男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2024/12/27 3:56:43|エッセイ
寝言
 僕は、寝言をいう癖があって、特に日本酒を飲んだときがひどいようです。若い頃は、真面目な寝言が多く、号令をかけたり、仕事のことなどを言っていたようですが、これは飼い主さんの証言によるもので、一人暮らしのときは確認のしようがありません。
 ある日、テレビのコマーシャルに釣られたのと、いつも飲み歩いている穴埋めにと、飼い主さんに指輪を買いました。そのことで夫婦の関係は、極めてうまく行っていました。
 基地の盆踊り大会があった日のことです。この日、飼い主さんが単身赴任先の宮崎にやって来ました。僕は、お客さんを相手に午後からかなり飲んでいたし、飼い主さんもご機嫌でした。僕は、飼い主さんを連れて町に飲みに出掛け、二次会、三次会と飲み歩き、家に帰って来たときには、ヘベレケでした。それでも、その晩は静かに寝ました。
 翌朝のことである。目が覚めると、飼い主さんが怒っています。僕は、なぜ怒っているのか訳がわかりません。聞いてみると、床に入ったらすぐに飼い主さんを捕まえて、「君、今日は泊まって行かないか。」と、しつこく口説いたというのです。「あんたは、いつもあんなことを言っているのか」と、取りつく島もありません。
 お金と努力を注ぎ込んで作り上げた信頼関係も、たった一言の寝言で脆くも崩れ去ったのです。
 信頼は、築くには長い歳月と努力が必要ですが、崩れるのは一瞬なのです。







2024/12/26 4:52:44|エッセイ
大八郎と鶴富姫
 季節は秋なのに、まだ夏の太陽が威張っている頃のある日、宮崎県北部にある椎葉村に行きました。海岸の日向市から約60キロ山の方に入ったところにあって、途中の道幅は狭く、車で2時間近くもかかります。椎葉村の町並みは、山あいの狭いところに密集しており、長い間よくもこんなところで生活していたものだと感心させられます。
 源平合戦の折、壇の浦で破れた平家は、西へ西へと逃れて行き、日向の国に来てからは、更に九州山地の山奥に向かって逃避行を続け、椎葉の山あいに落ち着きました。
 その中に平清盛の直系である鶴富姫がいました。鎌倉幕府は、那須与一の弟の那須大八郎に討伐を命じます。
 長い月日をかけて椎葉の村に辿り着いた大八郎は、彼等に叛意がないことを知り、やがて村を治めるようになります。その間に、大八郎と鶴富姫は恋に落ち、やがて鶴富姫は懐妊しますが、非情にも、そのとき幕府は大八郎に帰還を命じます。涙ながらに大八郎は鶴富姫を残して、村を後にしました。
 やがて、鶴富姫は女児を産み、その娘の嫁ぎ先の家がずっと椎葉の村を治めました。村人達は、このことに感激し、姓を皆、那須と椎葉に改めたといいます。
 単身赴任だった僕も、このような恋がしたかったのですが、残念ながら宮崎に子供を残すことはありませんでした。







2024/12/25 5:06:05|エッセイ
僕の十大ニュース

 今年も、今日を入れて残り1週間になり、今年一年を振り返ってみました。
 僕の今年の十大ニュースです。

1 茶臼山千日回峰行達成
 8月15日、3年間かけて茶臼山千回の登頂を達成しました。

2 心臓手術
 11月28日、不整脈治療のため心臓のカテーテル手術を受けました。夏までは、心臓の手術とか入院とか考えてもいませんでした。

3 四国旅行
 11月6日〜8日、結婚50年の年に高知と高松をドライブして来ました。高知のカツオが美味しかったです。

4 右田ヶ岳と三倉岳
 山友のNさん父娘の案内で、10月10日には防府市の右田ヶ岳に、11月4日には大竹市にある三倉岳に登りました。どっちも高所恐怖症の僕には頂上の岩場が怖かったです。

5 ヨット
 山友のNさんに連れられて、7月27日には光市の花火大会を見に、8月16日には祝島の神舞(かんまい)を見に、ヨットで瀬戸内の海を走りました。ヨットに乗るのは初めての経験でした。

6 バイク更新
 7月5日、これまでのバイクがいよいよ調子が悪くなったので、新しいバイクを買いました。何でも新しいのは嬉しいです。

7 山の恵み
 春にはわらびやコシアブラ、秋には栗やムカゴ、最近では平茸など、今年もたくさんの山の恵みを頂きました。

8 海の恵み
 6月から10月まで、虹ケ浜の海岸でキスを釣りました。今年は夏の暑さのせいか10月に入っても釣れ、釣果の合計は297尾でした。

9 獣害
 畑通いは日課のひとつですが、春にはイノシシに畑中を荒らされ、フェンスをしたら今度は猿にやられました。トウモロコシと里芋は全滅でした。

10 自炊生活
 2月に飼い主さんが目の手術で入院、1週間自炊生活をしました。








2024/12/24 5:03:04|エッセイ
二人までは・・・
 学問は、実生活に応用してこそ、その役割を果たします。
 自衛隊にいた頃のこと、確率論を使って消費予測を研究するため、三菱総合研究所に一年間の研修に行ったことがありました。そのとき、難しい確率の本も読んで随分勉強をしました。
 その後、宮崎に行き、飲み屋で女性達に囲まれ、僕は自慢そうに話をしていました。彼女達は、面白そうに僕の話を聞いていました。僕は、話を続けました。
「そういうわけで、俺は、確率については詳しいんだ。昔、タイに行ったが、タイの売春婦の3人に1人はエイズだと言っていた。そういうときは、確率論的に言えば2人まではやっても大丈夫なんだよ。」
 その話をした途端、僕の周りの女性達はス〜ッといなくなってしまいました。







2024/12/23 4:48:01|エッセイ
緊急避難
 嘘をつくことはいけないことですが、自分の身を守るためには仕方がないときがあります。
 飼い主さんは、しょっちゅう単身先に電話をかけては、毎日飲みに行っていることを詰(なじ)っていました。僕は、飼い主さんの問い詰めに咄嗟(とっさ)に言いました。
「だって、上司が誘うんだもの。付き合いだから仕方がないよ。」
 次のときに、僕は言いました。
「だって、部下の〇〇君が誘うんだもの。付き合いだから仕方がないよ。」
 同じ人の名前ばかりでは信用を失います。それで次から次へと人の名前だけ変えて同じ言葉を言いました。
 正当防衛と緊急避難は、刑法でも認められています。名前を使わせてもらった人には、悪しからず。