男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2021/08/29 18:26:31|エッセイ
強く生きる!
 団地内の道路わきに咲いていた高砂百合です。皆さんも、このくらい強く逞しく生きて行ってください。えっ、余計な心配をするより自分の心配をしろですって、失礼しました。







2021/08/29 15:50:02|エッセイ
名誉のためとはいえ・・・

 人は、名誉のためには命さえ惜しみません。あるいは、名誉を守るために人の命を奪ったりもします。
 今日は、昼前に潮の加減が良いと言うので、室積の防波堤に行って来ました。さびき釣りで鯵でも釣れれば良いと思ったのです。ところがサビキを入れると、小さなフグやスズメダイなどが群がって来るのですが、一向にそれらしい魚は釣れません。結局、かかったのは小さなフグとスズメダイ、真鯛が数匹でした。
 本来なら、「大きくなって帰っておいで」と逃がしてやるべきものです。でも、僕はそれがきませんでした。家に帰って、また坊主だったのかと侮られるのが嫌だったのです。坊主なんて、釣り名人の最も不名誉なことです。それが嫌さに、僕は幼い魚たちの命まで奪ってしまいました。
 いくら名誉のためとはいえ、これで良いのでしょうかねえ。








2021/08/29 9:11:15|エッセイ
男の長い闘い
 今朝も1時間ほど、庭の雑草取りでした。もう2週間ほどになりますが、まだ全体の7、8分の1ほどなので、まだまだこれから長い闘いが続きます。
 根から掘り返しているのですが、完全に取り除くことは不可能で、来年にはまた出て来るでしょう。とにかく長い闘いになりそうです。
 家の中で闘い、庭で闘い、男の闘いは永久に続くのです。







2021/08/28 18:08:48|小説「夜の釣り友」
夜の釣り友−15−
夜の釣り友−15−
 
 次の日の夕方、私は「友達と飲んでくる。」と言って、綾乃の家を訪ねて行った。綾乃は、私の好きな日本酒を用意して待っていてくれた。
 飲みながらお喋りをした後で、私達はこの前のように愛し合った。私は、2、3日に一度の割で彼女の家を訪ねた。そんな日がしばらく続いた。彼女は、次第に愛の歓びを知っているようだった。女が愛の歓びを覚えて行くのを見るのは、男として大きな喜びだった。私は、次に彼女と逢うのを心待ちにしていた。
 秋が深まり、瀬戸内にも木枯らしが吹くようになったある日、彼女を訪ねて行くと、彼女は不在だった。玄関のチャイムを押しても、反応がない。今までに、こんなことはなかった。私は、彼女が病気で倒れてでもいるのではないかと思い、玄関のドアを開けてみた。鍵はかかっておらず、中に入ってみたが、人のいる様子はなかった。ベッドルームや浴室を見たが、そこにも綾乃はいなかった。
 仕方なく帰ろうとしたとき、テーブルの上に封筒があった。表には、「光岡様」と書かれていた。私は、急いで封を開けて読んだ。そこにはこう書かれていた。
「光岡様、私は自分の故郷の海へ帰ります。もう二度とお会いすることはないと思います。
 私の正体は、シロギスです。私が、あなたに近付いたのは、姉の仇を討つためでした。最初のとき、あなたが釣り上げた大きなシロギスこそ、私の姉でした。彼女は、お腹に子供をかかえていました。そんな姉を釣り上げて殺したあなたが憎かったのです。私は、人間に姿を変えて貴方に近付いて寝首を掻くつもりでした。
 しかし、接してみてあなたが優しい人であることがわかりました。ましてや愛し合うようになると、私はあなたを心から愛してしまいました。姉の仇であるあなたと、私の愛するあなた、ふたつの矛盾する心の間で私は悩みました。
 あなたに抱かれながらも、常にこれではいけないと思い続けて来ました。部屋には、ナイフが隠してあって、何度あなたを刺そうと思ったことでしょう。しかし、できませんでした。
悩み悩んだ挙句、貴方を殺すことはできず、やはり帰らなければいけないと思いました。そしてこの結論に達したのです。
 あなたが健康を保たれ、奥様と仲良くお過ごしくださることを心からお祈りしています。
優しい愛をありがとうございました。
           綾乃」
 
 私は、そうだったのかと愕然とした。
 それから3日後、私は再度綾乃の家を訪ねたが、そこには家があった跡形もなく、ただ長い海岸の松林が続いているだけだった。
            ―完―







2021/08/27 15:08:43|小説「夜の釣り友」
夜の釣り友−14−
夜の釣り友−14−

 シャワーを浴びながら、私は石鹸をつけて彼女の身体を洗った。
 彼女の身体は美しかった。均整のとれた体型に、透けるような色の白さである。秘部には薄い草むらがあって、白い身体の中でその存在を強調するかのようだった。先程まで私を迎え入れてくれたところだと思うと、愛おしさを覚える。私は、石鹸の泡が付いたままの彼女の身体を抱き締めると、キスをしながら愛おしい部分に手を添えた。彼女の口から、「ああ〜ッ」という声が漏れた。
 私は、彼女の身体を流し、細い身体を抱き上げると、元のソファに連れて行った。そして再び、ひとつになった。
 二度目の行為が終ると、テーブルに着いて飲み直した。彼女は、初めての経験に幾分羞恥心を覚えているようで、無口になっていた。
 しばらく飲んでいて、時計を見ると7時を過ぎていた。外は薄暗くなり始めている。私は、家に帰ることにした。そのことを告げると、彼女は寂しそうな顔をした。その表情に、私は後ろ髪を引かれる思いであったが、これ以上ゆっくりしているわけにもいかなかった。
「また来るよ。」と言いながら出ていく私を、彼女は庭先まで送って来た。人がいないのを確認して彼女にキスをすると、もう一度「また来るよ。」と言って、彼女に背を向けた。
 家に帰ると、妻に獲物のキスを差し出した。
「あらっ、酒臭いわね。あなた、お酒を飲んで来たの?」
「うん、帰りにばったり高校時代の同級生に会ってね、それで駅前の居酒屋で飲んで来たんだ。」
「連絡をくれればよかったのに。」
「ごめん、ごめん、懐かしさについ話に夢中になって電話をするのを忘れていたよ。」
 妻は、それ以上何も言わなかったが、私は急ぐように風呂場に向かった。湯に浸かりながら、今日の綾乃とのことを思い出していた。
 風呂から出ても、次はいつ会おうか、どのように愛そうかなどと、綾乃とのことばかり考えていた。
                    ―続く―







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