男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2025/03/12 5:10:28|小説「朧月夜」
朧月夜−11−
朧月夜−11−

 友紀は、次に彼女を私に紹介した。
「こちらは学校の後輩で、翔子さん。同じ、バドミントン部にいたの。」
「翔子です。よろしくお願いします。」
ちょっとぽっちゃりした感じの翔子は、笑顔でちょこんとお辞儀をした。
「先輩の恋人って、この方だったのですか。とても素敵な方ですわね。」
 翔子は、とてもキュートで無邪気な感じの女の子だった。私が来たので、今までのお茶が酒に変わった。酒のせいもあって、その後いろいろな話に花が咲く。話は、男女問題やセックスの話に発展して行った。
「ところで、翔子さんには恋人はいるの?」
私が、聞いた。
「いえ、今はいません。ちょっと寂しいです。」
「セックスの経験は?」
「はい、何度かありますけど、あまり楽しいと思えないのです。」
「友紀さんだって、最初はあまり感じていなかったけど、今ではすっかり良くなっているよ。そうだね?」
「ええ、あなたのお陰よ。他の人と比べたことないけど、きっとこの人、上手なのよ。」
「へえ、先輩、幸せね。私も、そんないいセックスがしてみたいわ。」
「じゃあ、教えてあげようか。」
 私がそう言うと、「いいの?」っと、翔子が、友紀の方を向いて、無邪気に聞いた。
「そうね、他のところでは嫌よ。私の目の前でならいいわ。」
「いっそのこと、3人でというのはどう?」
再び、私が提案する。
「いいわ。」
友紀がそう言い、翔子が頷く。
 私と友紀は、早速立ち上がって寝室に行き、翔子を招く。
「最初、僕達のセックスがどんなものか、友紀さんとやってみるから、君は見ていて!」
「はい。」
 私は友紀を抱き上げてベッドに横たえると、キスをしながら着ているものを脱がせていく。それから、いつものように念入りな愛撫を続けていく。唇への濃密なキスから始まって、手と唇を使って、丁寧にゆっくりと愛撫を加えていくと、友紀が次第に感じ始めた。
            ―続く―







2025/03/11 4:23:30|小説「朧月夜」
朧月夜−10−
朧月夜−10−
 
 頃合いを見計らって、私は友紀の上になり、ひとつになった。今度は元気良く、結ばれることができた。私は元気を失わないように、大きく動きを続ける。友紀も、すぐに悦びの状態になり、腰を迎えるように動いてくれた。一度元気になると、こんどはお酒がいい方に作用して長続きする。元気な状態のまま、私はいつまでもいつまでも動いていた。そのことで友紀の官能はいよいよ高いところまで上り詰めて行った。
 何十分が過ぎたのだろう、私は疲れも覚えず腰の律動を繰り返していた。やがて二人のリズムが一致して、その動きが大きくなったとき、大きな快楽とともに、同時に絶頂を迎えた。私はぐったりとして、友紀の身体に自分の身体を重ねた。しばらくそうしたままでいて、やがて元の静かさを取り戻す。
「ありがとう。とても、良かったよ。」
終わった後で、私が友紀にキスをしながら言う。
「私も。こんなに激しかったあなたは初めてだわ。」
友紀も、満足そうにそう言った。
 その日、私は友紀のところに泊まった。私の腕の中の友紀も、満足そうな顔をして、静かに寝息を立てていた。
 その後も、私は週に2回くらいの割合で友紀を訪ねていた。友紀もすっかり私に打ち解けてくれていたし、私も、次第にお金では割り切れない感情を持つようになっていた。
 しかし、会う場所は友紀のマンションに限っていた。町では人目に付くおそれがあって、それは友紀のためにも、私のためにも良くないことから、外では会わないという約束になっていたのである。
 ある日、私は友紀に電話をしないまま、マンションを訪れた。その日は行かない予定だったのだが、仕事の帰り際、急に、無性に友紀に会いたくなったのである。チャイムを鳴らして、玄関に入ると、女物の靴があった。大きさから見ても、友紀のものではない。しまったと思ったが、今更、帰る訳にもいかない。
「ごめんなさい。お客さんなのよ。学生時代の後輩で、この春卒業する予定なの。遠慮する必要はないわ。いっしょに話をしていったらいいわ。」
 友紀が申し訳なさそうに言う。そのまま居間に入ると、若い女学生風の女の子が座っていた。
「私の彼なの。」
友紀が、私を紹介した。
               ―続く―







2025/03/10 4:44:49|小説「朧月夜」
朧月夜−09−
朧月夜−09−

 キスを返しながら、友紀が言った。
「お酒を、お飲みになります?」
「いや、今日は十分に飲んで来た。できれば水を一杯くれないか。」
 友紀が運んで来てくれた水を一息に飲むと、ソファに座る。友紀も、横に並んで座る。
「会いたかった。」
 そう言って、今度はゆっくりと友紀を抱いてキスをする。友紀も、しっかりと私の背中に手を回して、キスを返してくれる。友紀の身体から、軽いオードトアレの匂いが漂ってきた。その匂いが私の官能を刺激した。私は、いきなり立ち上がって友紀を抱き上げると、そのままベッドに運んだ。ベッドに下ろすと、上から被さるようにしてキスをしながら、着ている物を脱がせて行く。
 友紀を裸にしながら、自分も着ている物を脱いだ。二人ともすっかり裸になると、私は、友紀の全身を愛撫していった。友紀も私を待っていてくれたのだろう、すぐに燃え上がった。私も気持ちは十分に燃え上がっているので、すぐにひとつになろうとするのだが、いざとなったとき自分の物が元気が出ない。今までにこんなことはなかったので、私は焦りを覚えた。ところが、焦れば焦るほど、自分の物が言うことをきかないのである。友紀が、「どうしたの?」と言うような顔をして私の方を見た。
「ちょっと飲み過ぎたみたいだ。」
「駄目なの?」
友紀が、寂しそうに言う。
「こんなこと、自分でも初めてなんだ。ねえ、君の手で元気にしてくれないか。」
「どうすればいいの?」
「手で、優しくしごいて欲しいんだ。」
 友紀は、言われるまま私の物を掴んで、優しく上下に動かした。私の物は少し大きさを増したが、まだ固くなるところまで行かない。それでも私は起き上がって友紀に挑むが、すぐに元気を失ってしまう。
「もう一度、頼む。今度は、口も使ってくれないか。」
仰向けになった、私が言った。友紀はちょっと驚いたような顔をしたが、すぐに覚悟を決めたように私の物を手で掴むと、口に含んだ。
「舌を使って、優しく舐めるようにするんだ。」
 友紀は、私の言葉に忠実に従って、優しく舌で愛撫してくれた。頭のいい友紀であるから、私がどうすれば元気になるか、反応を見ながら工夫をして愛撫を続けてくれる。大きく口に含んで、舌をねっとりと絡ませるようにして、愛撫を続ける。そんな友紀の優しい愛撫のせいで、私の物はすぐに元気になった。
               ―続く―







2025/03/09 5:37:21|小説「朧月夜」
朧月夜−08−
朧月夜−08−

 私は、片脚を浴槽の縁に上げさせ、ひとつになろうとした。既に十分に濡れている友紀の中に、私はスムースに入って行くことができた。
 私は、立ったまま律動を開始する。友紀は、しっかりと私の背中を抱いている。キスを続けながらの律動で、友紀はすぐに絶頂に達してしまうが、私は自分を抑制し、更に動きを続けた。友紀は、一度激しくのけ反ると、私に身体を預けぐったりとする。
 このとき、お湯が浴槽からこぼれ始める音がした。私はまだ行っていなかったが、いったん身体を離して風呂に入ることにした。友紀の身体にたっぷりとお湯をかけ、二人いっしょに浴槽に入る。そんなに広くない浴槽、私が先に入り、その上に友紀が重なるように入って来た。私の物の上に、友紀お尻が触れる。私は友紀を後ろから抱き締め、首筋にキスをする。そして手で豊かな乳房を優しく撫でた。友紀が首を捻るようにして、私の唇によるキスを求める。私は、それに応えるように、キスをする。私の物がすっかり固く元気になって、友紀のお尻を突き上げる。友紀が、おかしそうに笑った。
 私は十分にお湯で温まると、浴槽から出て椅子に座り、友紀に来るように手招きし、自分の上に座るように言った。友紀を迎え入れながら、向かい合って座る。ひとつになると、友紀の脇腹を手で挟み、腰を上下させるようにする。友紀の動きによって、私に大きな快感が湧き上がってくる。私は、先程最後まで行っていなかったので、すぐに絶頂に達した。友紀と私の大きな声が浴室に響いて、二人は同時に絶頂を迎えた。
 その日は、それから飲みながらの食事をし、11時を過ぎた頃、私はタクシーで家路に着いた。帰りのタクシーの中、この次は二人のセックスをどんな形にしようかと、一人で考えていた。
 ある日のことである。私は友紀のところに行く約束をしていたが、急なお客さんとの付き合いで飲まなければならない羽目になった。アメリカから来た仕事上のお得意さんで、おろそかにできない相手だった。夕食、その後の二次会と続いて、それが終わったときには10時を回っていた。
 その日、私はかなりお酒を飲んでいた。こんな時間に行っても困るのではないかと心配になったが、飲むと余計に友紀が欲しくなる。今から行くと電話をして、タクシーに乗ったが、道路が混んでいて友紀のマンションに着いたときには、11時になっていた。
 玄関でチャイムを鳴らすと、すぐ友紀が出て来た。まだワンピース姿である。
「ごめん、ごめん、遅くなって。急なお客さんが来て、連絡する暇もなかったんだ。」
そう言いながら、玄関に上がり、友紀を抱いてキスをする。
「もう今日は来て下さらないのかと思っていましたわ。」
             ―続く―







2025/03/08 5:18:19|小説「朧月夜」
朧月夜−07−
朧月夜−07−

 その後、私は週に2回くらいの割合で友紀のところを訪れた。逢って体を交えるに従って、友紀は私とのセックスに馴染んで行った。3、4回目頃からは行為による痛みも訴えなくなり、その後は次第に悦びを感じるようになってきた。この頃までは、ずっと正常位でオーソドックスなセックスに徹していた。 私は、オーソドックスなセックスにも十分な悦びを感じていたが、しかしもっと変わった楽しみ方もしたいという欲望も心の中に芽生えていた。
 ある日のことである。私は仕事が終わってすぐに友紀のマンションを訪れた。友紀も仕事から帰って来たばかりのようで、着替えもまだだった。
「まあ、随分早いのね。仕事が、早く終わったの?」
「うん、君に早く会いたくてね。」
「嬉しいけど、まだ何も準備できていないわ。お風呂にも入っていないのよ。」
「じゃあ、一緒にお風呂に入ろうよ。お湯は、入れながらでいいから、これからすぐに入ろう!」
「でも・・・・・」
「いいよ、お出でよ。」
 私はそう言うと、友紀を抱き締めてキスをし、そのままブラウスのボタンを外す。次に、乳房にキスをしながら、スカートのホックとジッパーも外した。友紀をすっかり裸にすると、自分も着ている物を脱ぎ、手を取って浴室に導いた。浴室に入ると、浴槽にお湯を張りながら、シャワーのお湯を友紀にかける。そして石鹸を取って、身体中に塗った。
「さあ、僕がきれいに洗ってあげよう。」
 そう言うと、キスをしながら、素手で友紀の身体をと撫でて行った。肩から胸、お腹から背中を泡立てながらゆっくりと撫でる。特に、胸には丁寧に時間をかけて撫でる。友紀は、次第に切なそうな表情になっていく。お腹を過ぎると、今度は友紀を椅子に座らせて、足先を洗う。足の裏を洗っているときに、友紀はくすぐったそうにするが、かまわず続ける。
 足の裏をきれいに洗うと、私はそこに口を持っていき、親指を口に含んだ。付け根のところを軽く噛むようにして、舌を指と指の間に這わせた。
 それからいったん友紀を浴槽の縁に座らせるとお湯をかけながら、口を次第に上の方に向けて這わせて行く。内股から茂みの方に向かうと、友紀はたまらないように私の頭を抱え込んだ。私の口が、友紀の秘密の部分に到達する。そこをゆっくりと舌でなぞって行くと、友紀はたまらないように声を出す。私は更に友紀を壁に寄り掛かるようにして立たせ、乳房にキスをしながら手で秘密の部分を愛撫する。友紀の部分は、すっかり愛液で濡れそぼっていた。
               ―続く―