くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2008/07/03 3:06:38|植物
ハアザミ(葉薊)
 植えた覚えがないのに突然庭に花が咲き、名前が不明なので聞かれましたが、私もわからないので、友人のHさんに聞きました。
アカンサス Acanthus mollis  キツネノマゴ科アカンサス属
地中海沿岸原産の常緑の多年草で、葉は厚くて光沢があり、羽状に深く切れ込む。葉がアザミに似ているのでハアザミ(葉薊)ともいう。日当りと水はけのよいところを好み、公園や学校などの庭でよく育つ。6〜7月、高さ1.5メートルほどの花茎を直立し、唇形の白い花が下から上に咲き上がる。紫褐色の苞には刺がある。古代ギリシャ建築の柱頭に飾られた彫刻は、同類のトゲハアザミの葉を図案化したものといわれる。ポケット図鑑2 「夏の花」 山と渓谷社。
友人のHさんは「緑の花試験」に挑戦した時、ギリシャ建築の柱頭の彫刻のモデルになった植物はどれか?という4択の問題が出ました。この花の葉の文様が図案化され彫刻されたということです。以前にスイスに旅行したとき、この事を知っていたので、有名な古い教会にあるそうです。
植えた覚えがないので、どうも鳥が種をはこんできたものかも。








2008/07/02 4:05:30|その他
七夕祭り

市公民館主催、xxx塾事業協力で主に、土曜日、子供相手のボランテイアをしています。
「折り紙で遊ぼう」:先ず、蛙を折って蛙飛びゲーム(棒高跳び・幅跳び)をします。次は、手裏剣を折って手裏剣投げゲームをします。最後に、鯉・マンボウ・イルカなど沢山の魚を折って、海を模したブルーシートの上で折り紙の魚釣り大会をします。
手先の器用な先輩が講師、「ママ、カエルが折れたよ」と聞くと感動します。一番上の写真は子供達の作品。次の写真は先輩の作品で手裏剣投げゲームの得点に使用。
 先週は、「七夕祭りを楽しもう!」:七夕祭りの由来や伝説話・七夕飾りを実際に作る体験・子ども達が作った七夕飾りを飾って七夕の歌を参加者全員で歌って七夕祭りを祝い。サトイモの葉の上の水で、すずりを磨って願い事を書きました。
私は戦後の食糧難に育ったので「大福を腹一杯食べたい」と書いたと話したら、子供たちに「食いしん坊」といわれました。
最近はとみに、伝承行事の必要性を感じます。
 子供の感動した写真を載せたいのですが、いろいろなことがあって、載せられないのが残念です。
実施するにあたって、事前の打ち合わせ、先輩が先生になり、あやとり、折り紙の講習会を開き、当日の指導者の役割分担をします。また、公民館に、企画書、実施計画書等を提出します。時には支援氏の協力も大変なときもあります。









2008/07/01 3:18:54|町並み
小日光と言われている妻沼聖天山

ここも○○学園のTさんの案内です。
妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)は日本三大聖天の一つとして知られます。特に縁結びの霊験あらたかで、夫婦の縁をはじめとし、家内安全・商売繁盛・厄除け開運、今風な交通安全・進学などのあらゆる良縁を結んでいただけますとのこと。
 妻沼聖天山の由来は「平家物語」にも登場し、その勇猛ぶりが伝えられている齋藤別当実盛公が治承3年(1179年)、当家の守り本尊の大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)をまつったのが始まりです。
 宝暦年間に造られた現在の本殿は、左甚五郎作といわれている華麗な彫刻が壁面を飾り、埼玉の小日光とも呼ばれてます。現在工事中で見られないので残念ですか御本尊の御正躰錫杖頭(みしょうたいしゃくじょうがしら)があります。また、全国でも珍しい重層の特徴ある三破風(はふ)を組み合わせた構造の貴惣門(一番うえの写真)とともに、国指定重要文化財に指定されています。破風とはもともとは、入母屋根の妻部分の屋根の先端についている山形の装飾板をさしていて、妻の垂直な面に風が当たると左右に分かれることから破風といわれています。
 日本三大聖天は東京都台東区の本龍院(通称待乳山聖天)と奈良県生駒市の宝山寺(通称 生駒聖天)の二山に、埼玉県熊谷市の歓喜院(通称 妻沼聖天)・静岡県小山町の足柄山聖天堂(通称 足柄聖天)・三重県桑名市の大福田寺(通称 桑名聖天)・兵庫県豊岡市の東楽寺(通称 豊岡聖天)の内のどれかひとつを加えた、計三山の聖天を指すのが一般的とのです。どこの地方も日本三大聖天といわれたい。
門前の名物いなり(一番したの写真)を昼食で食べました。このいなり寿司は450円。天気が良かったので、夕方まで持たないと思い、お土産に買わなかったら、妻から食べたかったと言われた。










2008/06/30 0:01:20|きのこ
アカヤマドリ(赤山鳥)
今日も雨、きのこが大きくなります。
アカヤマドリ(赤山鳥)はあかでかぱん(秋田)、あんぱん(岩手)、おおぐそ(愛知)とも言う(きのこの語源・方言辞典より)。
傘は大きく7-25cm(上の左)若い時饅頭型(上の真ん中)からほぼ平らに開く。表面はビロード状、濃い黄土色ー帯褐色、はじめ脳のしわ状、後しわは伸び表皮がひび割れて淡い黄色の肉をあらわす。
縁部は管孔部より膜状につきだす。管孔とは胞子を生産する部分が管状になって開いているもので、この形状のおおきさと色が着目。
即ち、種の同定に使用されるのもあります。上右の写真の一番右が幼菌です。
同定するにはその他もろもろの点があります。
発生は初夏、コナラークヌギ林内です。埼玉西部でも見られます。
左下は仲間の話し、おいしいキノコと言うので油で炒めて食べてみました。今時のキノコは虫がいます。虫のえさを人が横取り。おなじキノコを家族全員で食べても本人だけ食あたりはよく聞きます。
感想は後ほど。







2008/06/29 1:48:33|植物
ギンリュウソウ(銀竜草)は別名幽霊茸(ユウレイタケ)
ギンリュウソウ(銀竜草)はりん片葉に包まれた白色の体全形を竜にみたてたものです。光合成をしない腐生植物で、土壌の菌(キノコも含む)から栄養をもらって生息しているのと、林下にひっそりと生えている姿から、別名、幽霊茸(ユウレイタケ)とも言う。イチヤクソウの仲間で、イチヤクソウ(一薬草)科です。初夏-夏に、茎頂が包葉に包まれた下向きの花を1個つける。HPなどにはギンレイソウと書いてあるものもありますが、ギンレイソウでなく、ギンリュウソウ(銀竜草)が正式な和名です。
今年の三重大学で行なわれた日本菌学会で以下の発表がありました。具体的な例をあげます。アキノギンリョウソウはギンリュウソウ(銀竜草)の仲間です。
水戸一高校の生物同好会部は「シラカシ林におけるアキノギンリョウソウの菌根の形態と菌類の子実体の空間分布」を発表した。シャクジョウソウ科のアキノギンリョウソウはベニタケ科(右の写真)菌類と菌根(生きている樹木の根につくもの)共生していることが明らかになっている。しかし、日本に分布するアキノギンリョウソウの菌根の形態は不明であるので研究したとのこと。
植物と菌類(キノコ)は共生してともに生きている。