朧月夜−11−
友紀は、次に彼女を私に紹介した。 「こちらは学校の後輩で、翔子さん。同じ、バドミントン部にいたの。」 「翔子です。よろしくお願いします。」 ちょっとぽっちゃりした感じの翔子は、笑顔でちょこんとお辞儀をした。 「先輩の恋人って、この方だったのですか。とても素敵な方ですわね。」 翔子は、とてもキュートで無邪気な感じの女の子だった。私が来たので、今までのお茶が酒に変わった。酒のせいもあって、その後いろいろな話に花が咲く。話は、男女問題やセックスの話に発展して行った。 「ところで、翔子さんには恋人はいるの?」 私が、聞いた。 「いえ、今はいません。ちょっと寂しいです。」 「セックスの経験は?」 「はい、何度かありますけど、あまり楽しいと思えないのです。」 「友紀さんだって、最初はあまり感じていなかったけど、今ではすっかり良くなっているよ。そうだね?」 「ええ、あなたのお陰よ。他の人と比べたことないけど、きっとこの人、上手なのよ。」 「へえ、先輩、幸せね。私も、そんないいセックスがしてみたいわ。」 「じゃあ、教えてあげようか。」 私がそう言うと、「いいの?」っと、翔子が、友紀の方を向いて、無邪気に聞いた。 「そうね、他のところでは嫌よ。私の目の前でならいいわ。」 「いっそのこと、3人でというのはどう?」 再び、私が提案する。 「いいわ。」 友紀がそう言い、翔子が頷く。 私と友紀は、早速立ち上がって寝室に行き、翔子を招く。 「最初、僕達のセックスがどんなものか、友紀さんとやってみるから、君は見ていて!」 「はい。」 私は友紀を抱き上げてベッドに横たえると、キスをしながら着ているものを脱がせていく。それから、いつものように念入りな愛撫を続けていく。唇への濃密なキスから始まって、手と唇を使って、丁寧にゆっくりと愛撫を加えていくと、友紀が次第に感じ始めた。 ―続く― |