男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2021/12/01 13:51:22|小説「初冬の風」
初冬の風―21−
初冬の風―21−
 
 私は、自信もなく、おずおずと寿枝に話し掛けた。
「慶子は、いつも真面目にしていますか?」
「えゝ、とても真面目です。患者さんの評判も良いようです。叔父様も、ご安心くださって大丈夫ですわ。」
「そうですか、それなら安心です。でも、なぜ結婚しないのですかねえ。お母さんも、早く孫の顔が見たいと心配していましたが。」
「望みが高いのですわ。彼女、若くしてお父さんを亡くしているので、ファザーコンプレックスというか、年上の人が良いのですって。だから、若い男性を見ると頼りなく思えるみたいです。」
「ふ〜ん、そうなのかなあ。あんなにきれいなのだから、結婚しようと思えばいつでもできると思うのですけどねえ。」
「男と女の縁なんて、わかりません。いつも不思議に思います。」
 私は、話の内容から、寿枝が私達のことを疑っていないのだと思い安心した。
 そのとき、コーヒーを運んできた慶子が言った。
「二人で、ひそひそと何を話していたの?」
「ひそひそなんかじゃないわ。なぜ慶子が結婚しないのかって話していたのよ。」
「寿枝はいいわねえ。真面目で優しい旦那さんなのでしょう。羨ましいわ。」
「そうね、確かに優しいけど、男としての魅力は今ひとつなのよ。」
「どういうこと?真面目で優しければ最高じゃない。」
「真面目なのは、男としての魅力がない証拠よ。私、野性的で男っぽい人が好きなの。慶子は?」
「そうね、力強い男性っていいわね。いつも病院で患者さんを見ているからかしら、逞しい男性に憧れるわ。」
「叔父さんって、顔の色つやも良いし、きっと男らしいのでしょうね。」
 突然、話を自分の方に振られて、私は驚いた。
「叔父さんは、もう還暦を過ぎているけど、お元気よ。いつもこの上の茶臼山に登っているんですって。それに私の釣りの師匠でもあるのよ。この前なんか、何十匹ものキスを釣ったのよ。」
 そんな話をしていたが、寿枝は「夫が待っているから」と言って、1時間ほどお喋りをして帰って行った。
 私は、慶子と一緒に食器などを片付けながら、後ろから耳に息を吹きかけた。そこは、慶子が感じるところのひとつだった。
             ―続く―







2021/11/30 12:54:26|その他
初冬の風―20−
初冬の風―20−
 
 その後も、私達は山で逢い、海で逢っては、彼女の家に行って愛の行為を続けた。
 私は、妻が私達のことを気付いているのではないかと、常に気にしていた。今までに、女性関係で心配をかけるようなことはなかった。仕事一筋で真面目に生きて来たので、疑われるようなことはなかったが、私の心の中には妻に対する後ろめたさがあった。それが態度に出たりしていないかが気になった。慶子に逢うことは、考えれば大胆な行動である。いつ誰に見られるかわからないし、どんなことから発覚するかわからない。私は、大胆な行動の中にも慎重を極めた。
 師走に入ったある日、妻が父親の介護のためにしばらく宮崎の実家に帰ることになった。暮れには戻って来るという。
私は、自炊をしながら、慶子の休みの日には山で逢ってから一緒に食事をしては、身体を交えていた。
 ある日、山から帰って来て、慶子の部屋で食事を終えてキスを交わしていると玄関のチャイムが鳴った。狭いマンションなので、声が聞こえる。慶子は、ゆっくりと立ち上がり、玄関に向かった。ドアを開けると、明るい声が聞こえてきた。
「慶子、元気にしていた?」
「まあ、寿枝じゃない。どうしたの?」
「近くに来たから、寄ってみたの。あらっ、お客さん?」
「えゝ、叔父さんなの。さあ、上がって。」
 私は、その間に唇をぬぐった。口紅が着いているのではないかと思ったのだが、そのとき慶子が口紅を塗っていなかったのを思い出してホッとした。
 寿枝は、ぽっちゃりとした可愛い感じの女の子だった。慶子が、二人を紹介した。
「叔父さん、私の同級生の梶原久恵さん。周南市に住んでいるの。こちらは、私の叔父の三苫さん。一人暮らしの私を心配して、たまにこうして会いに来てくださるのよ。」
 私達は、お互いに挨拶を交わした。
「寿枝は、食事は?」
「えゝ、済ませて来たわ。」
「じゃあ、コーヒーを淹れるからちょっと待っていてね。」
そう言って、台所に立って行った。
 私は、バツが悪かった。慶子が叔父とは紹介したものの、関係を怪しまれているのではないかと思った。
             ―続く―







2021/11/29 13:49:06|小説「初冬の風」
初冬の風―19−
初冬の風―19−
 
 慶子は、性体験はあるようだったが、それほど多くはなさそうだった。それは乳首の色や、愛撫への反応から想像できた。
 私は、愛撫に十分な時間をかけた。健康な彼女は、それでもじっと歓びに耐えていた。
 私達がひとつになったのは、ベッドに移って来てから30分もしたときだった。入った瞬間、彼女は大きな悦びの声をあげた。私は、乳房への愛撫を続けながら、ゆっくりと動いた。彼女は、荒い息をしながら悦びに耐えているようだった。額には汗をかいていて、髪の毛がへばりついている。私は、次第に律動を早くした。
 私が、果てたのはそれから10分ほどしたときだった。果てた後、彼女が私の物に触りながら言った。
「三苫さんって、凄いです。こんなに元気なのですね。」
「それは、慶子さんが魅力的だからです。普通じゃ、こうはなりません。」
「そう言っていただけて嬉しいです。」
 二人は、そんなことを話しながら、しばらく抱き合ってキスを交わしていたが、そのうちに再び私に元気が戻って来た。
 私達は、再度ひとつになった。さすがにこの歳で2回目は時間がかかった。ゆっくりと愛撫を続けながら、律動を繰り返した。耳、首筋、乳首や乳房など、彼女のあらゆる性感帯に愛撫を繰り返しながら、ゆっくりとした律動を続けた。二度目に果てたときには、さすがに疲れを覚えていた。
 私は、ベッドに横たわっている彼女の乳房を撫でながら言った。
「なんて魅力的なのだろう。慶子さんは、本当にきれいだし、女性としても素晴らしいです。こんなに気持ちが良かったのは初めてです。」
「三苫さんも、男性らしく力強くて凄いです。それにとても優しいし、女のツボをよくご存じです。私も、こんなに感じたのは初めてです。」
 そう言って、再び抱き合ってキスをした。それは、今までにない濃厚なキスだった。
             ―続く―







2021/11/28 18:10:47|小説「初冬の風」
初冬の風―18−
初冬の風―18−
 
 二人は、シャワールームに入るとすぐに抱き合ってキスをした。私の物が、慶子の下腹部に触れる。私のそこは、既に十分に怒張していた。その感触に、慶子が笑いながら言った。
「三苫さんは、十分にお若いです。」
「君が、魅力的だからさ。この歳になると、家ではなかなかこうは行かないよ。」
「それは嬉しいですわ。私にも、女としての魅力があるのですね。」
「勿論ですとも。慶子さんは本当に素晴らしいです。あなたほど素晴らしい女性に会ったのは初めてです。」
「まあ、私もそんなことを言われたのは初めてです。」
彼女は、そう言って、私に抱き着くとキスをした。シャワーのお湯を浴びながらの抱擁とキスが続いたが、やがて石鹸を手に塗ると、私の身体を洗い始めた。彼女は、私の物を洗いながら言った。
「この子、随分女性を泣かせて来たのでしょうね。」
「いえいえ、とんでもない。家内以外とこんなことをするのは初めてです。」
 私は、慶子の性体験が初めてでないことはわかった。それがどんな相手だったのか気にはなるが、聞くのも野暮だった。
 私の身体を洗い終えると、今度は私が彼女の身体を洗った。きめ細かい肌に、石鹸を塗って洗う。最初は背中を洗い、次に前を洗った。肩や脇、胸をと洗って行き、乳房に石鹸を塗ると、優しく撫でるようにした。彼女は、うっとりとした表情になった。私は、思わず乳房の石鹸を流して、そこに唇を這わせた。私が、舌を転がすようにして乳首を愛撫すると、彼女は私の頭を抱くようにしていた。その手に、次第に力が入って来る。彼女の歓びが大きくなっていることがはっきりとわかった。
 そのとき、彼女の膝がガクッと折れて、その場に膝まづきそうになった。
彼女が呻くような声で言った。
「お願いですから、ベッドで・・・」
私は、黙って頷くと、彼女の身体をバスタオルで拭き、抱き抱えるようにして寝室に運んだ。彼女は、私の首に腕を巻き付けてしがみつくようにしていた。
 寝室には、赤い毛布がかけられた小さなベッドがあった。私は、彼女をベッドに横たえると、覆い被さるようにキスをしていった。
             ―続く―







2021/11/27 15:35:21|小説「初冬の風」
初冬の風―17−
初冬の風―17−
 
 ある程度飲んだところで、私は慶子の目を見詰めると、肩を抱いて自分の方に引き寄せた。彼女も、素直に私に身体を預けた。私は、キスをした。彼女も、目を瞑って受け入れてくれる。キスは、次第に濃厚なものになって行った。唇を合わせるだけでなく、舌を絡ませる。彼女も、それに応じていた。
「好きです。」
「私も・・・」
長い抱擁とキスが続いた。
 私の情欲に火がついた。私の手は、彼女の薄手のセーターの上から、乳房を撫でていた。彼女の口から、軽い喘ぎ声が漏れた。そのことが、彼女も全てを了解してくれていることを物語っていた。
 私は、彼女を抱いたまま、床の絨毯に横たわった。そのとき、彼女が言った。
「待ってください。シャワーを浴びてからにしましょう。魚臭いですわ。」
そう言えばそうである。どんなに手を洗っても、魚臭さは取れない。私達は、身体を離して、シャワーを浴びることにした。
「三苫さん、先に入ってください。」
「いや、君からどうぞ。」
「いいえ、三苫さんから。」
そんな言い争いをしているうちに彼女が言った。
「じゃあ、一緒に入りましょう。」
私は、喜んで同意した。
 二人は、その場で衣類を脱いだ。脱いでいる間にも、ときどきキスを交わす。看護師という職業柄、男の裸は見慣れているのだろう、彼女は私の裸を見ても驚くような様子はなかった。
 彼女の身体も美しかった。山歩きをしているだけに適度に筋肉はついているが、滑らかさは女性の身体である。肌は白く、肌はきめが細かく、全体に均整の取れた体型である。細身で乳房は大きくはないが、形よく並んでいる。
 私は、彼女の肩を抱くようにしてシャワールームに入った。
             ―続く―







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