朧月夜−03−
いきなり背中から抱かれて驚いた友紀が、「あっ、危ないわ。」と言った。 「いいから、包丁を置いて!」 私は、そう言うと耳から首筋にかけてキスをした。 「ああー。」 友紀が、のけ反るようになる。私はキスを続けながら、手をスカートの中に差し入れた。友紀は、キッチンの端を掴んでこらえている。私は、半分苛めるような気持ちで、手を前に回し、スカートの裾から入れた手で、ゆっくりと友紀の局部を愛撫していく。お金で買っているという気持ちもあるし、それに自分の思うような女に育てていきたいという気持ちもあって、私は妥協を許さない。いやいやをする友紀にかまわず、愛撫の手の動きを緩めない。いつしか、友紀が悩ましそうな声を出し始めていた。 私は、友紀の当惑そうな態度にもかかわらず、そのまま手を緩めなかった。左手でしきりに胸を撫でながらも、右手では友紀の秘密の部分への愛撫を続ける。友紀は、キッチンの端にしっかりと掴まったまま、体を震わせている。私は、ワンピースの裾をまくり上げ、両手でお尻を撫でながら、パンティーをパンストごと下げた。友紀は、なおもそのままの姿勢を崩さない。私は美紀のお尻を引いて、自分もズボンを下ろすと、後ろからひとつになった。ゆっくりと私の物が、友紀の中に入って行く。 友紀は経験が少ないのであろう、苦しそうに背をのけ反らした。それは友紀の部分のきつさでわかる。友紀の部分が私の物をきつく締め付けた。私は、ゆっくりと動いた。 友紀は悦びを感じるというより、むしろ苦痛のようであったが、その新鮮さが余計に私を興奮させた。私はしっかりと友紀のお尻を掴んで、腰の動きを少しずつ大きくしていく。動きをいよいよ大きくして、やがて全てを友紀の中に放った。私が離れると、友紀はそのままキッチンの前にくずおれた。 私は、友紀を抱き抱えると、リビングのソファに運び、お湯で濡らしたタオルを持って来て、さっきまで僕に大きな快楽を送ってくれていた部分を優しく拭いた。そしてそのタオルを見ると、赤いものが着いていました。鮮やかな色をした血でした。 「初めてだったんだね。」 「・・・・・」 「痛かったのだろう。」 私は、そう言いながら、優しく頬にキスをした。 友紀が、かすかに頷いた。 「でも、すぐに良くなるよ。僕が、上手に教えてあげるから。さあ、今日はおめでたい日だ、ワインを飲もう。」 ―続く― |