男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2021/07/03 3:33:37|小説「晩秋の歌」
晩秋の歌−41−
晩秋の歌−41−

 私は、着付けのことが気になって戸惑っていた。
「えっ、大丈夫かなあ。皺にならない?」
「上手にすれば大丈夫です。お願いします。」
 私は、彼女を寝室に誘い、ベッドの端に手をつかせた。そして晴れ着の裾を丁寧に皺にならないようにめくると、腰のところまで引き上げた。彼女の、白いお尻が眩しい。彼女の部分に手を伸ばしてみると、既に十分に濡れている。アルコールが、彼女の欲情を高ぶらせているようだった。私は、ズボンを脱ぐと、後ろからひとつになった。腰をしっかりと掴んで、律動を繰り返す。彼女の口から、大きな喘ぎ声が聞こえて来た。
 そのとき、電話のベルが鳴った。私は、無視して、愛の行為を続けた。二人が、絶頂を迎えたとき、再び電話が鳴った。
身支度を整えて電話に出たら、美紀からだった。
「先程は、ありがとうございました。」
「いえ、こちらこそ。」
「無事にお帰りになりました?」
「ええ、お蔭様で。奈々枝さんも、無事だと思います。」
「それが、奈々枝さんと連絡が取れないのです。彼女、イヤリングを落としていったのです。心配するといけないので、連絡してあげようと思うのですが。」
見ると、奈々枝の片方の耳にイヤリングがない。
「携帯は?」
「それが、電源が切られているようでして。」
「そうですか。酔っ払って寝ているのでしょうかねえ。タクシーの中でも、かなり酔っているようでしたから。」
「ところで、これから伺って良いでしょうか。私、みんなが帰って行ってから寂しくて。」
「ええ、でも食べる物が何もないんですよ。」
「大丈夫です。あなたがいてくれれば、それで十分ですから。1時間後に伺います。」
そう言って、彼女は電話を切った。
 私は、慌てた。急いで、奈々枝に事情を話した。イヤリングのことは言わなかった。奈々枝は、不満そうな顔をしたが、そう言ってもいられない。タクシーを呼んで、急かすように彼女を送り出すと、毛布の皺を伸ばし、テーブルの上を片付け、もう一度居間と寝室を見渡して痕跡がないかを確認した。
 気になるのは、香水の匂いである。とっさに匂いを消す方法を思い付かない。
                 ―続く―







2021/07/02 10:26:33|小説「晩秋の歌」
晩秋の歌−40−
晩秋の歌−40−

 美紀の秘部に手をやると彼女の身体も既に十分に潤っているのがわかったが、私は愛撫に時間をかけた。耳たぶを噛み、乳房を愛撫すると、彼女はすぐに喘ぎ声をあげた。普段は静かなのだが、美香や奈々枝への嫉妬が、感情を高ぶらせているのかも知れない。十分に時間をかけた後、私は彼女とひとつになった。彼女の反応も、今までなく激しかった。
 ことが終って居間に戻ると、洋子たちが賑やかに飲んでいた。このときも、奈々枝が私の方を睨むように見ていた。
 5人で飲んでいるとき、美紀が言った。
「お正月には、我が家にいらっしゃいません?パーティを開きたいと思いますの。」
「いいですわねえ。私、着物を着るのは久し振りです。」
洋子が、嬉しそうに言った。
 暮は、忘年会などもあって、忙しく過ごした。正月には、娘夫婦がやって来たが、泊まりもせず、すぐに帰って行った。どうやら子供のお年玉が目当てのようだった。息子の方は、赴任先の九州で正月を過ごすと言って来ていた。まだ子供がいなかったので、夫婦でゆっくり過ごしたいらしかった。
 美紀の家でのパーティは、3日に行われることになっていた。活け花の生徒や、テニスの仲間などを招待してあると言っていた。
 当日になった。私は、祝儀とワインを持って出掛けた。昼前に着くと、先客があるらしく、庭には数台の車が置かれていて、玄関に近付くと中から賑やかな声が聞こえて来た。美紀と同年配の人から、まだ20歳まで女性ばかりだった。中に、私と同年配の人もいたが、美紀の活け花の師匠と紹介された。
 昼前には、10人ほどのメンバーが揃った。みんな着物や晴れ着だったが、洋子だけは洋服にパンツ姿で、逆にそれが目立つ存在になっていた。
パーティが始まった。食事は、梅さんが作ったお節料理が主で、吸い物が添えられている。勿論、ビールやお酒、ワインなども用意されていたが、何人かの人は、車だからと言ってアルコールには手を出さなかったし、着物の人はトイレを気にしてか、あまり飲まなかった。そんな中で、いつものメンバーである洋子、美香、奈々枝は、遠慮する様子もなく飲んでいた。
 1時間ほどして、師匠の女性は帰って行った。それに合わせて、何人かの生徒は帰って行き、結局2時間ほどして残ったのは、いつもの4人だった。
「さあ、いつものように気楽にしましょう。」
美紀の言葉に、洋子が「あゝ、疲れた。ホッとしたわ。」と言いながら背伸びをする。それにみんなが笑った。
 それからしばらく飲んでいたが、みんな晴れ着なのでいつものようには行かなかった。自分で、着付けができないのである。梅さんならできるのであろうが、さすがに若い女性がそれを頼むのも気が引けるようだった。
 夕方になって、帰ることになり、タクシーを呼んでもらった。私が、立ったとき、美紀が泊まっていきませんかと小声で聞いた。そうしたいのは山々だったが、他の3人への遠慮もあって、それを断った。
 タクシーは、2台呼ばれた。1台に私が乗ると、すばやく奈々枝が横に乗り込んで来ると、みんなに言った。
「私、三橋さんと同じ方向だから、一緒に行くわ。」
美紀をはじめ、3人はキョトンとしていた。
 タクシーが私のマンションに着くと、奈々枝も一緒に降りた。かなり酔っているようで、足がふらついている。
「三橋さん、飲み直しましょう。」
私にしなだれかかるようにしながら、そう言っている。
「でも酒以外は、食べ残しのお節以外は何もないよ。」
「いいんです。私、三橋さんがいてくれれば十分です。」
 玄関を入ると、すぐに奈々枝が私にキスをして来た。私も、彼女を抱いた。僅かに香水の香りが鼻をつく。私は、彼女が欲しくなった。しかし、着付けのことが気になって躊躇していると、彼女が言った。
「三橋さん、着たままでしてください。」
                 ―続く―







2021/07/02 5:20:39|小説「晩秋の歌」
晩秋の歌−39−
晩秋の歌−39−
 
 洋子は、美紀をベッドに横たわらせると、洋服を脱がせていった。
「さあ、美香は、そっちに行って、キスしてあげるのよ。」
美香が、キスを始めると、洋子も乳首にキスをした。美紀は、横たわって二人のなすがままにしている。彼女は、私とのセックスのときも、決して大仰な反応は見せない。それは女同士のときも同じだった。二人は、美紀の全身への愛撫を続けている。僅かに美紀の口が開いて息が荒くなった。
 奈々枝は、私の横に立って3人の様子を見ていたが、いつの間にか私の手を握っていた。私も、彼女の手を握り返すと、引き寄せてキスをする。ベッドからは、美紀の小さな喘ぎ声が聞こえてきている。その声に刺激されるように、奈々枝が私に身体を絡ませてきた。私は、彼女を抱いたまま床の絨毯に横になった。彼女のスカートに手を伸ばすと、既に濡れているのがわかる。昨夜のことがあり、テニスをして来たばかりなのに、私は元気になっていた。奈々枝にせっかちに愛撫をすると、ひとつになった。ふとベッドの方を見ると、3人が私達の方を見ていたが、私と目が合うと、自分達の行為に戻って行った。
「美香も、男の人が欲しくなったんじゃない?」
そういう洋子の声が聞こえた。美香は、小さく頷いている。
「さあ、降りてしてもらいなさい。」
 美香が、ベッドから降りて来て私の横に横たわった。しかし終わったばかりの私は元気がない。それを見た奈々枝が、「こうしてあげるのよ」と言って、私の物を掴んで口に含んだ。しばらくそうされて、私が元気になる。奈々枝の方は、女同士の行為ですっかり濡れていた。私は、奈々枝の身体を一通り愛撫して、結ばれた。彼女も、少しづつ男とのセックスの歓びを覚えて来ているようであった。私の、動きが激しくなるに連れて、歓びの声を大きくしていった。
 奈々枝との行為が終ったとき、「さあ、今度は美紀先生の番よ。」という洋子の声が聞こえた。それから、私に向かって言った。
「三橋さん、ベッドを使ってください。私達はあっちで飲んでいますから、美紀先生とお二人でごゆっくりどうぞ。」
 3人の方を見ると、奈々枝がちょっと恨めしそうな顔をしていた。私は、それを無視するように、美紀の横に身体を横たえた。私は、キスをしながら、美紀の身体にゆっくりと愛撫を加えて行った。
「待った?」
私は、彼女の耳元でささやいた。
「ええ、あなたとしたかったわ。」
そう言って、私を抱き締める。
「やっぱり、君が一番素敵だ。」
「でも、美香とのときも、あなたは気持ち良さそうにしていたわ。」
「妬いているの。」
「だって・・・」
 私は、その口を塞ぐようにキスをすると、彼女の身体に没頭して行った。
                 ―続く―







2021/07/01 14:49:44|小説「晩秋の歌」
晩秋の歌−38−
晩秋の歌−38−

 その晩、奈々枝は私の家に泊まって、次の朝帰って行った。帰り際に、彼女が言った。
「また二人きりで逢いましょうね。」
 翌日のテニスのとき、私は美紀の顔を見るのに気が引けた。美紀がいるときなら良いのだが、彼女のいないところで奈々枝と身体を交えるという秘密が、私を怖気づかせていた。
「どうかなさいました?」
美紀が聞いた。自分では何気ない態度でいたと思うのだが、美紀には、私の心の変化が読み取れたようである。
「いや、何でもありません。ちょっと気になることがあって考え事をしていました。」
「それなら良いのですけど、お身体でも悪いのじゃないかと思いまして。」
「いえ、大丈夫です。すみません。」
彼女は、それ以上は聞かなかった。娘のことを心配しているのだと思ったのかも知れない。横では、奈々枝が知らん顔で、ラケットを持ったまま柔軟体操をしていた。
 私は、女の感の鋭さに驚いていた。美紀は、おっとりとした性格である。人の心の機微まで察するようにはとても思えなかった。しかし私の心理の僅かな変化に気付いている。一方、昨夜ベッドの中で激しく燃えた奈々枝の方は、何もなかったような顔をしている。テニスが始まると、そんなことは忘れたようにプレイに没頭していた。
 テニスの後は、いつものように私の家に集まってパーティである。今日は、5人が揃っていた。私がブイヤベースを作る予定だと言うと、彼女達が材料を買って来ると言った。私は、先に帰ってシャワーを浴びると、先日買って来た大きな鍋や調味料を準備しておいた。
しばらくすると4人が揃ってやって来た。
 賑やかな食事が始まる。運動の後の食事もビールも美味しかった。ブイヤベースを食べながらワインを飲んで、最後はご飯を入れて簡易リゾットにする。
食事の間は、相変わらず洋子が主役のように喋っていて、他の3人は専ら聞き役である。その間、端に座っていた奈々枝は、ときどき私の方に流し目を寄越していた。
 2時間も食べて飲んでいたとき、洋子が「さあ、今度はパーティの第2部よ。」と言って、自分から先に立って寝室に行った。寝室に入ると、洋子が言った。
「ねえ、美香。今日は、二人で美紀先生を楽しませてあげましょうよ。」
 美紀は、私の方を見て、どうしたら良いだろうかというような顔をした。私は、何も言わなかった。ここは女同士に任せるしかないのである。
                 ―続く―







2021/07/01 6:04:20|小説「晩秋の歌」
晩秋の歌−37−
晩秋の歌−37−
 
 奈々枝から女の匂いがした。私も、キスに応じた。もうなるようにするしかないと思った。
 私は、彼女を膝に乗せると、抱き締めて、今度はこっちからキスをする。舌を差し入れて絡ませるディープキスである。彼女も、私の背中を強く抱き締めていた。彼女の柔らかいお尻が、私の物を刺激した。私は、彼女を抱き上げると寝室に運んだ。
「三橋さん、好きです。」
「あゝ、僕も、奈々枝さんのことを好きだよ。とてもキュートで魅力的だ。」
愛の言葉を交わしながら、セーターの上から彼女の身体に愛撫を加えて行く。このときは、もう美紀のことは頭になかった。私は、奈々枝の身体に没頭していた。
 彼女の反応は激しかった。セーターを脱がせ、乳首にキスをしたときには、身体を震わせて歓びを表していた。更に、スカートの中に手を入れると、アア〜ッと声が漏れる。
 私は、十分に時間を使って愛撫を加えた後で、ひとつになった。このときの彼女の反応は凄かった。大きく脚を開いて私を迎え入れようとしていたし、大きな歓びの声を出していた。彼女の様子に促されるように、私は果てた。
 ことが終って、二人が抱き合って横たわっているとき、枕元にある電話が鳴った。
 電話は、美紀からだった。明日のテニスの相談だった。横には、奈々枝がシーツにくるまって横たわったまま、こっちを見ている。私は、美紀と話しながらも、さっきまでの奈々枝の喘ぎ声が、聞かれていたのではないかという錯覚に襲われていた。
5分ほどで電話は終わった。
「美紀先生ですか。」
「うん、明日のテニスの相談だったよ。」
「三橋さんは、美紀先生のことを好きなのでしょう。」
「うん、いい人だよ。彼女も、魅力的だ。」
「私と、どっちが好き。」
「う〜ん、どっちも好きだよ。」
「そんなのずるいわ。どっちか決めて。」
「今は、君の方が好きだよ。」
「今はって、やっぱりずるいわ。」
 私は、そういう彼女を黙らせるようにキスをした。彼女の若い身体は再び燃え上がった。私は、再び彼女の身体に愛撫を加えて行った。20歳の彼女は、すぐに燃え上がった。悲しいかな、還暦の私には、彼女ほどの回復力はない。唇と手で、時間をかけて愛撫を続けて行った。そんな私の様子に同情するように、彼女は私の物に手を添えてゆっくりと動かした。やっと元気になると、今度は彼女が上になってひとつになった。彼女の激しい動きに、私も再び彼女の中で果てた。
                 ―続く―







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