男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2021/05/03 5:41:25|小説「恋盗人」
恋盗人(こいぬすびと)−12−
恋盗人(こいぬすびと)−12−
 
 私たちは、早紀のマンションや友里のマンションで、自炊の食事をしてから、その後で愛し合うようになりました。
 秋のある日、食事のときに、私が聞きました。
「ねえ、二人はどうして愛し合うようになったの?」
「喫茶店でお喋りしているとき、友里が私を見詰めているのに気が付いたの。その目が輝いているような、うっとりとしているようだったので、それでこうして食事に誘ったのよ。そうして話しているうちに、友里が女性に興味を持っていることがわかったの。」
「友里は、昔からそうだったの?」
「そうね、自分が女性に興味を持っているとわかったのは、中学校の頃かしら、男の子には興味が湧かなかったけど、クラスにいた明美という可愛い娘がいたのを見て、胸がときめいたの。高校に入っても同じだったわ。可愛い娘がいると胸がときめくの。男の子には興味が湧かないのにね。」
「二人とも、そうなの?」
「いいえ、私は、友里と違って、男の子にも惹かれるわ。でも友里と愛し合っていると、女も良いものだと思う。京美は、男性経験はあるの?」
「経験というか、お互いにキスをしたり、ペッティングをしたことはあるけど、セックスをしたことはないわ。」
「私達との愛は、どう?」
「いいわ。男とは違った感じね。男も女も、それぞれの良さがあると思う。」
「私もそう思うわ。」
「早紀は、男性経験はあるの?」
「そうね、近所の大学生よ。近所に住んでいて勉強を教わっていたの。そのうちに身体の関係ができてしまったわ。」
 そこまで言ったところで、早紀と友里がベッドに行き、抱き合ってキスを始めました。しばらくキスをしていましたが、やがてお互いに着ている物を脱がせ合うと、裸になって全身を愛撫し合っていました。
 早紀が男役で友里が女役のようで、早紀の方がずっと愛の行為をリードしているように見えました。二人の行為は、女同士でもここまでするのかと思うほど激しいものでした。
 行為が一段落したところで、早紀が言いました。
「ねえ、京美も来ない?」
私は、おずおずと二人のいるベッドに行きました。二人は、私を挟んで両脇から私に愛撫の手を加えました。このときばかりは、二人が男役で私が女になっていました。
 3人の中で、私は新参者、どっちかというとよそ者の感じでした。もし愛の対象が男で、それを女性と張り合っていたとすれば、私の欲望も燃えあがったのでしょうが、今回はそうはいきませんでした。私は、二人のなすがままに身を任せていました。レスビアンに対しては、それなりの快感を得ることができて決して嫌悪感はなかったのですが、それにのめり込むようなことはなかったのです。
                ―続く―







2021/05/02 5:14:24|小説「恋盗人」
恋盗人(こいぬすびと)−11−
恋盗人(こいぬすびと)−11−
 
 それでもステーキの美味しさと、ワインの美味しさに、グラスを口に運んでいましたが、しばらくすると強烈な眠気に襲われました。いつしかコクリコクリとしていたようです。
 気が付いたときには、私は早紀のベッドに寝かされていました。見るとテーブルはきれいに片付けられ、椅子に座った二人が抱き合ってキスをしています。私は、驚いて目を瞑りましたが、今度は薄目を開けて二人の様子を見ていました。
 二人のキスは、長く続いています。お互いに相手の乳房に手を当て、撫でています。私は、胸が高鳴っていました。世の中にレスビアンの人達がいることは知っていましたが、実際に見るのは初めてです。
 私は、見てはいけないように感じました、よく考えてみると、私がいることを知って愛し合っているのかも知れません。二人だけで愛し合いたいのなら、私まで呼ぶ必要はありません。私は、ウウウーッと唸り声を出すと、大きく寝返りを打ちました。
 二人がこっちを見ました。
「大丈夫、気分はどう?」
声を揃えて言いながら、私の寝ているベッドの方にやって来ました。
「ええ、大丈夫。でもさっきは地球が回っているのを身体で感じたわ。」
「冗談が言えるなら、もう大丈夫みたいね。」
「あなた達、レスビアンなの?」
「見ていたのね。どう思った?」
「どうって・・・、でも見るのは初めてだわ。」
「ねえ、京美もしてみる?」
「・・・・・」
「女同士も良いものよ。」
 そう言うと、早紀が私にキスをしました。私は、黙ってキスを受け入れました。その様子を見ていた友里が、私の胸に手を当てると、乳房を撫でます。私の身体に、痺れるような快感が走りました。高校時代、芳浦先輩とお互いの身体を愛撫し合ったことはありましたが、それとは違った感覚です。芳浦先輩のは男の荒々しさがありましたが、二人のキスと愛撫は柔らかくて優しいものでした。私は、いつしか陶酔の世界に入っていました。
 二人の愛撫は、次第にエスカレートしていきました。最初は、ブラウスの上から撫でていた友里の手が、ブラウスの中に入って来ます。直接、乳首に触れると、思わず声を出していました。
「京美、どう?」
「気持ちいいわ。」
 その日は、長い時間をかけましたが、キスと胸への愛撫で終わりました。
夕方になって、「またしましょうね。」と言って、友里と私は早紀の家を出ました。
                ―続く―







2021/05/01 5:22:40|小説「恋盗人」
恋盗人(こいぬすびと)−10−
恋盗人(こいぬすびと)−10−
 
 高校2年の夏休み頃まで、私と芳浦先輩のデートは続きました。デートと言っても、学校帰りに一緒に喫茶店に行ったり、芳浦さんの家に勉強を教えてもらうという名目で遊びに行ったりしているだけでしたが。キスや愛撫はするものの、それ以上のことはありませんでした。家に行っているとき、芳浦さんの方から何度か求められましたが、それは断りました。そんなとき、私は手でしてあげました。
 夏の合宿が終ると、芳浦さんは本格的な受験勉強に入り、次第にデートの回数は減って行きました。
 高校3年の夏の合宿が終ると、私も受験勉強に本格的に取り組まなければなりません。女子大と共学の私大の両方を受けることにしていました。私自身は、どっちでも良かったのです。さすがにこの時期は私も必死で勉強をしました。大学生になっていた芳浦先輩からは、たまにメールが来ていましたが、私は返事もしなかったので、いつしか連絡も来なくなっていました。
結局、大学は両方共受かり、迷った末に共学の私大に行くことにしました。共学とはいっても文学部なので女子が多く、大きな違いはないように思いました。
 キャンパスは池袋にありましたので、家から通うことができます。私のいる英文学科は15人ほどで、11人が女子学生でした。入学するとすぐにクラブ活動の勧誘がありました。テニス部の見学に行きましたが、さすがに大学の部活はレベルが高く、入部は諦めました。
 キャンパス生活は楽しいものでした。高校時代と違って、部活をしないので、時間も自由ですし行動も自由でした。通学は、電車で1時間ほどです。授業は、大抵午後3時には終わります。
 そんな中で、山口県から来たという早紀と、京都から来た友里と仲良くなりました。私達は、よく3人で一緒に行動しました。授業が終わると喫茶店でお喋りをしたり、町を散策したりしました。私は、早紀や友里の故郷の話を興味深く聞いていましたし、彼女達を池袋や新宿、渋谷などの町を案内して歩きました。彼女達は珍しそうに景色を眺めていました。
 早紀も、友里も、大学から比較的近いところにマンションを借りて住んでいました。
 ある日、早紀が、自分の部屋に来ないかと言いました。夕食を一緒にしようと言うのです。私も友里もすぐに賛成しました。一緒に材料を買い込んで、一緒に料理をするのです。何にしようかと相談した結果、3人とも難しい料理はできないので、簡単なステーキとサラダを作ることにしました。
 早紀の部屋は、8畳ほどのワンルームマンションでした。部屋には、机と本棚、ベッドや組み立て式の衣装ケースなどがあり、その奥がキッチンと浴室になっています。
 一緒に料理をするのは、楽しいものでした。早紀も友里も、一人暮らしなので料理はよく作っているようで、それなりに手際よくしていますが、私は不器用です。そんな私の様子を、二人はおかしそうに見ていました。
 料理が出来上がり、私と友里がテーブルに並べていると、早紀が「お肉だから、赤ワインがいいわね。」と言いながら、ワインを持って来ました。
 私は、お酒を飲むのは初めてです。乾杯をしてから、ステーキを食べていると、身体が熱っぽくなって来ました。
                ―続く―







2021/04/30 3:50:22|小説「恋盗人」
恋盗人(こいぬすびと)−09−
恋盗人(こいぬすびと)−09−
 
 私は、心配になってまた聞きました。
「先輩、本当に大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫だけど、このままじゃ・・・」
「どうしましょう?」
「もう一度、手でしてくれないか。」
そう言って、立ち上がると、彼は短パンをずり下ろしました。私は、彼の言っていることがわかりました。
 私は、彼にキスをすると、手で彼の物を握って軽くしごくようにしました。すぐに彼の物から、白い液体が跳び出しました。男性の射精については、小学校の頃に学校で教わって知ってはいたのですが、実物を見るのは初めてでした。
 終わった後で、彼が言いました。
「ありがとう、とても気持ちが良かったよ。」
「最初はどうしたのかと心配しましたけど、気持ちが良かったのですね。私も、先輩に喜んでいただけて嬉しいです。」
「ねえ、明日も付き合ってくれるかなあ。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。おっぱいも気持ち良かったです。」
 そのとき、遠くの岩陰に人の頭が僅かに動いたのが見えました。髪の形から優香だと思いました。彼女は、芳浦さんを探していて、私達の姿を見付けたのだと思います。私は、無視して芳浦さんに抱き着いてキスをしました。
「芳浦さんは、あなたからいただいたわよ。」
私は、遠くから私達を見ている優香にそう宣言しているつもりでした。
 私と芳浦さんは、一緒に宿に帰りました。玄関に着くと、優香がソファに座っています。
「あらっ、優香は出掛けなかったの?」
私は、とぼけてそう言いました。
「今日は、ちょっと疲れているの。京美は、どこに行っていたの?」
「芳浦先輩が、夕陽がきれいだって言うので、連れて行って貰ったの。」
「そう、私は昨日見たわ。」
そう言いながら、私の後ろに立っている芳浦さんの方を恨めしそうに見ています。芳浦先輩は、ちょっと目を背けているようでしたが、私は言いました。
「あの夕陽を見ているとロマンチックな気持ちになるわねえ。優香もそうだったでしょう。」
「そうね、私は一人で行ったので、そうでもなかったわ。」
私も優香も、お互いに相手を見ていたことはすっかりとぼけていました。心の中では、激しい闘志のようなものがあったのですが。
 次の日は、人目を避けるために、裏の林の方に行きました。芳浦さんと木陰で落ち合うと、昨日と同じようなことをします。
この日以降、私と芳浦さんは逢瀬を続けていましたが、いつしかそれが噂になり、みんなから冷やかされるようになりましたが、私は一向に気にしていませんでした。
                ―続く―







2021/04/29 2:12:46|小説「恋盗人」
恋盗人(こいぬすびと)−08−
恋盗人(こいぬすびと)−08−
 
 夕食が終って自由時間になり、私はすぐに宿を出ました。そして昨日とは違う海岸に向かって歩いて行き、三本松の近くの岩陰で待っていました。
 10分ほど待っていると、芳浦さんがやって来ました。
「ごめん、待った?」
「ええ、少しだけ。」
「他の連中の目を避けるのに時間がかかったものだから。」
私は、優香を避けるためだったのだろうと思いましたが、そんなことは言えませんので黙っていました。
 私達は、海辺を歩いて行きました。小さな湾のようになっているところに行くと、岩に生えている松に夕陽が映えてシルエットのように見えています。
「きれいですねえ。連れて来ていただいて嬉しいです。」
私は、芳浦さんの目を見詰めながら言いました。
「うん、夕陽もきれいだけど、君もきれいだよ。」
「本当ですか。嬉しいです。」
「キスしていい?」
「えっ、本当ですか?」
「うん、したいんだ。」
「いいです。」
私が目を瞑ると、芳浦さんの手が、私の背中に回され、唇が触れて来ました。私も、彼の背中を抱いてキスを受けました。小学校の頃、隆介君とキスをしたことがあって、あのときは唇を合わせるだけの子供のキスでしたが、今回のキスは大人のキスです。時間も長く、舌と舌が軽く触れ合います。
 そのうちに、芳浦さんの手がTシャツの上から私の胸に触れて来ました。ちょっと荒々しい感じで痛かったので、私が言いました。
「先輩、優しくしてください。」
 芳浦さんは、私の許す意思表示と受け取って焦る必要がないと思ったのか、優しく私の乳房を撫でます。指先が乳首のところに触れると、私の身体に電流が流れるような感覚が走りました。男と女の身体の不思議とでもいうのでしょうか、私は自分身体が女であることを意識していました。
 キスを続けたまま、芳浦さんの手がTシャツの中に入って来ました。直接、乳房に触れて来ます。私は、頭がボーッとして来ました。
 私も、芳浦さんに感じて欲しいと思い、彼の胸に手を当てました。
「男は、そこじゃ感じないんだ。」
彼が小さな声で言いました。
 私は、すぐに理解して、彼の股間に手を当てました。彼のそこは、すっかり大きく固くなっています。ちょっと撫でるようにすると、彼はアッと言ってその場にしゃがみこみました。
「大丈夫ですか?」
「う、うん・・・」
「私、いけないことをしたのでしょうか。」
「い、いや、そうじゃないんだ。あまりに気持ち良くて・・・」
彼は、しばらくしゃがみこんで動きませんでした。
                ―続く―







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