男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2024/11/18 3:03:48|エッセイ
ライオン
 ライオンの群は、通常1、2頭のオスと数頭のメス、それとその子供達で構成されています。
 群で狩りをするのはメスです。メスが苦労して獲物を獲ると、そこに悠然とオスがやって来て、メスを追い払って悠々と餌を食べます。その間、メスも子供達も黙って見ています。そしてオスが満腹になって餌から離れたとき、初めてメスや子供達が餌にありつけるのです。小さい獲物だと、骨と皮しか残っていないこともありますが、それだけオスが威張っているのです。
 何とも羨ましいライオンのオス、うちの飼い主さんにメスライオンの爪の垢を煎じて飲ませたいものです。







2024/11/17 14:56:43|男の手料理
昼飲み

 山歩きから帰って来て、好きな囲碁番組があるので、食事もせずに昨夜から茹でておいたムカゴと豆腐に柚子と酒盗を載せたものを持って急いで自分の部屋に入ってテレビの前に座りました。
 チビチビ飲みながらテレビを見ていますが、柚子&酒盗もけっこういいですね。








2024/11/17 4:08:26|エッセイ
恋の駆け引き
 多くの動物は、オスが求愛しても、メスは一旦逃げます。恋の駆け引きをしているのです。それでもオスが追い掛けて来たとき、初めてメスは身体を許します。
 晩夏のある日、花の写真を撮るために、カメラを持って散歩していました。畑には、キバナコスモスが咲いています。カメラを向けたとき、2匹の蝶々が上になったり下になったりしながら舞い飛んでいました。仲の良いつがいでダンスでも踊っているのだろうと思い、その様子をカメラに納めました。
 後で写真を見て驚きました。お互いに舞い合っていると思ったのですが、連続写真で見ると一方が逃げ一方がずっと追いかけているのです。追い掛けているのがオスで、逃げているのがメスでしょう。
 蝶々の世界も、メスはオスを焦らす恋のテクニックに長けているようでした。







2024/11/16 7:36:16|エッセイ
 子供の頃、よく蟻の観察をしました。1匹で歩いている前に昆虫の死骸を置くと、しばらく餌かどうかを確認した後で巣に戻り、仲間を連れて来ます。そんな様子を飽きもせず眺めていました。
 蟻が餌を運ぶ様子を見ていると、真面目に働いているのは数匹で、後は獲物の上に乗っかったり、ひどいのになると反対方向に引っ張ったりしています。
 ある研究者の研究によると、真面目に働いている蟻だけを連れて来て餌を運ばせると、やはり真面目に働くのは数匹だけで他は働かくなり、逆に不真面目な蟻ばかりを集めて来ても、やはり数匹は真面目に働くようになると言います。
 人間も同様で、どんな真面目で優秀な人間ばかりを集めて来ても、全員が真面目に働くとは限らないのです。
 僕のようなサボり癖のある人間も、仲間にやる気を起こさせるという意味で、組織にとっては必要なのです。







2024/11/15 22:14:25|エッセイ
 夏の暑い日、朝は木々の間からたくさんの蝉の鳴き声が聞こえていましたが、昼頃には静かになっていました。蝉は、暑い日は、朝夕の涼しいときに鳴いて、昼間の暑いときには鳴かないのですが、これには理由があります。
 蝉は何年もの長い間地中にいて、最後の短いときを地上で過ごしますが、この間に子孫を残すための全精力を注ぎます。オスはメスを誘うために必死で鳴きます。ところが、あまり暑いと、メスもその気になりません。人間だって、暑いときに妻や恋人にちょっかいを出しても、引っ叩かれます。蝉も同じで、受け入れてもらえないときに鳴いても仕方がないので、昼間は静かにしているのです。
 偉大なる人間は、知恵でもってエアコンを発明し、夏でも涼しく過ごせるようになり、時間を気にせずできるようになりました。
 若くて元気な皆さんは、少子化が懸念されている昨今、日本の将来のためにも頑張ってください。