救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
Mar.22. 御礼 鯉のぼり ご恵贈 〜 南山高等・中学校 様 〜
南山高等・中学校 様より、たくさんの鯉のぼりをご恵贈賜りました。
ご高配に心より感謝申し上げます。

ご承知の通り、南山高等・中学校は、名古屋市昭和区にある名
門校です。長年、救済会に温かいご支援を頂戴しております。

本当にありがとうございました。

救済会憩の園在日協力会 一同







Mar.02. ブラジルの野鳥
日本の20倍以上の広大な国土面積を持つブラジル。
日本には生息しない様々な生物と出会うことができます。

中でも世界最大級の大湿原パンタナールは、地球上に現存する
最も大きな野生生態系の一つと称され、まさに生物の楽園です。

この地域だけで約230種の魚類、約650種の鳥類、約80種の哺乳類、
約50種の爬虫類が、自然のままに棲息している姿を観察することが
できるですから、凄いの一言です。

先日、10年ほど前のブラジルのカレンダーを、在日協事務局の
渋谷さんが持って来て下さいました。
中を広げてみますと、綺麗な鳥の写真が毎月綴られていて、
ブラジルのスケールの大きな大自然を思い出した次第です。

その中の写真を少しずつ紹介したいと思います。
今回はセイレイハチドリ、ブドウイロボウシインコ、フウキンチョウ
3羽です。
とても綺麗な色をしていて、心和みます・・・。

《H.Takahashi》







Feb.17. 鯉のぼり ご提供のお願い
毎年5月になりますと、日本と同様に憩の園でも鯉のぼりを飾り、
5月の節句をお祝いします。
入所するお年寄りたちも童心に返って、楽しく過ごすのが恒例です。

ところが、鯉のぼりが破けてしまい、今年は飾ることができないとの
連絡が、憩の園から届きました。

そこでお願いでございます。

お子様がご成長され、ご不要になった鯉のぼりが、ご自宅に
眠っておられる方はいらっしゃいますか?
もし、ご恵贈いただける方がいらっしゃいましたら、
事務局へご連絡下さい。
ぜひ、着払いでご発送いただければと存じます。

何卒よろしくお願い申し上げます。

憩の園在日協力会

《連絡先》
憩の園在日協力会 事務局 高橋
〒160-0023
東京都新宿区西新宿8-13-18
           クレイン西新宿101
     TEL&FAX 03-3361-5679







Feb.03. 介護講座 @宮脇千葉太多目的ホール(憩の園)
2009年に憩の園に建設された宮脇千葉太多目的ホールでは、
年に2回老人介護者家族及びボランティア向けに介護講座を
開催しています。
講座は、憩の園があるサンパウロ州グアルーリョス市衛生局が
主催し、宮坂国人財団が資金面で援助しています。

ブラジルでも急速に人口の高齢化が進んでおり、2025年には
世界6位の高齢者国になると予想されています。
人口の高齢化に対応するために健康に老いる努力がなされ、
障害が出た場合も出来るだけ長く家庭生活を継続できるように
数多くの選択肢が用意されていることが大切です。

介護講座の内容は、日本で行われていたホームヘルパー3級の
養成講座に当たると思います。ブラジルでは日本のような
介護の専門職がないので、介護の入門としての役割は
大きいと思います。
地域向けの講座で、実際に高齢者を介護されている方や
将来介護をするようになるのではないかと思う方、関心のある方が
参加します。

この講座を修了して憩の園の職員になる場合があります。
また、講座に参加して介護技術や知識の再確認をする熱心な
職員もおります。

介護講座の修了生は、終了式に正装(白のブラウスに黒のスカート
かズボン)で出席します。

H.Takahashi

※本内容は、憩の園在日協力会事務局掲示板で紹介しています。







Jan.05. ブラジル日系社会における日本文化の継承
明けましておめでとうございます。
本年も何卒ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
 
さて、今年最初の在日協事務局掲示板では、憩の園入居者の書き初めの写真を
紹介しています。
このような写真は、入居者の方々からの新年の挨拶として、活用されることが多いです。
 
その写真・・・
背景を見てクリスマスの飾りと正月飾りが同居していることに、
お気づきになられましたでしょうか?
 
日本ではクリスマスが終わりますと、直ちにクリスマス飾りを片付け、
続いてお正月の飾り付けをし、新年を迎えるのが通例かと思います。
しかし、憩の園ではこの2つのビッグイベントの飾り付けを同時に行い、
松の内が終わる頃、同時にどちらの飾りも片付けます。
 
最初は何となく違和感を感じましたが、慣れてまいりますと
どちらの飾りも長く楽しんだ方が良いと思うようになるものです。
 
 
憩の園では、書道をサークル活動として行っています。
1世の方でも日本語を書くのはちょっと苦手・・・、また2世では日本語を話すのを
苦手とする方が少なくありません。
従いまして、入居者にとりまして、書道は少々ハードルの高い日本文化だと思います。
 
しかし、ブラジルの日系社会では、日本で想像されている以上に、日本の伝統文化を
大切に継承しています。
ある意味では、日本人が忘れかけている「古き、良き日本」が、
ブラジルの大地には根づいていると言えるでしょう。
 
今年こそ、旅してみませんか・・・ブラジルへ。
 
                                         <H.Takahashi>