くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2008/06/22 19:42:10|その他
ホタルの里親に参加して
蛍の一生は卵⇒幼虫(脱皮)⇒土マユ⇒成虫(ホタル)と言われてますが、今回ホタルの里親に参加して、上陸装置に赤球土とミズゴケを使用すると土マユを造らず、ミズゴケの下で湿度を充分に保てるので「サナギ」をつくり過ごし、成虫なるような気がします(上の写真)。上の左のメモリは1cm.
江戸時代の地誌「川越素麺」や「武蔵三芳野名勝図会」(別名:三芳野名勝図会)の赤間川(新河岸川)くだりに「蛍名高し」。今の三光町の川越七福神の一つの妙昌寺付近や神明町の川越夜戦で有名な東明寺付近の旧赤間川に、幾百匹の蛍が河面に群れて青白い火柱となって「蛍柱」になると書いてあるらしい。
葉隠れのほたるや草のひとむかし。(浄)阿)
女からさそう水ありほたるかな。(年心)
左下の写真は約50匹くらいのヘイケホタルの飛行です。クイックすると多少大きくなる。どうも宣伝に使用されている写真はヘイケより明るいゲンジホタルかも。










2008/06/21 2:31:21|きのこ
くさびら(菌、キノコ)
今日は雨、雨はキノコと植物の成長に,かかせません。
大きなきのこ:直径40cmの巨大キノコが18日、日高の山林で見つかったそうです、「知ってますか?ヒラタケ科マツオウジ属の仲間」というメールがありました。この記事を読んでませんがマツオウジ属なら松の倒木か朽木からの発生かも。
この写真はキシメジ科オオイチヨウタケ属のムレオオイチヨウタケの大型種で、私の帽子と同じおおきさ。この時期、毎年同じ場所に発生します。比企のコナラの根元。友人はさつと茹で、味噌に漬けて、2-3月後に食べたそうです?。その後のことは聞いていません。わたしは写真撮影のみ。下の左は古くなっている状態の写真です。上の真ん中はひたが蜜、柄の根元が太いのも特徴です。







2008/06/20 8:56:16|野鳥と魚と昆虫(蛍)
ホタル鑑賞会

先日、ボランティアの会で、子供たちにホタルを見たことがあるかどうか聞いたら、二人しかいませんでした。
今週は川越の喜多院、北公民館でもホタル鑑賞会が開かれます。
ホタルの会から貰ったホタルが順調に生育している様子。スタートは昨年の9月、写真は昨日撮影しました。ヘイケホタルなので、幼虫から成虫までいます。従って、ホタルは6月-8月頃まで飛ぶと思います。餌は生きたタニシ、スーパーで買ったシジミ、カワニラ等をあたえ、冬は一週間に一回、半分以上の水を取替え、この時期、温度が上昇してきたので、水は2-3日に一回、半分以上の水を取替えました。ホタルのえさとしてタニシも飼育しています。タニシのえさはキャベツ。レタス等。一番下は巻貝の仲間のカワニナで、繁殖力が強くかなり殖えるみたい。川越には、カワニナのいる場所が何箇所かありますが、ホタルが飛んでいるのは、ホタルの幼虫を放流した場所みたいです。
各地で野外観察会も開かれてます。
野外場所の場合は観察マナーがあります。
@ホタルを採らない
ホタルの成長は長くても、2週間の命。しかも、絶滅の危機に瀕している希少な生き物なので、ホタルを捕まえるのは厳禁!
A環境を荒らさない
観賞する際、田んぼや川に入るのもマナー!
B強い光を出さない
車のライトはもちろん、懐中電灯や携帯電話などの光はできるかぎりつけないように観賞しよう!
C静かに観賞しよう。







2008/06/19 1:43:46|きのこ
観光地でも発生しているキクラゲ
キクラゲ類は通常、ゼラチン質やロウ質で膨れているが、乾くと縮んで膠や軟骨のように堅くなるキノコの一群です。きくらげ(木耳) 耳の形をしているので"木の耳"と書くキノコ。
キクラゲ(木耳)の分類はキクラゲ目キクラゲ科キクラゲ属のキノコ。春から秋にかけて、広葉樹のニワトコ(接骨木)などの倒木や枯枝に発生する。
ある公園で、ハナショウブを見に行った時、多少弱っている柳の木に発生していました。上の左は彦根城(カレンダーの6月3日でも見られます)に行った時、撮影したもの。観光地に行ってもキノコが目につく。
主に日本と中国で食用とされているキクラゲは食材として上質。中華料理に利用されることが多いが、味や香りに癖がなく、独特な歯ざわりはどんな料理も合う。カルシュウムを多く含むキノコです。
友人はキクラゲを買わず、いつも採集したもの食べてるそうです。







2008/06/18 3:16:15|植物
能護寺のガクアジサイ

昨日、仲間のT氏の案内で能護寺等に行ってきました。能護寺はアジサイ寺で種類の多いので有名な寺です。
ガクアジサイは別名ハマアジサイ、ガクソウ、ガクバナとも呼ばれています。このガクは額のことで小さな花の集まりを額にたとえて、まわりに並ぶ、飾り花を額縁にみたてたものです。中央の小さな花の集まりが花で実を結びます。外側の飾り花はめしべが退化したもので、花でないので実を結びません。原産地は伊豆半島の海岸、三浦半島湘南海岸、房総半島海岸、伊豆七島などに自生します。大型で葉は厚く、光沢がある海浜性アジサイです。従って、ヤマアジサイ、エゾアジサイなどと比べると、格段に乾燥に強く、性質は丈夫で、全国どこでも栽培されます。
ガクアジサイの花は年によって花の色が変わるそうです。たとえば、前年は青紫であったのが、翌年は白みがかった紫色になることもあります。
八重咲きのスミダノハナビ(上から三番目)は最近非常に人気が高いらしい,品種で,周りの装飾花が八重です。夜空に開く花火をイメージさせるので、つけられました。

アジサイ(一番下)はガクアジサイからでた栽培変種で、ユキノシタ科の落葉低木です。アジサイという名は本来、青い花か集まって咲く意味と思われます。アジサイは古くはアヅサといいましたが、アツは集まることでサは藍色のことを言ったからです(牧野富太郎植物記より)。
アジサイの花は酸性土壌に植えると青紫が強くなり、アルカリ土壌に植えると赤系が強くでます。

場所は熊谷、昨日は見学料金は300円でてした。