男と女

「男と女」について、本当にあったことをエッセイに、夢や希望を小説にしてみました。 そして趣味の花の写真なども載せています。 何でもありのブログですが、良かったら覗いて行ってください。
 
2023/04/05 5:36:57|エッセイ
静かな家庭
 僕は、結婚前から静かな家庭に憧れていました。
 雑誌か何かで見たのですが、アメリカの家庭の様子が挿し絵に描かれていて、暖炉のある居間で、お父さんが本を読み、奥さんが編物をしていて、子供達は本を読んだりテレビを見ています。そして横には、犬が寝そべっています。もちろんそんな家庭ですから、主人は優しくて紳士的、奥さんはいつも笑顔で夫にも子供達にも優しく、子供達は素直で明るいに違いないと思います。僕は、そんな家庭を夢見ていました。
 最近、我が家も静かな家庭になりました。子供達が独立して久しく夫婦二人暮らしで、しばしば飼い主さんは不機嫌で口をききません。家の中は本当に静かです。
 でも夢見ていた家庭の静かさとは、ちょっと何かが違うのです。







2023/04/04 4:49:41|エッセイ
矛盾
 「矛盾」という言葉は、昔の中国で盾(たて)と矛(ほこ)を売っていた男が、「この矛はどんな物でも通し、この盾はどんな矛で刺しても通らない。」と言ったときに、客の一人が「じゃあ、お前の矛で、お前の盾を突いてみろ。」と言ったことに由来します。
 僕には、飼い主さんの考えていることで、理解できないことがたくさんあります。
 家にいると、いつも邪魔だと言って追い立てるのに、家を留守にするとどこへ行っていたかと責めたて、家事が忙しいから手伝えと言うので掃除や洗濯を手伝ったらそれでは駄目だと言って後で全部やり直し、飼い主さんからゴルフを勧められて始めたのに、ゴルフが多いと文句を言う。愛情は感じられないのに、嫉妬は人一倍する、夫婦であるからセックスもしキスもするのに、亭主の歯ブラシは使えないと言い、下着の洗濯は別々にする、ことほどこんな調子で、矛盾という言葉はまさに飼い主さんのために作られたのではないかと思っています。







2023/04/03 4:43:14|エッセイ
女の不幸
 飼い主さんは、いつも僕に言います。
「女は不幸だ。朝から番まで働いて、いつも忙しい思いをしている。お金にも苦労する。その点、男はいい。宴会だの、ゴルフだの勝手なことばかりして、お金も好きなだけ使っている。あ〜ぁ、女は本当に不幸だ。」
亭主の顔を見る度に言います。
 それであるとき、何がそんなに忙しいのかと聞いてみました。
すると言ました。
「今日は、朝から付き合いで〇〇さんの奥さんとお茶のみをして、午後からは△△さんの奥さんと買い物のお供をして、本当に忙しかった。」
 また、箪笥の中を見ると、飼い主さんの洋服ばかりです。僕の背広なんかちょっとしかありません。
 ある日、飼い主さんのブラウスと僕のワイシャツを買いに行きました。まず飼い主さんは自分のブラウスを選びました。1万8千円のと、1万5千円のどちらにするか迷って、結局、「あんたの給料が安いから。」と厭味を言いながら1万5千円の方を買いました。そして、次に僕のワイシャツを選ぶときは、迷わず一直線に特売品売り場に向かって、1,980円のワイシャツを買ったのです。
 男と女、どっちが不幸なのでしょうかねえ・・・







2023/04/02 16:45:15|エッセイ
諏訪様清掃

 今日は、子供の頃住んでいた集落の諏訪様の清掃でした。諏訪様は、集落の上の高いところにある小さな石のお社です。
 僕が子供の頃から、つつじが咲く頃に集落のみんなが集まって草刈りや清掃作業をし、その後で宴会でした。その伝統が今でも続いているのです。
 コロナの流行以降、宴会は中止とのことですが、集落のみんなが集まる機会はめったにないので、良い交流の場なのでしょう。
 都会でも、このような交流の場があると、婚活の場にもなって良いのでしょうけどねえ。







2023/04/02 4:23:21|エッセイ
牛と女房は・・・
 僕の田舎に「牛と女房は、3日目に叩け。」という、女性解放運動家に聞かせたら、頭から湯気をたてて怒られそうな諺がありました。男が結婚したら、最初にビシッと決めておけと言うのです。
 元来、男は弱く、女は強いです。神様は、子供を産み、育てなければならない女性にいろいろな力を与えられました。多弁、泣く、愚痴る、拗ねるといった様々な武器を与えられたのです。世の中の男で、これに泣かされなかった男は、まずいないでしょう。それでは男があまりに可哀想だからと、神様は、男にせめてもの武器として腕力だけを与えられました。
 家庭内でどっちが主導権をとるかは、結婚生活の最初の時期に決まります。そして最初に決まった関係が一生続きます。以上のような理由から、先の諺が生まれたものでしょう。
 飼い主さんは、この諺を知ってか知らずか、結婚してすぐに泣く、愚痴る、拗ねるをやって、以後、ずっと僕を尻に敷いています。