朧月夜−13−
友紀と私の愛撫に、翔子が大きな声で驚きの声を出した。 私は、身体を起こして翔子の上になり、腰を進めてひとつになった。すっかり潤っている翔子の中に、私はスムースに入ることが出来た。さっき友紀の中に一度放っている私は、大きく激しく動くのだが、いつまでも果てることがない。翔子の興奮はいよいよ絶頂に達しようとしている。 私は、そのうちに焦りを感じ始めた。それを感じ取った友紀が、私の玉の部分に手をやり、優しく包んで揉むようにしてくれた。それによって、私は一挙に達してしまう。大きな動きとともに、翔子の中に放出した。 終わった後、さっき友紀にしたのと同じように愛撫を続け、やがてベッドから起き上がり、ソファに戻る。 「どうだった。昔の彼と比べて、良かったのかな。」 「ええ、とても素敵でした。セックスが、こんなに楽しくて気持ちいいものだと初めて知りました。」 「それは良かった。セックスって、本当に気持ちいいものなのだよ。それを変な道徳観から歪めてしまっているところがあるのだ。変な道徳観が、精神的に駄目にしてしまっているのだね。」 「今日は、本当にありがとうございました。また、時々、教えて貰っていいかしら。」 「私に黙っては、駄目よ。ちゃんとそのときは、許可を得てからにしてね。」 友紀がそう言った。 それからしばらくお喋りをしながら飲んで、翔子は帰って行った。その日、私は友紀の求めに応じて、泊まっていくことにした。翔子とのことがあって、友紀は余計に燃え上がっていたようで、再びベッドの中で激しい愛を交わし合った。 その後も時々、翔子が友紀のところにやって来るようになった。いつも先に友紀のところに来て、私が来るのを待っているようだった。友紀も嫌な様子は見せずに、笑顔でお喋りをしている。そんなとき、しばらくいっしょに飲みながらお喋りをして、時間が来れば3人でベッドに行き身体を交えた。最初の頃はそれぞれ別に私と体を交えていたが、そのうち3人で一緒にベッドに入るようになった。私がちょっと飲み過ぎて元気がないときなど、二人して私を元気づけてくれた。 その日も、お喋りに夢中でつい飲み過ぎてしまい、ベッドに入ったときには私はすっかり元気がなくなっていた。先に裸になってベッドで横たわっている私に、友紀は唇にキスをし、翔子は私の物を掴んで優しくしごいてくれていた。そして口に含んで、優しく舐めてくれる。美しい二人に全身を愛撫され、私はすぐに元気になった。 ―続く― |