男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2024/12/13 12:24:17|茶臼山
山歩き1088回目

 今日、3年前に故郷に帰って来てから1088回目の山歩きは、西の尾根を登る茶臼山A2ルートでした。
 そんなに寒くもなく良い天気なので、気持ち良く登ることができました。何人かの人に出会ったし、山頂では30分ほど本を読んで来ました、
 穏やかな今日の山歩きでした。







2024/12/13 5:32:44|エッセイ
犬の幸せ
 平成5年7月、宮崎県の新田原(にゅうたばる)基地に転勤することになりました。子供の学校の関係で単身赴任です。
 単身赴任は初めてのことなので、最初は、食事は大丈夫だろうかとか、家事は大丈夫だろうかと不安もありました。しかし、行ってみて安心しました。飲みに行っても、少々掃除や洗濯、食事に手を抜いても文句を言われることもありません。全く自由なのです。
 犬に幸せはあるかと考えてみました。飼い犬のポチは不幸です。餌は貰えますが、一日鎖に繋がれて自由がありません。一方、野良犬のブチは不幸です。自由はあるけど、餌に事欠きます。ゴミ箱を漁れば、人間に追い払われてしまいますし、悪くすれば保健所に掴まってしまいます。
 でも幸せはあります。放し飼いです。自由はあるし、お腹が空けば帰ってくれば良いのです。犬にとっては、放し飼いこそ一番の幸せなのです。
 単身赴任は、まさに放し飼いの状態だったのです。







2024/12/12 5:00:19|エッセイ
絶滅動物
 今、環境の変化のせいか、人類が捕獲し過ぎたせいか、多くの生き物が絶滅の危機に瀕しています。我が国でも、トキ、コウノトリ、イリオモテヤマネコ、アホウドリなどが絶滅の危機に瀕していて、環境省がこれらの保護に尽力しています。
 我が国でもうひとつ絶滅の危機に瀕しているのが、心優しい女性です。戦後のアメリカの占領政策によって、女性の権利が強く言われるようになり、それと共に急激に減少して行きました。しかし政府は、この流れを助長することはあっても、保護活動をしようとはしません。
 今、僅かに残っている心優しい女性達よ、どうかその優しさを保って、絶滅しないよう頑張ってください。







2024/12/11 6:46:39|エッセイ
マントヒヒの嫉妬
 アフリカ東部、エチオピアにマントヒヒが暮らしています。
マントヒヒは、オスは身体が大きく毛並みも立派ですが、メスは小柄で目立ちません。彼等は、数頭の家族が集まって群を構成しています。家族は1頭のオスと数頭のメス、その子供達で構成されています。
 父親は、家族に対してはとても優しくします。数頭のメスには平等に親切にし、子供達に対しても常に撫でたり毛繕いをしたりして労わります。
そんなオスが凶暴になるときがあります。ひとつは、メスが自分から離れたときで、もうひとつは、他のオスが自分の群のメスを奪いにやって来たときです。
 メスは、普段は常にオスから数メートル以内の場所に位置しています。ところが何かの理由でオスから離れて行ってしまった場合、オスは敢然とそのメスに襲いかかり、夫から襲われたメスはしばしばひどい怪我をします。浮気は許さないということでしょうか。
 もうひとつの争いは、メスの奪い合いのためです。いくつかの家族がひとつの群にいます。ちょうど長屋とかマンションのような関係で、多くの家族が日々一緒に暮らしています。すると隣の奥さんに気が行ってしまうオスがけっこうたくさんいて、ついちょっかいを出してしまいます。人妻のメスにちょっかいを出すオスと、守ろうとするオスの激しい戦いがしばしば起こるのです。
 メスをめぐる争い、草食性男子などと言われている今の若者にも、そのくらいの元気が欲しいものです。







2024/12/10 8:12:34|エッセイ
カープ君

 高知県の動物園にいるカープ君は、金魚ですが、鯉のような姿で体長が30センチもあります。今は、1匹で水槽にいますが、彼には苦難の人生(?)がありました。

 彼は、多くの仲間と一緒に、動物のエサ用の魚として生まれました。最初は、コウノトリや鴨などのいる池に放されました。仲間の多くが食べられて行く中、そこで食べられることなく生き抜いた後、カープ君はジャガーのいる池に放されました。そこでも食べられることなく生き抜き、その後は、動くものは何でも食べてしまう貪欲なオオサンショウウオの水槽に入れられました。そこでは食べられる前に、オオサンショウウオが先に死んでしまいました。そして今、1匹でオオサンショウウオの水槽に生き残っているのです。

 僕のすぐ身近にも、カープ君に負けず逞しく生きているのがいます。か弱い僕としては、見習いたいものです。