい。夫婦とは、身を寄せ合って生きて行くものだ。」と答えました。
 結果は大失敗でした。僕のいびきと寝言は飼い主さんを寝かせず、飼い主さんは寒い夜、掛け布団を全部取ってしまって、僕に風邪をひかせたのです。
 結婚前に、この偉大な哲学者の言葉を知っておけばと、後で反省しました。







2024/09/16 4:48:58|エッセイ
夢
 独身の頃は、結婚に対して、いろいろな夢を抱きます。
 愛を語り、家庭作りの夢を語り、子供は何人欲しくてとか、将来は何にしようかとか、夢は尽きません。その結果、相手に対して過大な期待を抱くようになります。
 男は女に、優しさ、貞淑さ、気配り、甲斐甲斐しさ、几帳面さを求め、多くは外に出歩かず、遅く帰っても起きて待っていることを期待します。一方、女は男に、優しさ、逞しさ、収入、家事の手伝い等々を求め、酒、ギャンブル、女遊びなどはもっての他で、いつもそばにいるものと思い込みます。でも、男も女も、そんな立派な人ばかりいるはずがありません。結婚して、多くは期待を裏切られることになります。
 僕も、結婚前に2つの夢がありました。ひとつは、結婚して新居に入るとき、新妻を西洋流にお姫様抱っこして玄関を入ることで、もうひとつは新妻の膝枕で、縁側で日向ぼっこをしながら耳垢を掃除してもらうことでした。
 第1の夢は、妻の体重で危うくギックリ腰になりそうになって破れ、第2の夢は膝枕までは良かったものの、耳の奥を力任せに引っかき廻され、痛くて跳び上がったことで破れたのでした。