男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2023/05/31 4:52:05|エッセイ
タガメ
 テレビで、タガメについて放映していました。タガメは里山の田んぼなどに生息する体長5、6センチほどの水生昆虫で、獰猛な水中のハンターと言われています。
 映像では最初に、泳いで来た自分より大きいトノサマガエルを素早い動きで掴まえ、お腹に針を刺してしびれ薬と消化液を注入し、ゆっくりと融けた肉を吸って行く様子を流していました。次には、身体のヌルヌルした泥鰌(どじょう)を掴まえて食べる映像が紹介されていました。がっちりとカマで掴まえて、抑え込んで食べていました。
 圧巻は最後の映像で、体長20cmもあるマムシを掴まえるのです。マムシも猛毒を持つ蛇、それを前足のカマで掴まえて格闘が続きますが、3分後にはマムシの方が動かなくなっていました。
 小さな昆虫が、何十倍もある生き物を掴まえて痺れさせ、食べてしまう姿は、まさに驚きです。
 人間にも似たケースがあります。我が飼い主さんは、身体も大きく力も強い僕を捕まえてがんじがらめにし動けないようにして、給料をそっくり吸い取っています。







2023/05/30 7:14:15|季節の花と写真
雨
 中国地方も梅雨入りしたとのこと、今日も一日けっこう降る予報で、しばらく雨の日が続きそうです。
 こんな日は、ミニバイクや自転車が行動手段の僕は、身動きが取れず、山にも海にも畑にも行けません。
 昔から、「土方殺すに刃物はいらぬ。雨の3日も降ればよい。」と言われて来ましたが、僕も同じです。
 今日は、何をして過ごしますかねえ・・・・・
 庭の紫陽花は、雨に元気です。







2023/05/30 4:50:41|エッセイ
それぞれの生き方
 カナダの西海岸の川に、産卵のためにたくさんのベニザケが遡上して来ます。ここでは、メスをめぐるオスたちの激しい戦いが繰り広げられます。
 ベニーと名付けられた1匹のオスのベニザケがいました。ベニーは、パートナーのために川底に穴(産卵床)を掘ります。そこに他のオスがやって来て、メスを横取りするために、ベニーを攻撃し始めました。次から次へとやって来て、咬みついたり、体当たりをして攻撃します。メスは、じっとその様子を見ています。
 最初の日は5匹の攻撃にも負けず闘っていたベニーですが、翌日には疲れのせいか劣勢になってしまいます。そのとき、メスがベニーを攻撃しました。弱ったオスに用はないと、追い払ったのです。
 強いオスがメスの気を引き、産卵にこぎつけます。産卵の瞬間、横から比較的小さいオスが割り込んで来て、精子を振りかけました。自分では努力も闘いもせずに、楽して子孫を残そうとしたのです。力で闘うものと、横からちゃっかり失礼するもの、鮭にもいろいろいます。
 どこの世界にも、要領が良いのがいるのです。







2023/05/29 4:13:48|エッセイ
トランスジェンダー
 今、日本人の13人に1人が、LGBTだと言います。レズビアン、ゲイ、バイセクシャル(両性愛)、トランスジェンダー(性転換)の頭文字を取ったものです。
 佐渡島の海に、頭に大きなこぶのある魚コブダイが棲んでいます。
 ここに「弁慶」と名付けられた伝説のコブダイがいました。推定年齢3〜40歳、20年以上にわたってボスの座を占めていました。ところがあるときから「弁慶」の姿が見えなくなり、代わって「大和」がボスの座を占めるようになりました。
 5年前まで「大和」はメスでした。それが今ではオスとして縄張りを占め、メスを従えているのです。コブダイは産まれたときはみんなメスですが、大きくなるとオスに性転換をするトランスジェンダーなのです。
 これに近い状態は、人間の世界でもしばしば見られます。最初は女らしくしていても、結婚して子供ができると、だんだん男みたいになって、やがてボスの地位を占めるようになってしまうのです。我が家でずっと観察して来ましたから、間違いありません。







2023/05/28 4:37:27|その他
カッコウ
 カッコウは、夏の鳥です。高原などに行って、明け方にカッコウの嗚き声を聞くと、ああ高原に来たんだなあというロマンチックな気分にさせられます。
 カッコウには、託卵(たくらん)というおよそロマンとはかけ離れた習性があります。
 オオヨシキリは、カッコウに比べると随分小型の鳥で、川原の葦の茂みに巣を作ります。カッコウは、オオヨシキリが巣を作るのをじっと見ています。オオヨシキリが追い払っても、逃げないで見ています。そしてオオヨシキリがちょっと巣を離れた隙に、オオヨシキリの巣に、自分の卵を産みつけます。カッコウの卵は、オオヨシキリの卵より大きくて、早く孵化します。
 孵化したカッコウの雛の最初の仕事は、オオヨシキリの卵を巣から捨てることです。まだ毛も生えず目も見えないでよろよろしている雛がしていることは、その残酷さに比べて、滑稽にさえ見えます。
 オオヨシキリが見ているにもかかわらず平気でその巣に卵を産みつける親も親なら、生まれてすぐにヨシキリの卵を捨ててしまう雛も雛です。
 努力しないで子育てをするには、それなりの知恵と図々しさが必要です。人間社会にも、詐欺師のように働かずに楽して生きて行こうとする人がいますね。