トリュフは地下生菌の代表選手です。フランスやイタリアでは犬や豚を使って探しているので有名です。 地下生菌とは 地下に子実体(子嚢果)をつくる菌類の総称です。 子実体の頂端が地表に少し露出する種類も含む。 分類ではトリュフの仲間のことをTuber sp.と現します。 トリュフは子嚢菌の仲間でセイヨウショウロ科セイヨウショウロタケ属菌に属するキノコです。即ち、日本の松林に発生している「松露(ショウロ)」に似ていて、ヨーロッパから来ているから。シデ、コナラ、カシ、マツ、クリの木等ブナ科の外生菌根で撹乱地(道端、公園、神社)に発生します。皆さんも探せば見つけることができます。でも、見なれてないと無理かも。関東でも埼玉、神奈川、栃木等で発見されています。採集する場合には地面を掘らず、採集すのは少数にして残すようにすれば、来年も発生して楽しめます。 トリュフ特徴と同定 Tuber 属の種の同定は子嚢果(一番上の写真)の大きさ、形状、色、大理石(上から二番目の写真の中の左)模様(断面がスポンジ状でない)の肉眼的なものと、殻皮、子嚢中((上から三番目の写真))の胞子の数、子嚢胞子の大きさ、胞子表面の棘や網目模様等の顕微鏡の観察で行ないます。 比企丘陵の広葉樹林内で、ひっそりと今、発生しています。最初に発見したときはキノコでなく、「石」様にみえました。香りは弱い 一番上の写真のメモリは1cm。上から三番目写真は顕微鏡で200倍試薬で染色。上から四番目の写真は顕微鏡で400倍で、まだ、未熟の胞子でこれから、秋にかけて成熟します。 今のところ種名がついていません。私は勝手にTuber spRとしています。そのうちに埼玉産ショウロも載せます。
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