くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2009/03/23 8:27:06|川越
小江戸川越春祭り「鳶はしご乗り」
 昨日、第20回小江戸川越春祭りで、鳶はしご乗りが川越市仲町交差点で行われました。鳶はしご乗りは、強風の中、地上6mのところで、市民の見守る中、晴れがましく日頃の訓練の成果を披露してくれました。今日のブログは、はしご乗りを中心に撮影して来ました。
 中院の桜は見事でした。







2009/03/22 7:41:19|植物
ミツマタ(三椏・三叉)
  このミツマタは京都の友人から枝をもらって挿し木で繁殖させたもの。ミツマタ(三椏・三叉)はジンチョウゲ科ミツマタ属で香りもさわやかです。真中の写真のように枝が3つにわかれているので三叉といわれてます。ガクは筒型で先は4裂し、外側に白し毛が密生。写真はアカバナミツマタで園芸種です。
 樹皮の繊維が和紙や紙幣用紙の原料になるので栽培されています。手漉き和紙業界でも、野生だけで供給量が限定されたガンピの代用原料として栽培しています。現代の手漉き和紙では、コウゾに次ぐ主要な原料となっているそうです。
 







2009/03/21 8:36:53|植物
わが家のカタクリ
 今年も庭にカタクリが咲きました。カタクリはユリ科の多年草で、別名カタカゴともいう、花が咲くのは3月から。花は紫色のまだらの入った2枚の葉の間に一輪だけ咲き、6枚の淡い紫色の花びらの付け根付近にはWに見える濃い紫色の模様があります。
カタクリは花の色と形がとても良く、特に人気の高い植物で、春の花の女王とも言われます。花が咲くまでに7年から8年もかかりますが、咲いている期間は約1週間と実に短いです。
 カタクリという名前は漢字で「片栗」と書きますが、ジャガイモに取って代わられるまで片栗粉を作る植物として利用されてきました。その片栗粉の原料になったのは細く長く伸びた根の先に付いたユリ根に似た鱗茎(りんけい)と呼ばれる部分です。旧鱗茎の下に新鱗茎をつくられる。そのため、開花株では鱗茎が土中深くもぐります。







2009/03/20 9:16:03|その他
特別天然記念物のオオサンショウウオ

 新幹線で岡山駅に行き、そこからバスで出雲に行く途中、岡山県真庭市蒜山(ひるぜん)高原のドライブインでオオサンショウウオをみました。水中なので写真の写りが・・・。西日本に住み、両生類では世界最大のおおきさを誇ります。その発生は2億年の昔にさかのぼります。ヨーロッパでは氷河期でほとんど滅び、6千万年前の頭蓋骨が発見されたとき、人類の祖先だと騒がれたという。言い伝えによると体が半分にされても生きているというので「ハンザキ」ともいう。
 オオサンショウウオは昭和27年3月29日、地域を定めず特別天然記念物として指定された。それ以前、湯原、八束、中和、川上の各町村(現:真庭市北部)は、生息地として国指定となっています。








2009/03/19 4:07:02|町並み
実戦的な松江城内
 松江城内の二階等に幅広い穴が石落とし(左の写真)で石垣に近づく敵に、石を落とすようになってます。地階(穴蔵の間)には籠城用の生活物質の貯蔵庫と深さ24mの井戸(真ん中の写真)があります。左の桐の階段はいざという時に階段を引き上げる。防火用に桐を使用したという。
 松江城は明治になって城内の建物は天守を除きすべて取り壊され、天守も米100俵で売却されるところだったが、有志の保存運動で救われ、山陰地方で唯一の天守が今に残ることになったという。
 米100俵の値段は約一俵(60キロ)2万円x100=200万円で売り出されたことになります。川越城の本丸御殿もこの時代売り出された。今の郵政の民間払い下げの問題に似ているかも。