朧月夜−15−
翔子が来始めてから3ヶ月ほどしたときである。私が友紀を訪ねて行くと、やはり翔子がいた。同じように3人で楽しんだのだが、このときの翔子のプレイはとても激しく積極的だった。終わった後、くつろいでいるとき、翔子が言った。 「実は、今日は私のセックス授業の卒業式のつもりでした。私、恋人ができました。いろいろ教えて頂いたお陰で、十分にセックスを楽しむことができるようになりました。これからは、彼と楽しむことにします。本当に長い間、ありがとうございました。」 翔子の話し振りは、淡々としたものだった。 「そう、本当におめでとう。良かったね。」 「翔子さんのセックス、とても魅力的で素敵だよ。見事に卒業だ。彼と、本当のセックスの悦びを分かち合って下さい。」 私と、美紀は、口々に祝いの言葉を返した。そして、翔子と彼の幸せを祈って、3人で乾杯をした。 その後も私は週に2回くらいの割合で友紀を訪ねていたが、私が翔子と会うことはなかった。友紀の方も、彼女のことを話題にすることはなかったので、いつしか彼女は遠い想い出の人になっていた。 それにしても、最近の若い人の行動力には驚かされたものだった。私は、その後も友紀を訪ねては身体を交えたが、あんなに魅力的な友紀とでも、いつしか倦怠期のようなものが訪れていた。最初は一晩に2回でも3回でも行けたのが、そのうちに1回だけになることが多くなっていた。そんなときは、体位や場所を変えたりした。ベッドの上だけではなく、お風呂場で交わったり、あるいは最初のときのように台所や居間で後ろから交わることもあった。すっかり私の身体に馴染んだ友紀は、私の言うことには素直に従ってくれていた。 あるとき、私達はソファで愛し合い、友紀とひとつになったまま抱き合った状態で立ち上がり、そのまま歩きながら愛の行為を続けた。新しい体位も、そんなにあるものではない。私は、何か工夫が必要だと感じていた。 私は、ある一計を思いついた。最近、いろいろな女性の制服姿に、興奮を覚えることがある。友紀に、何か制服を着せてみようと思い付いたのである。 新宿の歌舞伎町に行くと、いろいろなコスチュームを置いてレンタルしている店がある。もちろん、その道のマニア用なのであるが、私は、そこに行って、何か友紀に着せるものはないかと探した。看護婦やスチュワーデス、チアガールなどのコスチュームが色とりどりに棚に飾られている。中にはウエディング・ドレスも置いてあった。私は、しばらく迷った末、チアガールのコスチュームを借りて店を出、そのまま友紀のマンションに向かった。 ―続く― |