男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2025/03/19 1:23:14|小説「朧月夜」
朧月夜−18−
朧月夜−18−

 何度か努力を繰り返すが、どうしても元気な状態で友紀と交わることができない。
 私は、意を決して、友紀だけでも行って貰うことにした。身体を起こして、ベッドに横たわっている友紀にもう一度最初から愛撫を繰り返した。唇へのキスから始まって、手で乳房を撫でながら、次第に舌で耳、首筋、肩、腕そして乳房をと舐めていく。乳房、乳首は、特に入念に愛撫した。乳首を唇で挟み、舌先で転がすと、友紀はやるせなさそうに身体を捩り、声を漏らした。それでも私は愛撫を緩めなかった。そのとき、手は友紀の下半身に移していた。友紀の部分は、愛液ですっかり潤っていた。やがて唇を下半身に移していき、いったん脚から、足先まで唇を這わせたあとで、今度は一番敏感な部分に舌を這わせた。唇で友紀の部分全体をくわえるようにして、舌を中に差し込んだ。いよいよ友紀の性感が高ぶったと見ると、私は人差し指と中指を揃えて、友紀の中に挿入した。唇で友紀のクリトリスをくわえて舌でなぞりながら、指の注挿を繰り返した。友紀の部分はすっかり興奮の極致に達していて、まるでお風呂上がりのように濡れそぼっている。私は指の動きを大きくして、中をかき混ぜるようにした。友紀が、今までになかったような大きな声を出して身体を硬直させたかと思うと、そのままグッタリとしてしまう。全身から完全に力が抜けてしまっている。私は、一瞬どうしたのかと心配になったが、お腹がゆっくりと波打っていることからあまりの快感に失神してしまったのだとわかった。
 しばらくして、友紀が我に帰った。
「私、どうしてしまったのかしら。」
「悦びが大き過ぎて、意識を失ってしまったんだよ。」
「まあ、恥ずかしいわ。」
「恥ずかしいことなんかないさ。君が、そこまで悦んでくれるなんて嬉しいよ。でも、僕の物で悦ばせてあげられなかったのが残念だけどね。」
「私、失神したのは初めてです。セックスがこんなに素敵なものだとは思わなかった。」
「これで君は本当の女の悦びを知ったんだよ。おめでとう。」
「ありがとう。あなたのお陰よ。でも、あなたに行って貰えなかったのは残念だわ。」
「それは自業自得なんだ。ちょっと飲み過ぎてしまったようだ。」
 それからしばらく二人は軽い眠りに就いた。
 心地よいまどろみに浮かんでいると、ふと下半身に快感が湧いてきた。目を覚まして見ると、友紀が僕の物に手を添えて、軽く口に含み、舌をねっとりと絡ませるようにして刺激を加えている。
               ―続く―







2025/03/18 6:29:06|小説「朧月夜」
朧月夜−17−
朧月夜−17−


 その後も、事務服や看護師、スチュワーデスの姿をさせたり、セーラー服を着せることもあったし、ウエディング・ドレスを着せたこともあった。さすがセーラー服や、ウエディング・ドレスのときは、恥ずかしそうにしていたが、私に逆らえないことを知っているので、すぐに着替えた。
 そんなとき、私は異常に興奮したし、私の興奮に呼応するように友紀も燃え上がっていたように思う。あるときなどは、友紀の会社での受付嬢の制服を着せたことがあった。ウエディング・ドレスのときは興奮した。友紀のドレスのスカートの中に頭から潜り込んで、秘密の部分を唇で愛撫をした後、私はドレスを脱がせることなく、ベッドに手をつかせて後ろから交わっていた。このときは、二人ともひときわ喜びが大きかったように思う。
 美しくスタイルのいい友紀には、何を着せてもよく似合った。若さと美しさがあるだけに、それに様々な衣装を着せると余計に私の性感を刺激した。
 人類は暖を取るために衣類を身に着けるようになったのであるが、いつしかそれが体を飾るためのものになり、やがてはそれがセックス・アピールの道具にさえなっていたのである。
 しばらくの間、私は友紀にいろいろな制服やコスチュームを着せては、刺激を楽しんでいた。しかし、それさえも同じことを続けていればマンネリ化してしまう。いつしか私達は、普通の行為に戻っていた。もともと聡明で魅力的な友紀のことである。普通のセックスでも、私は十分に欲望を満たすことができた。しかし年齢のせいもあり、お酒を飲んだときなどはかなり肉体的に弱くなっていた。
 その日も、友紀のマンションを訪れ、しばらく飲んでいたが、楽しい会話につい飲み過ぎていた。たまたま友紀が新鮮なイカとウニや刺身があったからと言って、自家製の塩からと刺身を出してくれた。私は日本酒をお燗にして貰って、友紀といっしょに飲んだのだが、料理のおいしさもあってつい飲み過ぎてしまったのだった。
 お酒の時間が終わって、ベッドに入る。私が愛撫を加えると、お酒のせいもあって友紀はすぐに感じ始めた。一方、私の方は、友紀と結ばれようとしても自分の物がなかなか元気にならない。友紀がこの前のときのように、手でしごいたり、口に含んだりしてくれるとそのときは元気になるのだが、いざひとつになろうとすると萎えてしまうのである。私は、焦った。
 私のセックスに対する考え方ははっきりしている。セックスは、二人して楽しまなければならない。男が一方的に満足すればいいなんて思うのは、私にとっては許されないことである。勿論、女性も、男性を楽しませるための努力が必要である。そのことは長い二人の交わりの中で、友紀十分に理解してくれていた。
               ―続く―







2025/03/17 6:22:40|小説「朧月夜」
朧月夜−16−
朧月夜−16−

 玄関に入ってすぐにキスをし、そのまま寝室に向かう。私は紙袋を出して、「今日は、これを着て欲しいんだ。」と友紀に言った。友紀は、「何かしら。」と言いながら、紙袋からコスチュームを取り出して見て、ポッと顔を赤らめた。
「ねえ、ここで着替えてみてよ。」
「えっ、まさか私が!」
「そうだ。」
「嫌よ、こんなの。恥ずかしいわ。」
「着るんだ。」
しぶしぶ、友紀は僕の言葉に従った。
「恥ずかしいわ、あっちを向いていてくださる?」
「いや、駄目だ。僕の目の前で着替えるんだ。」
 友紀は、恥ずかしそうにしながらワンピースを脱いで、コスチュームを身に着けた。短いスコートから、白くて細い脚がスラリと伸びている。その姿を見ると、私は思わず膝まづいて、友紀の脚を抱き内股に口づけをした。友紀はちょっとびっくりした様子だったが、私の興奮している様子に安心したように、私の頭を優しく抱いた。私は、内股にゆっくりと唇を這わせて行き、やがてスコートの中にすっぽりと頭を入れると脚の付け根の部分を舌で愛撫して行った。友紀も、私の興奮に刺激されるように、息を荒くしていった。
 私はいったん身体を離すと、友紀を抱き上げてベッドに下ろした。そしてコスチュームの上から乳房を揉みながら、唇を重ねる。後は、いつもの手順なのだが、このときの興奮はいつもの何倍も大きく、私の物はすっかり大きく固くなっていた。ミニのスコートの中に手を差し入れ、友紀の部分を優しく愛撫していく。
 友紀も、同じように興奮しているらしく、いつもより大きな声を出している。そんな友紀の姿に、私は我慢できなくなる。いったんベッドから下ろすと、端に手をついてこちらにお尻を向けさせ、後ろから友紀の腰を掴むと、パンティーを下ろして自分の物に手を添えてひとつになる。固く大きくなった私の物が、一気に友紀の奥まで到達する。友紀もその刺激にお尻を振るようにする。それが、私により大きな刺激を送り込んで来る。私が激しく大きく動くと、あっという間に絶頂に達してしまう。友紀も、私の快感の大きさに影響されてか、僕に合わせるようにオルガスムに達していた。
 その日から、私は友紀にいろいろなコスチュームを着せてセックスを楽しむようになった。友紀も、すっかりそのことに慣れていった。
               ―続く―







2025/03/16 4:40:41|小説「朧月夜」
朧月夜−15−
朧月夜−15−

 翔子が来始めてから3ヶ月ほどしたときである。私が友紀を訪ねて行くと、やはり翔子がいた。同じように3人で楽しんだのだが、このときの翔子のプレイはとても激しく積極的だった。終わった後、くつろいでいるとき、翔子が言った。
「実は、今日は私のセックス授業の卒業式のつもりでした。私、恋人ができました。いろいろ教えて頂いたお陰で、十分にセックスを楽しむことができるようになりました。これからは、彼と楽しむことにします。本当に長い間、ありがとうございました。」
翔子の話し振りは、淡々としたものだった。
「そう、本当におめでとう。良かったね。」
「翔子さんのセックス、とても魅力的で素敵だよ。見事に卒業だ。彼と、本当のセックスの悦びを分かち合って下さい。」
私と、美紀は、口々に祝いの言葉を返した。そして、翔子と彼の幸せを祈って、3人で乾杯をした。
その後も私は週に2回くらいの割合で友紀を訪ねていたが、私が翔子と会うことはなかった。友紀の方も、彼女のことを話題にすることはなかったので、いつしか彼女は遠い想い出の人になっていた。
 それにしても、最近の若い人の行動力には驚かされたものだった。私は、その後も友紀を訪ねては身体を交えたが、あんなに魅力的な友紀とでも、いつしか倦怠期のようなものが訪れていた。最初は一晩に2回でも3回でも行けたのが、そのうちに1回だけになることが多くなっていた。そんなときは、体位や場所を変えたりした。ベッドの上だけではなく、お風呂場で交わったり、あるいは最初のときのように台所や居間で後ろから交わることもあった。すっかり私の身体に馴染んだ友紀は、私の言うことには素直に従ってくれていた。
 あるとき、私達はソファで愛し合い、友紀とひとつになったまま抱き合った状態で立ち上がり、そのまま歩きながら愛の行為を続けた。新しい体位も、そんなにあるものではない。私は、何か工夫が必要だと感じていた。
 私は、ある一計を思いついた。最近、いろいろな女性の制服姿に、興奮を覚えることがある。友紀に、何か制服を着せてみようと思い付いたのである。
 新宿の歌舞伎町に行くと、いろいろなコスチュームを置いてレンタルしている店がある。もちろん、その道のマニア用なのであるが、私は、そこに行って、何か友紀に着せるものはないかと探した。看護婦やスチュワーデス、チアガールなどのコスチュームが色とりどりに棚に飾られている。中にはウエディング・ドレスも置いてあった。私は、しばらく迷った末、チアガールのコスチュームを借りて店を出、そのまま友紀のマンションに向かった。
               ―続く―







2025/03/15 5:10:17|小説「朧月夜」
朧月夜−14−
朧月夜−14−

「まあ、こんなに大きく元気になって、本当に可愛いわね。」
翔子が、私の物に頬擦りをしながら言う。
「さあ、準備が出来ました。友紀お姉さんからどうぞ。」
友紀がパンティーを脱ぎ、キャミソール姿で私の上に跨る。そして翔子が手を添えている私の物に焦点を合わせると、ゆっくりと腰を沈めた。その間、翔子は私の唇にキスを続けている。友紀が、ゆっくりと腰を回転させるようにする。そこから送られて来る快感は言葉に表しようがないくらい大きく、私はすぐに頂点に達した。
「まだ、行っちゃあ駄目よ。そんなに早く行くと、友紀お姉さんが可哀相だわ。」
 その言葉に、私は手を友紀の胸に当てて、おっぱいを優しく揉む。友紀もすぐに快感の極致に達したようであった。友紀の腰の動きと、下から突き上げる私の腰の動きのリズムが一致したとき、友紀の口から大きな声が出て、二人は最後のときを迎える。身体を離して横たわる友紀の胸に、翔子が唇を這わせる。その姿を見たとき、私はこのまま女同士で愛し合う姿を見たいと思い、「ねえ、二人でこのまま愛し合ってごらん。」と言った。
 翔子はかすかに頷くと、そのまま友紀の唇にキスをした。そして乳房を愛撫していた手をゆっくりとお腹から友紀の部分へと移動させて行った。さっきまで私と結ばれていた友紀の部分は、十分に潤ったままである。翔子は、そこに指を差し入れると、優しく中を混ぜるようにした。そのときも親指で一番敏感な部分を優しく撫でている。その感覚が、女でなければ知ることのできない優しさを秘めていた。友紀は、口を半ば開いて、自分を失ったように快感に身を委ねている。やがて翔子は、身体をずらして友紀の部分に口づけをすると、優しく舌で舐めて行った。
 私は横たわったまま二人の愛の行為を見つめていたが、その姿に興奮を覚え、起き上がると翔子のお尻を掴みながら近づいて自分の物を挿入した。翔子の口から、「ウッ」という声が出た。私が動き始めると、翔子も感じてきて身体をくねらせる。手はしっかりと友紀の乳房を掴んで、強く揉むようにする。私と翔子が行く瞬間、友紀も大きな声を出して、3人が同時に絶頂に達していた。
 その後も、何回か3人でいっしょに過ごすことがあった。翔子も、すっかり私達の仲間になってセックスを楽しんでいた。
               ―続く―