最初、色と輝きから判断して、黒曜石(黒耀石)は石炭に近いものと考えてました。石炭は生物起源であるので違う。黒曜石はどの火山でも産出するものでなく、酸性の火山岩と流紋岩に伴う火山ガラスであるのでガラスに近いものです。 長野小県群長和町に「黒耀石体験ミュージアム」(一番上の写真)があります。そこから、熊よけの鈴を借りて30分登ったところが黒耀石のふるさと鷹山です。旧石器時代には、そのふもとに石器工場のような遺跡が、縄文時代には、峠付近で掘り出した鉱山ような大規模な遺跡が残ってます(クレーターのような窪み)。 割れ口が鋭く加工しやすい黒耀石(上から三番目)は約3万年もの間、石器の材料として利用されてきました。産地の限られる貴重な黒耀石を求めて、この鷹山にたくさんの人々が集まり、大きな遺跡がいくつも残ってます。全国各地(秩父の遺跡や遠くは神奈川県の遺跡から出土している。8/4のコメント「子規好き男」)へと運ばれていった黒耀石のふるさとです。 一番下の写真は体験ミュージアムで石器づくりをしているところ。バスできた小学生が「勾玉づくりと」等を体験していました。 孫のお土産に黒耀石のナイフ(石器時代には肉を切った物と同じ形)を買いました。石器は当時の古代人にはかなり便利な道具。 その他に「和田黒耀石資料館もあります。」 |