男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2025/03/14 4:42:09|小説「朧月夜」
朧月夜−13−
朧月夜−13−

 友紀と私の愛撫に、翔子が大きな声で驚きの声を出した。
 私は、身体を起こして翔子の上になり、腰を進めてひとつになった。すっかり潤っている翔子の中に、私はスムースに入ることが出来た。さっき友紀の中に一度放っている私は、大きく激しく動くのだが、いつまでも果てることがない。翔子の興奮はいよいよ絶頂に達しようとしている。
 私は、そのうちに焦りを感じ始めた。それを感じ取った友紀が、私の玉の部分に手をやり、優しく包んで揉むようにしてくれた。それによって、私は一挙に達してしまう。大きな動きとともに、翔子の中に放出した。
 終わった後、さっき友紀にしたのと同じように愛撫を続け、やがてベッドから起き上がり、ソファに戻る。
「どうだった。昔の彼と比べて、良かったのかな。」
「ええ、とても素敵でした。セックスが、こんなに楽しくて気持ちいいものだと初めて知りました。」
「それは良かった。セックスって、本当に気持ちいいものなのだよ。それを変な道徳観から歪めてしまっているところがあるのだ。変な道徳観が、精神的に駄目にしてしまっているのだね。」
「今日は、本当にありがとうございました。また、時々、教えて貰っていいかしら。」
「私に黙っては、駄目よ。ちゃんとそのときは、許可を得てからにしてね。」
友紀がそう言った。
 それからしばらくお喋りをしながら飲んで、翔子は帰って行った。その日、私は友紀の求めに応じて、泊まっていくことにした。翔子とのことがあって、友紀は余計に燃え上がっていたようで、再びベッドの中で激しい愛を交わし合った。
 その後も時々、翔子が友紀のところにやって来るようになった。いつも先に友紀のところに来て、私が来るのを待っているようだった。友紀も嫌な様子は見せずに、笑顔でお喋りをしている。そんなとき、しばらくいっしょに飲みながらお喋りをして、時間が来れば3人でベッドに行き身体を交えた。最初の頃はそれぞれ別に私と体を交えていたが、そのうち3人で一緒にベッドに入るようになった。私がちょっと飲み過ぎて元気がないときなど、二人して私を元気づけてくれた。
 その日も、お喋りに夢中でつい飲み過ぎてしまい、ベッドに入ったときには私はすっかり元気がなくなっていた。先に裸になってベッドで横たわっている私に、友紀は唇にキスをし、翔子は私の物を掴んで優しくしごいてくれていた。そして口に含んで、優しく舐めてくれる。美しい二人に全身を愛撫され、私はすぐに元気になった。
               ―続く―







2025/03/13 4:07:48|小説「朧月夜」
朧月夜−12−
朧月夜−12−

 翔子は驚いたように、「まあ、すごい。」とか、「彼は、こんなにはしてくれなかったわ。」などと言っている。私が、乳首を唇で挟み、舌で転がすようにすると、友紀は見られているのを忘れたかのように声を出してよがる。そして、私の唇が友紀の茂みの部分に達すると、友紀も大きな声を出したし、翔子の方も目を瞠っていた。
 それからおもむろに身体を起こして、友紀とひとつになる。二人のひとつになった部分に目をやった翔子が、驚いたような顔をしている。私は、大きく動いたり、腰を回転させるようにしたりして、変化をつけながら律動を繰り返して行った。そんな行為のひとつひとつに、翔子は目を見張って感心している。やがて動きが激しく大きくなって、二人は最後を迎えた。友紀の額からも、私の額からも、玉のような汗がこぼれていた。
 終った後で、私は友紀の部分をゆっくりと手で愛撫しながら、乳房を口に含んで、舌で愛撫を続けた。やっと友紀が昂りから醒めたところで、ベッドから降りる。
「さあ、交替、今度は翔子さんの番だ。でも、その前にシャワーを浴びて来るよ。友紀さん、いっしょにシャワーを浴びよう。」
 友紀といっしょに浴室に行きシャワーを浴びる。二人で、汗を流していると、浴室のドアが開いて翔子が入って来た。すっかり裸である。
「私も、来ちゃった。」
ニコリと笑って、そう言う。
「じゃあ、二人で翔子さんを洗ってあげよう。」
友紀が翔子の身体に石鹸を塗り、私がタオルで擦る。
「翔子って、本当に可愛いわね。」
 そう言いながら、友紀が翔子にキスをした。最初は軽いキスだったのだが、翔子も先程のキスを見ていたからか、次第に濃厚なものになっていた。私も負けずに、翔子の胸に唇を這わせた。翔子は身体から力が抜けてしまって立っていられないようなので、浴槽の縁に座らせてから二人で愛撫を続けた。
 翔子がすっかり昂ぶったところで浴室を出て、そのまま翔子を抱いてベッドまで運び、再び愛撫を続ける。私が唇にキスをしていると、友紀は翔子の乳房にキスをしたり、秘めやかな部分を手で撫でたりしていた。
 翔子は、すぐに感じ始めた。翔子の声が次第に大きくなって行く。やがて、我慢できないように身体を捩っていたが、私達は、半分意地悪するように、愛撫の手を緩めなかった。翔子の悩ましげな顔を見ていますと、友紀にも私にも嗜虐心のようなものが湧いて来る。
「お願い、止めて!」
 翔子が叫んだ。
               ―続く―







2025/03/12 5:10:28|小説「朧月夜」
朧月夜−11−
朧月夜−11−

 友紀は、次に彼女を私に紹介した。
「こちらは学校の後輩で、翔子さん。同じ、バドミントン部にいたの。」
「翔子です。よろしくお願いします。」
ちょっとぽっちゃりした感じの翔子は、笑顔でちょこんとお辞儀をした。
「先輩の恋人って、この方だったのですか。とても素敵な方ですわね。」
 翔子は、とてもキュートで無邪気な感じの女の子だった。私が来たので、今までのお茶が酒に変わった。酒のせいもあって、その後いろいろな話に花が咲く。話は、男女問題やセックスの話に発展して行った。
「ところで、翔子さんには恋人はいるの?」
私が、聞いた。
「いえ、今はいません。ちょっと寂しいです。」
「セックスの経験は?」
「はい、何度かありますけど、あまり楽しいと思えないのです。」
「友紀さんだって、最初はあまり感じていなかったけど、今ではすっかり良くなっているよ。そうだね?」
「ええ、あなたのお陰よ。他の人と比べたことないけど、きっとこの人、上手なのよ。」
「へえ、先輩、幸せね。私も、そんないいセックスがしてみたいわ。」
「じゃあ、教えてあげようか。」
 私がそう言うと、「いいの?」っと、翔子が、友紀の方を向いて、無邪気に聞いた。
「そうね、他のところでは嫌よ。私の目の前でならいいわ。」
「いっそのこと、3人でというのはどう?」
再び、私が提案する。
「いいわ。」
友紀がそう言い、翔子が頷く。
 私と友紀は、早速立ち上がって寝室に行き、翔子を招く。
「最初、僕達のセックスがどんなものか、友紀さんとやってみるから、君は見ていて!」
「はい。」
 私は友紀を抱き上げてベッドに横たえると、キスをしながら着ているものを脱がせていく。それから、いつものように念入りな愛撫を続けていく。唇への濃密なキスから始まって、手と唇を使って、丁寧にゆっくりと愛撫を加えていくと、友紀が次第に感じ始めた。
            ―続く―







2025/03/11 4:23:30|小説「朧月夜」
朧月夜−10−
朧月夜−10−
 
 頃合いを見計らって、私は友紀の上になり、ひとつになった。今度は元気良く、結ばれることができた。私は元気を失わないように、大きく動きを続ける。友紀も、すぐに悦びの状態になり、腰を迎えるように動いてくれた。一度元気になると、こんどはお酒がいい方に作用して長続きする。元気な状態のまま、私はいつまでもいつまでも動いていた。そのことで友紀の官能はいよいよ高いところまで上り詰めて行った。
 何十分が過ぎたのだろう、私は疲れも覚えず腰の律動を繰り返していた。やがて二人のリズムが一致して、その動きが大きくなったとき、大きな快楽とともに、同時に絶頂を迎えた。私はぐったりとして、友紀の身体に自分の身体を重ねた。しばらくそうしたままでいて、やがて元の静かさを取り戻す。
「ありがとう。とても、良かったよ。」
終わった後で、私が友紀にキスをしながら言う。
「私も。こんなに激しかったあなたは初めてだわ。」
友紀も、満足そうにそう言った。
 その日、私は友紀のところに泊まった。私の腕の中の友紀も、満足そうな顔をして、静かに寝息を立てていた。
 その後も、私は週に2回くらいの割合で友紀を訪ねていた。友紀もすっかり私に打ち解けてくれていたし、私も、次第にお金では割り切れない感情を持つようになっていた。
 しかし、会う場所は友紀のマンションに限っていた。町では人目に付くおそれがあって、それは友紀のためにも、私のためにも良くないことから、外では会わないという約束になっていたのである。
 ある日、私は友紀に電話をしないまま、マンションを訪れた。その日は行かない予定だったのだが、仕事の帰り際、急に、無性に友紀に会いたくなったのである。チャイムを鳴らして、玄関に入ると、女物の靴があった。大きさから見ても、友紀のものではない。しまったと思ったが、今更、帰る訳にもいかない。
「ごめんなさい。お客さんなのよ。学生時代の後輩で、この春卒業する予定なの。遠慮する必要はないわ。いっしょに話をしていったらいいわ。」
 友紀が申し訳なさそうに言う。そのまま居間に入ると、若い女学生風の女の子が座っていた。
「私の彼なの。」
友紀が、私を紹介した。
               ―続く―







2025/03/10 4:44:49|小説「朧月夜」
朧月夜−09−
朧月夜−09−

 キスを返しながら、友紀が言った。
「お酒を、お飲みになります?」
「いや、今日は十分に飲んで来た。できれば水を一杯くれないか。」
 友紀が運んで来てくれた水を一息に飲むと、ソファに座る。友紀も、横に並んで座る。
「会いたかった。」
 そう言って、今度はゆっくりと友紀を抱いてキスをする。友紀も、しっかりと私の背中に手を回して、キスを返してくれる。友紀の身体から、軽いオードトアレの匂いが漂ってきた。その匂いが私の官能を刺激した。私は、いきなり立ち上がって友紀を抱き上げると、そのままベッドに運んだ。ベッドに下ろすと、上から被さるようにしてキスをしながら、着ている物を脱がせて行く。
 友紀を裸にしながら、自分も着ている物を脱いだ。二人ともすっかり裸になると、私は、友紀の全身を愛撫していった。友紀も私を待っていてくれたのだろう、すぐに燃え上がった。私も気持ちは十分に燃え上がっているので、すぐにひとつになろうとするのだが、いざとなったとき自分の物が元気が出ない。今までにこんなことはなかったので、私は焦りを覚えた。ところが、焦れば焦るほど、自分の物が言うことをきかないのである。友紀が、「どうしたの?」と言うような顔をして私の方を見た。
「ちょっと飲み過ぎたみたいだ。」
「駄目なの?」
友紀が、寂しそうに言う。
「こんなこと、自分でも初めてなんだ。ねえ、君の手で元気にしてくれないか。」
「どうすればいいの?」
「手で、優しくしごいて欲しいんだ。」
 友紀は、言われるまま私の物を掴んで、優しく上下に動かした。私の物は少し大きさを増したが、まだ固くなるところまで行かない。それでも私は起き上がって友紀に挑むが、すぐに元気を失ってしまう。
「もう一度、頼む。今度は、口も使ってくれないか。」
仰向けになった、私が言った。友紀はちょっと驚いたような顔をしたが、すぐに覚悟を決めたように私の物を手で掴むと、口に含んだ。
「舌を使って、優しく舐めるようにするんだ。」
 友紀は、私の言葉に忠実に従って、優しく舌で愛撫してくれた。頭のいい友紀であるから、私がどうすれば元気になるか、反応を見ながら工夫をして愛撫を続けてくれる。大きく口に含んで、舌をねっとりと絡ませるようにして、愛撫を続ける。そんな友紀の優しい愛撫のせいで、私の物はすぐに元気になった。
               ―続く―