男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2025/03/28 4:33:42|エッセイ
それはないよ!
 W君の奥さんは、会津生まれの色白美人です。
 岐阜にいた頃のある日、W君夫妻を呼んで4人で飲みました。二人とも、会津の人らしくかなり酒豪です。しばらく飲んで、酔いが回った頃、ちょっとだけ酔っていた奥さんが言いました。
「私は、酔っぱらうと裸になる癖があるの。自分でも、本当に悪い癖だと思う。だから、これ以上あまり飲みたくない。でもワインは好きだから、ワインを出されるとつい飲んでしまうのよ。」
 それを聞いた僕は、家にあったワインを全部持って来て、彼女に勧めました。さすが酒豪の彼女、ワインのグラスをグイグイ空けて行きます。彼女も酔って来たようで、だんだん呂ろ律れつが回らなくなっています。僕は、裸になるのももうすぐだと思いながらグラスにワインを注ぎ続けました。しかし、一向に服を脱ぐような気配はありません。
 そして2〜3本あったワインの最後のボトルが空になったとき、彼女達は「ご馳走様」と言って帰って行きました。
 下心を持っている男性諸氏よ、酔っているときの女性の言葉を鵜吞みにしないようしましょう。







2025/03/27 4:13:24|エッセイ
酒の効用
 酒は人の心を高揚させてくれます。その昔、ラブレターを書くとき、酒を飲んで書くと、情熱的な文章がどんどん浮かんできました。一生懸命書いたのですが、翌日素面(しらふ)になって読み返してみると、赤面してしまうような文章ばかりで、思わず破ったことが何回かありました。
 今、こうしてエッセイを書いていてもそうです。普段はなかなかアイデアが浮かばないのですが、ちょっと飲んでパソコンに向かうと、どんどん筆が進みます。でも翌日見ると、ボツにしてしまうものがたくさんあります。
 酒は、理性を捨てて、情熱を呼び起こすようで、アイデアは出て来るのですが、内容的にも文章的にも酷いものが多いです。
 そうしてみると、女性を口説いたり、恋を語るときは、お互いにちょっと飲んでいた方が良さそうです。
 恋に理性は邪魔ですから。







2025/03/26 13:01:17|エッセイ
世界を山分け?
 先日のNHKのニュース解説で、トランプは世界を3つの大国で山分けしようとしているのではないかと言っていました。
 トランプが南北アメリカを、プーチンがヨーロッパを、習近平がアジアを支配すると言うのです。
 少なくともトランプが言っていることにはその兆候が伺えます。カナダをアメリカの州のひとつにするとか、アイスランドを編入するとか、パナマ運河の主権を主張するなどは、まさに国家間の主権を侵すとんでもない発言です。
 極めて単純な発言ですが、怖いのは自国の利益に訴えており国民受けして支持は受け、それが実現の方向に向かうことです。
 我が国も、アメリカべったりでいると、いつ裏切られて中国に売られるかわかりません。かってキッシンジャーによって、頭越しにアメリカは台湾を捨てて中国を承認しました。
 プーチンも習近平も独裁的で、同じような野望は持っているでしょうから、放っておけばその通りになりかねません。我が国の立場をキチンと主張できる安倍さんのような政治家・総理に出て来て欲しいものです。
 すみません、今日も真面目な僕の本性が出てしまいました。







2025/03/26 6:21:14|エッセイ
腸内細菌
 昨日のNHKの番組「フロンティア」で、人類の食文化について放送していました。
 人類の食文化は、狩猟による肉食から始まったと思われていましたが、考古学の研究の結果最初は炭水化物が多い木の実や植物の根などを食べていたようです。
 パプアニューギニアでは、肉などは食べずサツマイモだけを食べて暮らしている山岳民族がいます。彼等は、筋肉隆々の体格をしています。これには研究者が驚きました。調べた結果、腸内細菌によってたんぱく質と同じ効果が出るようになっていました。腸内細菌によって、食べ物の栄養素の成分が変わっていたのです。
 今、ダイエットのために炭水化物の摂取を控える人がいますが、人によって腸内細菌の種類が違うので、効果がない人もいると言います。自分がどのような腸内細菌を持っているかはわからないので、炭水化物、脂肪、たんぱく質をバランスよく摂ることになります。
 ダイエットを目指している皆さん、僕のような均整の取れた美しい身体を作りたければ、バランスの良い食事をされることをお勧めします。







2025/03/26 4:43:26|エッセイ
続・おとぎ話
 悪い女猟師に捕まった可愛い小鳥は籠に入れられたまま、不自由な日々を送っていました。餌は与えられるものの、籠の外に出ることはできません。外で可愛いメスの鳥が飛んでいても、近付くことさえできないのです。
 しかしあるとき、飼い主の女がちょっと目を離したスキに、籠から飛び出すことができました。小鳥は一生懸命飛んで、遠く遠く日向の国(今の宮崎県)まで逃げました。
 そこは暖かく、冬も雪が降りません。楽園のような国には、たくさんの小鳥がいて、みんな親切にしてくれました。逃げた小鳥は、そこで初めて自由のありがたさを味わいました。優しいメスたちに囲まれてとても幸せでした。
 しかし幸せは長くは続かないものです。小鳥の居場所を見つけた飼い主の猟師が追い掛けて来て再び捕まえてしまったのです。
 小鳥は今日も籠の中、悲しい毎日が続いているのです。