今日は史跡クラブMさんの案内で行田の古代蓮の里に行ってきました。 今から約2000年前、「古代蓮の里」一帯は、たくさんの水生植物が茂る湿地帯でした。そこには、蓮の花も咲いていました。 そのとき咲いていた蓮の実が地中深く長い間、眠りについていました。 昭和46年に、小針地内に新しい焼却場施設を建設するための造成工事をはじめた時、掘削によってできた場所に水がたまって池となり、地中深く眠っていた蓮の実が静かに目覚めたとのです。 地中深く埋もれていた多くの蓮の実が出土し、自然発芽して一斉に開花した事は極めて珍しいこと言われてます。また、珍しいハスとしては、「アメリカ黄蓮」があります。 上から三番目の写真は実とその中の「種(たね)」です。 1951年(昭和26)3月、植物学者・大賀一郎博士(1883-1964)は、地元の花園中学校の生徒たちと共に遺跡を発掘調査した。 3月30日、花園中学校女子生徒(西野真理子)が、千葉市検見川(花見川区朝日が丘町)、地下約6メートルの泥炭層から最初にハスの実1個を発掘した。4月06日、2個のハスの実を発掘し、発見したハスの実は、合計3粒になった。 ハスの権威者・大賀博士は、それらの年代を明確にするため、ハスの実、丸木舟の一部などをシカゴ大学へ送って年代分析・鑑定を依頼した。 その結果、それらが弥生時代(約2000年前)のものであることが判明した(千葉市大賀ハスより)。 行田で言う「フライ」とは、小麦粉をやわらかく水で溶き、鉄板の上でうすくのばしねぎ、肉、卵などの具を入れて焼き、ソースか醤油だれをつけて食べる、お好み焼き風の食べ物です。もともとは農家の手軽なおやつが、持ち運びやすさと腹持ちのよさから、昭和初期に足袋工場で働く女工さんに大ヒットしました。 名物行田「ゼリーフライ」は、じゃがいもとおからで作った、衣の付いていないコロッケ風のものです。 |