晩秋の歌−23−
私は、キスをしながら、美紀に提案した。
「昨日、聞いたんだけど、この時間は、家族風呂を使って良いそうだよ。早い者勝ちだと言うんだけど、行ってみない?」
「はい。」
起き上がって窓辺に寄る。西伊豆なので、朝日は見えないが、朝日に照らされた富士山と駿河湾が美しかった。そんな景色を見ていたが、急がないと他の人が風呂を使うかも知れない。私達は、同じフロアにある浴室に向かった。幸い、風呂は空いていた。中に入って鍵をかけ、早速裸になって風呂に入る。浴室で、私達は、互いの背中を流し合った。私は、彼女の乳房を丁寧に洗った。対面になったとき、彼女が私の物に目をやり、「まあ」と驚きの声をあげた。私は、既に十分に奮い立っていたのである。
「まあ、光一さんったら。」
「だって、美紀さんがこんなに魅力的でセクシーなんだもの。」
私は、そう言いながらキスをして、抱き合った。石鹸のぬめりが、二人の身体を滑らかに滑らせる。私は、彼女の身体を引き寄せると、自分の膝の上に座らせた。私の物が彼女のお尻に触れた。私は、彼女をきつく抱き締めた。
お互いの身体の石鹼をシャワーで洗い流し、浴槽に入る。さほど大きな浴槽ではないが、二人が入るには十分な広さである。そこでも彼女を膝に乗せてキスを繰り返した。彼女の敏感な部分に手をやると、既に十分に潤っている。私は、彼女の身体を浮かせると、ひとつになった。彼女は、身体を上下させて、快感を貪っている。お湯が大きく波立った。大きな声とともに、彼女は上り詰めた。
部屋に戻ったときには9時近くになっていた。
朝食を済ませて帰路につく。その頃には、陽が高く昇っていて、海岸沿いの道路は気持ちが良かった。道路には、覆い被さるように新緑が美しく、左前方には富士山が美しく聳えている。私は、急ぐことなく、ゆっくりと車を走らせた。
高速に入ると、次第に慌ただしい雰囲気を取り戻す。首都高に入ったときには、今朝までのことが夢のようにさえ思えた。
家が近付くと、彼女と別れることが惜しいように思えた。「僕の家に寄って行きませんか」と誘ったが、彼女は、「お疲れでしょうから」と断った。
その後も、二人の逢瀬は続いていた。私は、彼女をテニスに誘い、そのあとで食事をして、身体を交えた。
―続く―