男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2021/08/26 18:56:50|小説「夜の釣り友」
夜の釣り友−13−
夜の釣り友−13−
 
 私は、綾乃の手を取ると、ソファに導いた。私も横に並んで座ると、キスからの愛撫を繰り返した。乳房に唇を這わせると、彼女はソファの背に背中をのけ反らせて喘いでいる。
「君が欲しい。」
私は、耳朶を軽く嚙むようにしながら囁いた。彼女は、返事こそしなかったが、決して拒んでいる様子ではなかった。
 私は、彼女の前に膝まづくと、ゆっくりと近付いて行って彼女の下着を脱がせた。白いワンピースがお腹のところだけに残っていて、それが余計に私の情欲をそそいだ。
 私は、ゆっくりと彼女に近付いてひとつになろうとした。彼女は、少し腰を引いた。それは初めての経験であることの証のように思えた。私は焦らなかった。自分の年齢が、抑制することに躊躇いをさせなかった。ゆっくりと秘部を愛撫しながら、彼女のそこが受け入れてくれるようになるのを待った。
 ひとつになったのは、10分もしたときだった。彼女は痛そうにしていたが、少しずつ進めて行った。ひとつになったとき、彼女はしっかりと私の背中を抱き締めていた。そのとき、私は弾けそうになった。それは、今までにない大きな快楽だった。しかし妊娠させてはいけないという理性が働いた。私は、彼女から離れると同時に弾けた。
 私達は、しばらく抱き合ったままでいた。
「綾乃さんはとても素敵だった。痛くなかった?」
「少し痛かったです。でも、苦痛ではありませんでした。」
「そう、それなら良かった。慣れると痛みは無くなり、気持ち良くなるんだよ。」
「わかるような気がします。」
「またしてくれる?」
「えゝ、お願いします。」
「シャワーを浴びない?一緒に。」
「はい。」
彼女は私の言葉に素直に従い、二人は裸のまま浴室に向かった。
                    ―続く―







2021/08/25 17:55:44|小説「夜の釣り友」
夜の釣り友−12−
夜の釣り友−12−
 
 私は立ち上がると、綾乃の方に歩いて行った。その間も、彼女も私の目を見続けていて、目と目が合ったままだった。私は、彼女の横に立つと、顔を両手で挟んで唇を近付けた。彼女が、目を閉じた。私は、彼女の唇に自分の唇を合わせた。
 彼女の唇は柔らかかった。ねっとりと私の唇に吸い付いて来るような柔らかさだった。私の情欲に火がついた。私は、舌を差し入れるようにして強く吸った。彼女も、私の舌に自分の舌を絡ませてきた。長いキスが続いた。
 私は、キスを続けながら、彼女の胸に手を持って行き、ワンピースの上から乳房に触れた。ワンピースを通して、彼女の乳房の柔らかさが伝わって来る。しかし、それが邪魔だと思った。私は、ワンピースの背中のジッパーを下げると、ブラジャーのフックを外した。そして手を彼女の胸に入れると、乳首に直接触れた。それは小さく可愛かった。男性を知らないものの乳首である。
 私は、彼女の上半身を脱がせると、その場で立膝になり、乳首を口に含んだ。彼女の口から、小さな喘ぎ声が漏れた。彼女は頭をのけぞらせるようにして悦びを表現していた。私は、もう一度キスをすると、額から頬、首筋にキスの雨を降らせた。手は優しく乳房を撫でていた。
 私は、彼女の手を取ると、私の股間に導いた。私の物は、十分にいきり立っている。彼女は、ちょっと驚いたようだったが、私の導くままに軽くズボンの上からそこを握るようにした。初めての経験のようだが、怖がったり、臆したりすることがなく、生来素直な性格のようだった。
 性に対しては、妙に恥ずかしがったり、臆したりする女がいるが、男にとってはいささか興ざめである。歓びは、素直に歓びとして表現する方がより良いセックスを楽しむことができる。そのためには、酒も重要な役割を果たす。少々恥ずかしがり屋でも、酒が助けてくれることが多いからである。
 そういう意味で、綾乃は容姿の美しさと併せて、性格も美しい女と言えた。私の欲望は、彼女の私の愛撫に対しての反応に、益々盛り上がっているようだった。
                    ―続く―







2021/08/24 19:06:12|小説「夜の釣り友」
夜の釣り友−11−
夜の釣り友−11−
 
 綾乃は、けっこう酒が強かった。ビールをグラスで立て続けに3杯飲んだが、平然としている。無論、私も弱い方ではない。しかし、さすがにビールの瓶が3本空いたときには、二人とも飲むペースが遅くなっていた。
 ビールの後、綾乃は私が持って行ったワインを開け、私には冷やした地元のお酒を出してくれた。このときから、ゆっくりとした会話の時間が始まった。
 私にしてみれば、綾乃の身の上が知りたかった。こんなところに一人で住んでいることも不思議だったし、どんな仕事をしているのかもはっきりわからなかった。釣りに行くのは土日が多かったので何か仕事をしているのだろうけど、それが何かは言わなかった。
 その話に触れようとすると、彼女は上手に話題をはぐらかした。私が知っているのは、彼女が最近大分から引っ越して来たことだけだった。それ以上に聞いて彼女の機嫌を損ねるのは怖かった。私は、彼女の身の上について聞くことはやめた。
 食事は楽しかった。料理は美味しいし、彼女はずっと快活で、会話の間笑顔を絶やさなかった。私の話す言葉に、ひとつひとつ相槌を打っていた。
 酔いとともに、彼女も私も饒舌になっていた。彼女も決して多弁な方ではないし、私もどっちかというと無口な方である。それを多弁にしているのは、酒の力とお互いが相手に対して好意を持っているからだと思った。
 彼女が私に好意を持っていなければ、家に呼ぶこともしないし、ましてやこうして一緒に飲んだりはしない。だから彼女が私に好意を持っていることについては疑う余地がない。
しかし、歳の差こそあれ、私達は男と女である。確かに私は彼女の父親以上の年齢であったが、男であることに変わりはない。彼女が、私を男として意識しているのか、あるいは単なる年寄りの釣り友達として意識しているのか、それがその時の私の一番の関心事だった。
お喋りをしながらも、酒は進んで行った。私は4合瓶が空きかけていたし、彼女もワインを半分ほど空けていた。
 話が途切れたとき、私は彼女の目を見詰めた。彼女も、じっと見つめ返して来た。そんな時間が長く続いたように思えたが、実際は数十秒だったのかも知れなかった。
                    ―続く―







2021/08/23 17:05:17|小説「夜の釣り友」
夜の釣り友−10−
夜の釣り友−10−
 
 綾乃の家までは2Kmちょっとの道のりである。私は、人目を避けるため国道沿いを避け狭い裏道を歩いて行った。途中でワインを買って、40分ほどで彼女の家に着いた。
 玄関のチャイムを鳴らすと、すぐに彼女が出て来た。釣りの支度をしている。私が、妻の手前釣りをしないわけにいないことを理解してのことだった。
私達は、綾乃の家のすぐ近くの堤防に行って、釣りを始めた。かなり近くでボラかスズキが水面を飛び跳ねている。二人は、並んで釣り糸を垂れた。最初はあまり釣れなかったが、しばらくすると面白いように釣れた。2時間ほどで30匹ほど釣れたので、引き上げることにした。
綾乃の家に帰ると、早速、この前のように私にシャワーを勧め、彼女は調理にかかった。キスは、半分は私のためにとっておき、残りを2人で食べることにした。他の料理はあらかじめ作っていたらしく、私がシャワーから出て来たときには、既にテーブルに並べられていた。
「ビールでも飲みながら待っていてください。私も、シャワーを浴びて来ますから。」
そう言って、私のグラスにビールを注ぐと、急いでシャワー室に入って行った。ビールを注いで行ったのは、私が遠慮して飲まずに待っていることのないようにとの心配りだった。私は、ゆっくりとビールを飲みながら、彼女が出て来るのを待った。
 シャワーから出て来た彼女は、白いワンピースを着ていた。白は相変わらずだったが、スカートの丈は幾分短く、膝小僧が見えていた。
 台所から、キスの天婦羅を運んできた彼女は、テーブルに着いた。私は、彼女のグラスにビールを注いだ。
「乾杯!」
「乾杯!」
 二人は、それから飲んだ。綾乃も、けっこうお酒は強そうで、最初のグラスは一気に開けた。
二人の楽しい晩餐の始まりである。私の胸は、これから起こるであろう二人の成り行きを思うと、期待に高鳴っていた。
                    ―続く―







2021/08/22 15:23:43|小説「夜の釣り友」
夜の釣り友−9−
夜の釣り友−9−
 
 褒められて嫌な人はいない。私が美しいと褒めたことで気を良くしたのだろう、彼女はその後ずっと笑顔を絶やさなかった。
 私は酒を飲むが、車なので飲めない。酒の無い食事はすぐに終わった。彼女が、紅茶を淹れてくれて、話が続いた。
「光岡さんは、お酒を飲みますよね。」
「そうですね。嫌いじゃないです。」
「お車でなければ飲めるのに残念ですわ。」
「でも大丈夫です。あなたといるだけで楽しいから。」
「今度、歩いていらっしゃいません?お宅からも、そんなに遠くじゃないですわ。」
「そうですね、あなたと飲めばどんなに楽しいでしょう。」
「私も、光岡さんと一緒に飲みたいです。」
「光岡さんは、どんなお酒を飲まれます?」
「何でも飲みます。お酒は、種類によってそれぞれの良さがあります。金子みすゞの詩にもあるように、みんな違ってみんないいです。綾乃さんは、何が好きですか?」
「金子みすゞの詩はいいですわね。私も、お酒なら何でもいただきます。」
「じゃあ、今度は歩いて来てみます。」
「楽しみですわ。」
 酒談義が終ったところで、私は家に帰ることにした。帰り道、運転をしながら、彼女と一緒に酒を飲んでいる姿を想像し、思わず笑い顔になっている自分に気が付いた。
 次の土曜日の午後、私は、釣り道具を持つと歩いて家を出た。車で行かないのかと聞く妻には、そこの浜で釣るので運動がてら歩いて行くと言った。嘘を言って後ろめたい気持ちにはなったが、綾乃と過ごす時間への期待の方がずっと大きく、家を出ると思わずスキップでも踏んでいるような軽い足取りになっていた。
                ―続く―







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