★バリ島滞在の海老蔵さん「無事」地震死者98人!。6日、インドネシアのロンボク島で、地震により倒壊した住宅 インドネシア国家防災庁は6日、中部ロンボク島であったマグニチュード(M)6.9の地震で、イスラム教の礼拝所(モスク)が倒壊し、礼拝中だった多数の地元住民が巻き込まれた模様だと明らかにした。6日までに同島と西隣のバリ島で合計98人の死亡と、日本人女性1人の軽傷も確認されたが、犠牲者がさらに増える懸念が広がっている。ロンボク島では7月29日にもM6.4の地震があり、20人が死亡した。国家防災庁によると、7月29日の揺れは、5日の前震だったとみられる。すでに倒壊したり、大きく傷ついたりした建物が多く、短期間のうちに2回の大きな地震に襲われたことで、被害が拡大した模様だ。今回の震災が起きた夕方は、イスラム教の祈りの時間で、各地のモスクに多くの人が集まっていた。地元メトロテレビは、礼拝中に地震が起き、天井が崩落するモスクから逃げ出す人たちの様子を伝えた。ロンボク島で開かれるテロ対策の国際会議に出席するため、各国の閣僚が滞在中だった。ニュージーランドのリトル法相は、ラジオ番組のインタビューで「大きく建物が揺れ、たくさんの物が落ちてきた。本当に恐ろしかった」と振り返った。シンガポールのシャンムガム法相は「立つこともできなかった」として、フェイスブックにホテルの壁が落下した様子などを投稿した。被災したロンボク島や、同島の北西に位置するギリ諸島、バリ島は、いずれも世界中から観光客が集まるリゾート観光地で、地震発生時にも多数の日本人がいたとみられる。バリ島にある在デンパサール日本総領事館によると、ロンボク島にいた40代の日本人女性が右足に軽傷を負った。同総領事館は5日夜から対策本部を設置して情報収集に当たっている。歌舞伎俳優の市川海老蔵さんは家族とバリ島に滞在中で、ブログで無事を報告した。インドネシア当局によると、ギリ諸島には、地震発生時、観光客約1000人が滞在中だった。諸島を構成する三つの小島には、干潮時に大型船が着岸できないため、救助活動に時間がかかっている。警察が公開した動画では、救助待ちの観光客数百人が砂浜にあふれた。日本外務省は、現地の日本人観光客らに対し、「家屋が倒壊している地域への訪問は避け、関連災害や事故に巻き込まれないように」と呼びかけている。被災した場合は、速やかな連絡を求めている。 |