晩秋の歌−31−
私は、美香に手招きをした。美香は、当惑したような顔をしている。考えてみれば、美香が私のところに来るのは勇気がいる。私は、自分が行くべきだと悟った。私は、目で合図をして布団から抜け出し、愛の行為に耽っている美紀達の足元を通って美香のところに行った。布団をめくって、彼女の横に滑り込んだ。美香は、身体を固くしている。レズではあるが、結婚もしたいという美香は、いわゆるバイセクシャルなのだろう。男とも、女とも、愛し合うことができる。今、洋子と女同士で愛し合っている美紀もそうなのだとわかった。バイセクシャルについては、なかなか理解が難しい。私など、ホモと言えば鳥肌が立つくらいに嫌悪しているが、戦国時代の武将達の間では衆道といってごく当たり前のように行われていたらしい。織田信長と森蘭丸の関係は有名である。 今、目の前で行われているレズ行為の主役は洋子だった。美紀も美香も、洋子から誘われたのだろう。洋子は、男には興味がないようである。4人で食事をしているときの目のやり場や仕草を見れば、それがわかった。美紀がレズの道にも通じているとは、今日まで知らなかった。私との行為のときは、まるでそんな気振りも感じさせなかった。美香は、結婚したいと言うのだから男に興味はあるのだろうが、セックスの経験はないと言っていた。 私は、美香の布団に入ると、自分の方を向かせてキスをした。美香は、目を瞑ったまま、私のなすがままにしている。身体を固くしていることから、男性経験がないというのは本当のようである。手を乳房に当てると、身体をビクッと震わせた。女同士の愛には慣れている筈だから、乳房に触れられるだけで身体が震えるということは、やはり男が相手の緊張感かも知れない。 私は、美香に優しく接した。乳首を舌で優しく舐め、手を身体全体に這わせて行く。この行為は、女同士のときも同じはずである。しかし美香は身体を固くしている。しばらく愛撫を続けているうちに、徐々に体から力が抜けていくようだった。私は、彼女の敏感な部分に手を伸ばしてみた。彼女は、その瞬間脚を閉じようとしたが、私は許さなかった。彼女のそこは既に潤っていた。美紀達も、既に私達の行為に気付いているはずである。もう遠慮はいらないと思った。 私は、美香に覆い被さるようにして全身を舐め回し、手での愛撫を加えて行った。ようやく、美香の口から荒い息と喘ぎ声が聞こえて来た。彼女が十分に高ぶっているのを確認すると、ひとつになって行った。 ―続く― |