!◆◆ はいで ブルガリア ◆◆!

ブルガリアについて、お国柄事情、日本との違いについて写真を中心に紹介します。その他、ちょっとした話題もね・・ ≫
 
2006/01/03 15:08:30|その他
新春シリーズ第1弾(ブルのあんなこと、こんなこと)今回は「

新春シリーズ 第1弾
 ブルのあんなこと、こんなこと、「あいうえをシリーズ
 
本日から、新春企画として、あいうえを順にブルの気になるあんなこと、こんなことについて、紹介していきたいと思います。
 それでは、本日は「りがとう」について・・・
ありがとうは、ブル語でБлагодаря(ブラゴダリャ)と言います。この言葉は、丁寧な言い方で、友人同士や親しいもの同士では、Mercy(メルシー)とフランス語的に使います。バイバイについても、Chao(チャオ)をよく使います。

 ブルと日本は、二度の大戦でも敵国となっていません。また、祖先のルーツは中央アジアであり、日本人と同じということも言われています。その証拠に、日本人と同様、ブル人も蒙古斑がある人もいるという話しも。そんなことからか、ブルはとても親日であり、また、日本語を学ぶ学生もたくさんいます。高校から日本語学科があるのです。(このことに関して言うと、旧東欧の国々は、外国語を学ぶ意欲が高く、日本語に限らず中国語、韓国語、はたまたペルシア語などの珍しい言語を学ぶ学生もいるというのが事実ですが・・・。)
 
 外国に行くと英語で言う「Thank you」をまず最初に覚えることが多いかもしれませんが、私たち日本人は日本にいながら、感謝することばである「ありがとう」を使う機会が少なくなっていないでしょうか?

※挨拶会話の例です

Здравей. Благодаря. こんにちは。ありがとう
(ズドラベイ. ブラゴダリャ.)
Добре съм. А ти? 元気だよ。あなたは?
(ドブレ サム. ア ティ)

Влагодаря. ありがとう。
(ブラゴダリャ)
Също съм Добре. 私も元気です。
(スシト サム ドブレ)

写真は、本文と関係ないですが・・・・
上:郊外の町キュッセンディウル(サクランボ狩り、温泉で有名)
中:冬の過酷なハイウェイ(吹き溜まりにはまったら、軍隊の助けが必要になることも。私も、この写真をとる前に、乗っていた車がスリップして1回転。自走できなくなりました。後ろに車が走っていたらと、考えると、ゾっ〜と・・・)
下:夏のリゾート。黒海沿岸のブルガスに近い、あるホテルのビーチ







2006/01/01 2:11:49|その他
犬と空手と初日の出?
Честита Нова Година!

チェスティタ・ノバ・ゴディナ(ブル語で あけましておめでとう の意味です)

1.さて、今年は犬年です。ブルには、干支はありません。ですから、ブルで日本人が「私は○○年だよ。」という話題になると、うさぎなどは、「かわいくていいね」と言われます。ひつじになると、それは「私たちの国に深い結びつきがもともとあったのねえ」と、いった具合です。ブルでは、郊外ではひつじ飼いが放牧している光景もみられます・・・。犬の話題に戻りますと、ブルには野犬も多く、原っぱでたくさんの野犬に取り囲まれてしまうこともあります。そういう私も、野良犬だと思いますが、腰のあたりをかまれてこともありました。幸い服の上からで、狂犬病の心配もなかったのですが、服の上からでも、傷になりました。でも、飼い犬はしっかりしています。しつけがいいのか、散歩は首輪をしていない犬も多く、犬同志が吠えていることも見かけません。大きなシェパード、チャウチャウでも飼い主の言うことをしっかり聞いています。ちなみに、写真は野良ですねえ・・・。

2.昨年に引き続き、今年も日本では琴欧州が話題にあがること間違いないでしょう。相撲も盛んですが、空手、柔道も田舎の町でも浸透しています。写真は、地方の町での空手道場の一場面です。

3.さて、ブルの初日の出(ブルは、日本より時差が7時間遅れ(夏時間では6時間遅れ))ではありませんが、日の出です。夕日ではないのです。煙のように、モクモク・・・。これは、冬の町に暖房の蒸気を供給する中央熱供給施設のボイラーの煙突から出る煙です。外は、マイナス10℃から20℃にも下がるので、夜でも暖房していないと凍えちゃいます。

何はともあれ、今年もよろしくお願い申し上げます。







リラ僧院フレスコ画
12月23日のコンテンツへのコメントに関連して・・・

冬のリラ僧院とフレスコ画です。ブルガリア正教(脚注を参考にしてください)の総本山です。山間の中にある様子がうかがえます。

注)
ブルガリア正教は、ブルの人々の85%が信仰しているとも言われています。起源はカトリックと同じですが、教義は異なっているとのことです。正教は国によって、ロシア正教、ギリシャ正教など名称が異なっていますが、どう違うか私もわかりません。
正教の聖堂は、たまねぎ型のドーム状ですのですぐ目に付きます。ブル国内もたくさんあります。世界遺産にもなっていて、ブルガリア正教の総本山のリラの僧院は有名ですね。これらの教会、修道院には、聖書と聖伝をモチーフにした壁画やイコンと呼ばれる聖像画が描かれています。







またまた、食事のことですが・・・

ブルでは、ヨーグルトがどうしても最初に思い浮かべられますが、ヨーグルトを食材とした料理は、また後にたっぷりとということで、今日は、主に肉料理について・・・・
ブルでは、牛肉はそれほど美味しくはなく、当地在住の日本人のみならず、西欧から来ている人も牛肉はウィーンなどで買って持ってきます。しかし、豚肉、鶏肉、羊肉は美味しく、様々な料理があります。これらの料理は、隣国トルコ料理に似たものが多く、ブルのどこでも気軽に食べることができます。味も地方によって大きく変わることもなく、逆に言うと、地方に行ってもご当地の味というのがないのが難点ではありますが・・。
1.シュケンベ・チョルバ
 なんと言っても、この季節にはこのスープでしょうか。ブル風もつ煮込み、2日酔いのときはブル人も愛用。琴欧州も福岡では、豚骨ラーメンが大好物という理由がわかるような気がします。牛のもつを煮込んだ、酸味のあるスープで、ニンニクのソースを垂らし、体全体が暖まります。ブルのスーパーにもマギー、クノールでインスタント食品として販売されています。ちょっとしたお土産にはいいのかも・・。
2.豚のステーキ
 最初のうちは、多少、臭さ味が気になるかもしれませんが、とにかく安くて美味しいです。(他に美味しいものがなかなかないからかしら・・)
3.シシチェ
 豚肉を串刺しにしてグリルしたものです。このお店では、オイルをつけてお客さんの前で、火をつけるパフォーマンスもあります。








お酒のつまみ(ショップスカサラダ)
シャロンさんからの質問の回答になっているでしょうか??

冬場というよりは、夏の方があっているかもしれませんが、本日は、「ショップスカサラダ」のレシピを・・・。

材料(2人分):トマト2個、ピーマン3個、キュウリ1本、タマネギ1個、オリーブ油30cc、酢少々、ホワイトチーズ、パセリなどの青ものも  ※ブルではこれで2人分かもしれませんが、かなりのボリュームになります・・。

1.すべての野菜を1〜2cmに切ります。あとは、オリーブ油(サラダ油でも)酢で混ぜ合わせます。
2.ホワイトチーズを削って、1.の材料の上に表面が真っ白になるまでかける。

※ブルでは、豆腐のようなシーレネ(ヘタチーズ)がどこでも売っているのですが、日本ではなかなか手に入りません。ギリシャ産のヘタチーズが売っていたりしますが、それももとはブルからのものだったり・・。また、かなりのお値段ですよね・・

さて、これから忘年会だわ。行ってきま〜す!
このショップスカサラダに、ビール、赤ワインなんて、最高ですよ!「ぺろり・・・おっと、よだれが・・」