今回はいきがいの先輩のIさんに案内してもらいました。 妙音沢湧水は環境省が今年6月に選定した新しい名水100に選ばれたところです。地域住民などによる保全活動が主体的におこなわれている湧水などから百箇所の「名水」を選んだそうです。 写真の上から一番目と二番目は湧水地点。一番下はまもなく、黒目川に注ぐところ。 この湧水は新座市営墓地(新座高校の裏側)の近くにある斜面林にわく湧水で、武蔵野台地の段丘崖(ハケ)下から大沢、小沢の二筋の流れを作り、黒目川に注いでいます。この水域にはプラナリア、ヘビトンボなどの貴重な水生生物が生息しています。 プラナリアとは和名でナミウズムシといい、動物分類上、扁形動物門、渦虫綱の総称で再生力と走行性の実験に使用されます。 この黒目川は川越の新河岸川と比較すれば、うらやましいほど澄み切った水でした。また、湧水のある斜面林にはカタクリやニリンソウなどの貴重な植物が自生しています。 妙音沢とは「その昔、天から降りてきた弁財天が、村人に琵琶の秘曲を授けた」「弁財天の奏でる調べは片山の里に響きわたった」との伝説からきているそうです。 ただ残念なことには段丘崖の上が住宅地になっていることですが、でもいつまでも残してほしい。
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