男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2026/08/07 12:54:06|小説「人妻」
人妻−06−
人妻−06−

 朝の通勤の満員電車の中、祥が私のところにやって来て、挨拶を交わす。
「おはよう。」
「おはようございます。」
「やっと会えたね。」
「良かったです。」
 私は、彼女の腕を取って車両の隅に招くと、他の客からかばうように位置取り、耳元でささやいた。
「逢いたかったよ。」
「私もです。」
「これで通勤が楽しくなった。」
「そうですね。私も嬉しいです。」
 私達は、半ば抱き合うような姿勢で、小さな声で会話を交わしていた。
 次の日から、大抵の日は出会うことができ、一緒に通勤するようになった。西国分寺から新宿での乗り換えを含めて渋谷までの40分が、私の一日で一番楽しい時間になった。
 私達は、電車の中でお互いに当日の予定や、出張の予定などの話をし、そこで夜逢う約束もした。仕事の都合で会えなくなったときは、メールで連絡をすれば良かった。
 最初に逢ってから1週間が過ぎたとき、朝の電車の中で私が彼女の耳元で囁いた。その日、私は特に予定がなかったのである。
「今晩は、都合はどう?」
「いいですわ。」
「じゃあ、7時に恵比寿の駅で。」
「わかりました。」
 その日、仕事をしていても夜の彼女とのこと考え、仕事に身が入らなかった。会議で名前を呼ばれて、初めて自分の意見を聞かれていることに気が付くほどだった。
 夕方になって、プライベートの携帯がメールの着信を伝えた。開いてみると彼女からだった。
「すみません。急な会議が入りました。お約束の時間には行けそうもありません。 祥」
 いかにも急いでいるらしく、簡単な文章だった。私は、「遅くても良いから逢いたい。」と、返信をしようかと思ったが、思い留まった。キャリアのOLとしてこのように忙しいことがあるのは十分に理解できた。
 取り敢えず、私は返信のメールを送った。
「了解しました。残念ですが、次の機会を作りましょう。」
         ―続く−







2026/08/07 4:28:56|エッセイ
立秋
「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風のおとにぞ 驚かれぬる」
     藤原敏行 (古今和歌集)

 今日は立秋です。昨日の夜中に窓を開けたら、僅かに涼しい風が吹いていました。
 まだ暑い日が続きそうですが、早く本当の秋が来て欲しいものです。







2026/08/06 13:20:14|男の手料理
ペペロンチーノ風素麺
 今日の昼食も麺類ですが、素麺をペペロンチーノ風にしてみました。要するにパスタの代わりに素麺を使っただけですが、これはこれでけっこう行けました。
 材料は、素麺、キャベツ、味付けはニンニク、唐辛子、オリーブオイル、鶏がらスープの素、塩、胡椒です。







2026/08/06 12:20:10|小説「人妻」
人妻−05−
人妻−05−

 私は、祥に連絡を取りたいと思った。幸い携帯電話があるので手段には困らない。しかし、タイミングが難しい。彼女の迷惑なってはいけないから、無秩序に電話するわけにはいかない。
 その日、私は外出の日だった。前回、仕事を取れなかった会社に挨拶に行くためだった。
 私は、2台のスマホを持っていた。ひとつは会社から支給されたもので、もうひとつはプライベートのものである。行きのタクシーの中で、思い切って自分用のスマホを取り出すと、彼女にメールを送った。
「昨日は、ありがとう。とても素敵な時間でした。また逢いたいです。光造」
 タクシーが相手方の会社に着き、相手の部長と話をしているとき、ポケットのスマホが振動した。プライベートの方だったから、祥からのものかも知れないと思った。挨拶のためだけだったから、早々に引き上げることにした。
 帰りのタクシーの中でスマホを開いてみると、案の定、祥からのメールだった。
「こちらこそ、ありがとうございました。とても素敵な時間でした。私も、また是非お会いしたいです、祥」
 その日から、彼女とのメール交換が始まった。メールは、朝夕の通勤時間が多かった。今までは、経済新聞を読んでいることが多かったが、満員の電車の中で新聞を読むのは大変だった。しかし携帯だと場所を取らないのであまり苦労せずにメールを打つことができたし、何と言っても祥とのメールが楽しかった。その日も、私は電車の中からメールを送った。
「おはよう。今電車に乗ったところです。祥さんは、もう出勤ですか?」
 すぐに彼女から返事が来た。
「おはようございます。メール、ありがとうございます。今、武蔵境駅の近くです。電車が混んでいて大変ですね。」
 彼女は、私より15分ばかり先の電車に乗っているのだった。一緒に通勤出来たらどんなに楽しいだろうかと思い、メールを送った。
「できれば一緒に通勤したいのですが、いつも同じ電車ですか?」
「はい、西国分寺駅7時15分の電車に乗るようにしています。立川始発なので、少しだけですが混み方が少ないものですから。」
「じゃあ、僕もその時間に合わせたいと思います。一緒に通えたら、どんなに楽しいでしょう。」
「私も、楽しみにしています。」
次の朝、私はいつもより15分早く家を出た。妻が、「あらっ、今日はいつもより早いのね。」と言ったが、「うん、この時間の方が立川始発なので、電車が空いているみたいなんだよ。」と言った。無論、誰から聞いたかは言わなかった。
 実際に彼女と出会えたのは3日後だった。7号車の一番前にいると、彼女が乗って来た。この前会ったときと同じようなスーツに身を包んでいる。
 キョロキョロ辺りを見ていたが、手招きをする私を見付けると、人をかき分けるようにしてやって来た。
         ―続く−







2026/08/06 6:06:11|エッセイ
水が出た!
 暑い日が続いています。ここのところ、朝起きたらシャワーを浴びるのですが、ガスは使っていないのにお湯が出て来ていました。昼は完全なお湯になってしまいます。
 今朝も浴びたのですが、今朝は水が出て来ました。そう言えば、昨夜は幾分寝苦しくなかったようです。
 明日は立秋、暑いようでも秋は少しづつ近付いて来ているのでしょうかねえ。
 早く本当の秋がやって来て欲しいものです。







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