男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2026/10/11 5:17:39|畑と釣り
キス釣り
 今日は、キス釣りに行って来ます。
 あと12尾釣れれば、今年の累計が500尾になります。
 予報によれば、天気は良く風も波もなさそうです。昨日の夕方餌は買って来たし、今朝の囲碁ゲームは勝ったし、何となく幸先も良さそうです。ひとつ気になるのが暦で、今日は先負ですが、きっと大丈夫でしょう。
 明るくなったら出掛けます。最低限12尾は釣って、皆さんに良い報告ができるようガンバリマス!
 連休真ん中、皆さんも良い一日をお過ごしください。







赤い糸・白い糸−16−
赤い糸・白い糸−16−

 敬一とさつきは、飲んで数曲踊ったところで店を出た。
店を出たところで、敬一が言った。
「今夜は、君と一緒に過ごしたい。」
さつきは、返事こそしなかったが、拒否している様子はなかった。
 敬一はさつきの手を取るようにして道玄坂を登って行った。そこにはラブホテルがあった。二人は、身を抱き合うようにしてそのホテルに入った。
部屋に入ると、すぐに抱き合ってキスをした。それからは男と女の愉悦の時間が続く。
 終った後で、さつきが言った。
「部長、素敵。私、初めて女の歓びを知りました。主人は、自分だけ終ったらそれでおしまいなのです。」
「僕だって、さつきさんが素敵だからこんなにできたのです。家じゃとてもこんなに元気になれない。」
そう言いながら、再びさつきに挑んで行った。
 敬一とさつきは、それをきっかけに度々不倫のデートを重ねるようになった。二人は、秘密を守ることには細心の注意を払っていた。会社にばれても、家庭にばれても大変である。連絡には携帯のメールを使ったし、会社を出るときは別々で、会う場所も渋谷や新宿で会社からは遠く離れていた。
 しかし秘密はどんなところから漏れるかわからない。あるときから、二人の関係が怪しいとの噂が立ち始めた。さつきが更衣室に入ろうとしたとき、他のOL達が話しているのを立ち聞きしたのである。同じ頃、敬一の家でも妻が言っていた。
「あなた、最近、帰りが遅いことが多いけど、まさか女でもできたんじゃないでしょうね。」
敬一は、その場は誤魔化したが、内心ドキンとしていた。
 二人が、交際を止めようと相談したのは、そのあとのことである。お互い、家庭を壊したくないし、仕事も失いたくなかった。相談はまとまった。
 その頃、雲の上の神様達は・・・・・

「あ〜、赤城さんが大変だ。結ばれている糸の方に行って、何やら縺れさせているよ。」
「いけない、酔っ払っている。早くとめなければ。」
見ていた神様たちは、赤城さんの方に走って行って抱きとめた。
「あ〜あ、こんなにしちゃって。こっちの結ばれた糸と、こっちの結ばれた糸が絡み合っているよ。これが、下界では三角関係、四角関係になっているんだ。しかも今回は既婚者同士だぜ。赤城さんにも困ったものだ。早く、寝室に連れて行きなよ。」
「ウィッ、俺は酔っ払っちゃいないよ。」
 騒ぐ赤城さんを、みんなで担いで寝室に運んだ。
            −続く−







2026/10/10 5:06:17|季節の花と写真
平茸

 この季節、茶臼山の麓の方で平茸が採れます。純白で、とてもきれいです。







赤い糸・白い糸−15−
赤い糸・白い糸−15−

 雲の上の神様の作業場では・・・・・
「おい、あれを見ろよ。赤城さん、まだ酔っ払っているんじゃないか。」
「そういえば、足元にウィスキーのボトルがあるぜ。飲みながら仕事をしているよ。」
「大丈夫かなあ? あっ、既に結ばれた糸の方にヨロヨロと歩いて行くぜ。」
「お〜い、赤城さん。大丈夫ですか〜!」
「ウィッ、大丈夫だとも。」
 その頃、下界では・・・・・

 レストランの敬一とさつきは、テーブルを挟んでワインを飲みながら食事をしていた。
「今野さん、いつも細かいところまで気を使ってくれてありがとう。」
「いえ、部長に少しでも良い仕事をしていただければ嬉しいですわ。」
「そう言ってくれるのは君だけだよ。家では、家内は愚痴や小言ばかり言っているんだ。君の半分でも優しさがあって、気がついてくれたらなあ。」
「まあ、そんなことおっしゃって。奥様はきっとお優しい方ですわ。」
「いや、とんでもない。毎日、小言を言っていますよ。それにしても今野さんはとても優しいから、旦那さんが羨ましいですよ。」
「あらっ、会社と家では違いますわ。これでけっこう亭主には強いのですよ。」
「そうは見えないけどなあ・・・」
「みんな外の顔と内の顔があります。」
そんな話で、二人は随分盛り上がっていた。
 1時間ちょっとでレストランでの食事を終えた。外に出たとき敬一が言った。
「もう少し飲んで行きましょうか。」
「ええ。」
さつきもすぐは帰りたくなさそうであった。
 二人が次に行ったのは、道玄坂にあるスナックだった。
 初めての店だったが、落ち着いた感じで、客もそんなに多くはない。スピーカーから軽音楽が流れている。ブランデーを飲みながらしばらく話をしていたが、敬一が「ダンスをしませんか。」と言った。
「私、下手ですが。」と言いながらも、さつきが応じる。
 二人は、フロアに出て踊り始めた。ゆっくりしたワルツに合わせて、ステップを踏む。敬一もそんなに得意ではないから本格的なダンスではない。身体を密着させた、いわゆるチークダンスである。さつきは、頭を敬一の胸に預けている。薄い香水の香りが、敬一の鼻腔をくすぐった。敬一は、背中に回した手をゆっくりと這わせていた。さつきの身体がビクッと震えた。
「今野さん、とても素敵です。」
「部長こそ。」
 二人は、それ以上を言わずに踊り続けた。
           −続く−







赤い糸・白い糸−14−
赤い糸・白い糸−14−

 10月も半ばになった。最初は張り切っていた神様の間にも疲労感が感じられるようになっていた。それとともに、酒を飲んだり、夜遅くまで麻雀をしたりする神様などもいた。当然のように失敗も多くなる。
 群馬の神様、赤城さんも前の日は飲みながら麻雀をしていた。翌日、仕事に就いたときは真っ赤な目をしていた。
「おい、また赤城さんは酔っているぜ。まだ足がふらついているよ。」
「あ〜、また失敗しなければいいけどねえ。」
 その頃、下界では・・・・・
 
 本郷敬一は50歳、ある中堅企業の部長である。業績はマアマアで、仕事は順調だった。妻は高校時代からの同級生で、結婚して20年家庭的には高校生と中学生の子供がいた。何の不満もないのだが、最近、人生に何か物足りなさを感じていた。
 そんなとき、支店から今野さつきが転勤してきた。さつきは40歳、結婚して中学校に通う娘がいた。さつきは、庶務の仕事をするかたわら、朝の時間と来客があればお茶を出したり、新聞を持って来たりと何かと敬一の身の回りの面倒をみていた。そんなさつきに、いつか礼をしたいと思っていた。
 ある日、敬一はさつきに「いつも面倒をかけてすまないと思っている、食事でもどうですか。」と聞いた。
さつきは嬉しそうにOKしたので、都合の良いときに連絡してくれるようにとメール・アドレスを教えた。
さつきから携帯にメールが来たのは木曜日の夕方だった。明日なら子供が修学旅行に行くし、主人も出張なので都合が良いと言ってきた。
 金曜日、さつきはいつもと違うちょっと派手なスーツを着て来ていた。夕方、二人は別々に会社を出て、渋谷で落ち合った。まずは予約しておいたフランス料理のレストランに入った。飲めるのかと聞くと、はいと答えるので、ワインを取った。飲みながら食事をしているうちに、さつきの目元がほんのりと桜色に染まっていた。
            −続く−







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