男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2023/07/26 5:25:46|その他
性
 男と女の問題を語るとき、セックスの問題を抜きにすることはできません。
 古今東西、セックスはみんなの関心を引いて来たというか、好きだったのです。その証拠に、コロンブスがアメリカ大陸を発見してから、僅か百年もしないうちに、現地の風土病である梅毒が、日本にもやって来ていました。男達は勿論のこと、娼婦も貴族の女性も含めて、みんなセックスが大好きだったのです。
 ところが、セックスも、好きな度合いが人によって違います。
 夫がセックスをしたがらないとか、妻が拒んで困るといった夫婦間の性の悩みを打ち明ける身の上相談もしばしば見られます。
 あんなに気持ちの良いことでも、人によって個人差があるのですねえ。







2023/07/25 15:28:36|その他
暑い!

 今日も暑いです。畑から茶臼山に登ったら、朝の10時前にもかかわらず、山頂の気温は28度、この暑さでどっと疲れました。
 帰って来てから早速飲むことにしました。今日のアテは、鶏肉を塩・胡椒で焼いたものです。シンプルな味付けですが、これが好きです。塩は、人類が見つけた最初で最高の調味料ですね。








2023/07/25 14:14:34|小説「漂流記」
漂流記−7−
 紗智子は、話を続けた。
「でも、あなたとこうしてこの島で暮らすようになって、わたしの中に違うものが芽生えたの。男に対する興味のようなものを覚えたわ。あなたを見て、男の中にも素晴らしい人がいるんだってわかったの。」
「・・・・・」
 俺は、黙って紗智子の話を聞いていた。
「あなたはわたしの命の恩人だわ。今回の遭難で助けてくれたと言うより、わたしを女として目覚めさせてくれた恩人という意味なの。今、改めてお礼を言うわ。」
「恩人だなんて言われるなんて思わなかったな。俺は、不器用な人間だし、それはともかくとして、ここを何とか脱出することを考えなければ・・・・・。」
「いいの、無理することはないわ。わたしは、ここで生まれ変わったの。ここでなら楽しく充実して過ごせるわ。ピーコもいるしね。」
「そうもいかないよ。近くを船でも通ってくれるといいのだが。」
「そうね。でも、無理をしなくていいのよ。気長に待ちましょう。」
 俺は、沖を船が通ったときに見つけてくれるようにと、ヨットの帆を岬の突端に立てていた。
 それから2週間ほどしたときである。海岸で魚釣りをしていた紗智子が俺の方に走って来ながら、沖の方を指差し、「ねえ、見て!」と大きな声で言った。
 沖を見ると、大きな貨物船が停泊していて、ボートがこっちにやって来ている。
「見つけてくれたんだ。俺達、帰れるんだ。」
「でも、わたし帰りたくないわ。」
 紗智子の言葉に、俺は驚いた。
「何を言うんだ。こんなところで一生暮らすわけにはいかないよ。」
「でもわたし、ここで幸せを見つけたのよ。東京に戻ると、また元の生活に戻らなければならないわ。あんな欺瞞に満ちた生活に戻りたくはないわ。」
「君は東京に戻って元の生活に戻り、そこで新しい幸せを見つけるんだ。君ならきっと見つけられるよ。」
「嫌よ、帰りたくない。」
「我が儘を言うんじゃあない。」
 俺が強い語調で言った。
 紗智子は、目に涙を浮かべている。その間にも、ボートはどんどん近づいて来て、やがてエンジンの音が聞こえてきていた。
                 ―続く―







2023/07/25 4:11:11|エッセイ
タイミング
 相手を自分の意志に従わせるには、呼吸(タイミング)が大事です。商売にしても、恋人を口説く場合でも同じです。
 その昔、上野のアメ横を歩いていた時のこと、通りの一角にふうてんの寅さん風の男が、露店で腕時計を売っていました。見るからに立派な時計ですが、どれでも千円だといいます。
 僕は、それを見ながらいろいろと考えました。
「今、時計は持っているが、安いからと買ってふたつあっても仕方がない。 」とか、「どうしたら千円で売れる時計が作れるのだろう。」とか、「このおじさん、果たして儲けはあるのだろうか、一体仕入れはいくらなのだろう。」などなど・・・
 10分も考えていたでしょうか、機が熟したと見たのでしょう、寅さん風のオヤジが言いました。
「兄ちゃん!たかが千円で考えるなよ。」
僕は、その勢いに負けて、その場で時計を買いました。
 女性を口説くときもタイミングが大事です。それを間違えると、失敗してしまいます。相手と知り合い、気持ちが自分になびいて来たと感じたら機を失せずに口説くことが大事です。考えていたのでは駄目で、タイミングと勢いこそが重要な決め手になるのです。
 時計屋のオヤジはその辺の呼吸をしっかりと掴んでいて、見事、僕に時計を買わせました。しかし、一と月ほどして、その時計は針が外れて壊れました。







2023/07/24 15:24:20|その他
漂流記−6−
 ある日、俺がオームを捕まえた。無人島だからだろう、まるで人を警戒しないオームを捕まえるのは比較的簡単だった。そっと近づいて手を差し伸べると、向こうから手の上に乗って来たのである。捕まえたオームの足を紐でしばって肩に留まらせると、おとなしくしている。俺は、そのオームを紗智子に渡した。
 紗智子は、そのオームがとても気に入ったようで、オームを得てからの紗智子は、人が違ったように明るくなった。一日中、いっしょにいて、言葉を教えたり、バナナなどの餌を与えたりしていた。オームの方も、そんな紗智子によく懐いた。
 今では、紐をしなくても逃げ出したりしないし、たまに飛んで行っても、お腹が空くとすぐに帰って来た。
 紗智子はオームに”ピーコ”と名付けた。名前を付けるとき、「ねえ、私、この子ピーコって名前にしたいんだけどいいかしら。」と俺に聞いた。俺は、黙って頷いた。
 この頃、紗智子は俺の話し掛けに対しても素直に応じていたし、釣りや焚き火などの仕事の手伝いも積極的にしてくれるようになっていた。
 ある晩のことである。隣に寝ていた紗智子が起き上がって、俺の背中に手を当てながら「ねえ、わたしを抱いて!」と言った。俺は、ちょっと驚いた。今までに、紗智子がセックスに興味を抱いているような素振りはまるで見えず、俺はむしろ、男嫌いではないかと思っていたのである。
 俺は体を反転させて、紗智子の方に向き、しばらく顔を見合わせた。目と目が合う。俺は、紗智子の手を取ってゆっくりと引き寄せた。紗智子の体が俺の上に倒れた。俺は、紗智子さ抱き締め、キスをする。紗智子もしっかりと俺の唇に合わせていた。それから二人が結ばれるのに、時間はかからなかった。
 南国の浜辺近く、空には明るい月が照っていた。結ばれた後の二人は、仰向けに並んで寝ころび、月を眺めていた。
「わたしね、男の人とこうなったのは初めてなの。」
紗智子が静かに言う。
「わたし、今まで男の人は嫌いだったの。わたしの母は、父とは正式に結婚していないの。早く言えばお妾さんなのよ。それでわたしがまだ小さい頃、時折やって来る父は母と寝るためだけだったわ。そんな父を見ていたわたしは男って本当に嫌らしいものだと思い込んでいたの。それに比べると、女は弱いしそんなところが好きなの。わたしは、同性愛の世界に入り込んで行ったわ。新宿あたりに行くと、そんな女の子はすぐに見つかった。それに大学時代の女の子にも、けっこうレズの女の子がいたの。だからわたしは、男に興味を持ったことはなかった。むしろ嫌悪感を持っていたの。それを知っているから、父も母も、私がこんな航海に行くことを許してくれたのだわ。」
「・・・・・」
俺は、何と言って良いかわからなかった。
                 ―続く―