くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2008/08/25 4:57:29|町並み
徳川家の霊廟(皇女和宮)

 昨日、徳川将軍家霊廟のある芝増上寺に行ってきました。川越は雨でしたが東京は曇り、散歩にはちょうどいい日でした。
安国殿の本尊の両脇には和宮像(上から三番目)、聖徳太子像がありました。その建物の裏には、徳川家の霊廟があります。この建物も第二次大戦中に焼失しましたが、後に元とはやや異なる様式で再建されました。
「鋳抜門」とよばれる黒い鉄でできた門(上から二番目)、には、葵の紋章が付いています。この霊廟には、二代秀忠、六代家宣、七代家継、九代家重、十二代家慶、十四代家茂の六人の将軍と、それぞれの家族など係累が葬られています。皇女和宮(静寛院和宮)の墓(一番下)?の写真を撮ってきました。たまたま歴史に強い人がいて、すべて徳川家の墓は石堂なのだそうです。写真のように周りが菊の紋があり、青銅製なので皇女和宮(静寛院和宮)の墓に間違いないと断定していました。
 川口松太郎の「皇女和宮」を読みました。
 8/3ブログの子規好き男さんより「昭和の半ばに和宮の墓を改葬する際、和宮が写真(ガラス板)を胸に抱いているのが発見されたそうです。研究者が持ち帰って翌日以降に詳しく調べようとしたところ、昔の湿式写真だったため、翌日には写真の絵が消え去っていたとか。写真の主は家茂とも、和宮の元の許嫁とも言われていますがはどちらだと思われますか?」私は和宮の元の許嫁かなと思います。定年前になくなった先輩がよく歴史の町並みを案内してくれましたが、その頃は興味がなかったのですが、今は興味を持ってます。







2008/08/24 3:52:34|その他
「ペットボトルロケットを飛ばそう」支援者として

ペットボトルロケットを飛ばそう
ペットボトルロケットとは、ペットボトルを利用して作った空気と水の圧力で空高く飛ぶロケットのことです。
用意するもの
炭酸飲料のペットボトル二個、6号のゴム栓、キリ、ビニールテープ
空気入れ、ボール用空気入れ、ハサミ、カッター、両面テープ。
作り方(絵入りのマニアルがある)1 ペットボトルでロケットの胴体を作ります。
(ペットボトル一個を胴体「スカート」にするので切ります)
2 尾翼をつけるスカートを作ります
3 牛乳バックから尾翼を切り取り、尾翼を完成させます。
4 尾翼をスカートにつけます。
5 6号のゴム栓にきりで穴をあけます。
発射台
45cmに切った雨どいをガムテープでしっかり板にはりつける。
その他いろいろあります。
飛ばし方1 水をいれたペットボトルロケットの口に、6号のゴム栓をギュッとおしこんで、発射台に載せます(支援者がおさえてもよい。)
2 空気入れで空気を入れていくと、そのうちに、ゴム栓がぬけて、ロケットが発射します。但し、いつ飛ぶかがわからないので注意します。
ペットボトルロケット 注意 四か条
1 飛ばす方向に人がいないことを確認する。
2 グランドなどの広い場所で飛ばす。
3 道路などでは交通事故につながるおそれがあるので絶対にしな い。
4 風の強い日も危険なので絶対にしない
原理(ペットボトルロケットはなぜ飛ぶのだろう)空気の圧力で水を押して、その反発する力を利用してロケットは飛んでいきます。
子供達の感想
飛んだ! 飛んだ!。
ロケットの水がぼくのズボンにかかってしまった。
難しいと思っていたペットボトルロケットが意外に簡単にできました。
よく飛ぶということが分かった。







2008/08/23 7:21:29|植物
ミヤマツチトリモチ(奥日光?)

 ミヤマツチトリモチとはツチトリモチ科ツチトリモチ属。ツチトリモチ属は自己の吸根を寄主体に突入する寄生植物型でなく、寄生根を自己の体内に引き込んで分岐させ、寄主より養分を吸収する特異な型です。花は根茎の内部に発生して、その組織を破ってでます(渡辺&阿久沢より)。
 私は、埼玉きのこ鑑定会でツチトリモチと言いましたが、Mさんから以下のメールでミヤマツチトリモチであることがわかりました。「鑑定会に出ていたツチトリモチ、あれはミヤマツチトリモチでしたね。ツチトリモチは暖地の海岸に近い森林に生え、赤というか橙色でした。花の時期もずっと遅く10月から12月と本には書いてありました。あの根茎で鳥モチを作るのだそうです。そして雌雄異株で雄株は発見されていないとのこと、もし見つけたものが雄株でしたら大騒ぎですね」。
 命名は牧野博士で寄主がカエデ属です。鑑定会に出ていたミヤマツチトリモチは1000m付近の積雪地帯の落葉樹の中に自生していたと思います。 









2008/08/22 6:22:21|きのこ
極めてまれな地下生菌「ウツロイモタケ」

 Mさんの車、5人で5時に川越を出発し高速と有料道路(羽生インターから早朝割引1250円)で行きました。奥日光の金精トンネルから登りました。登りは急でしたが、キノコを観察しながら金精峠につき、金精神社にお参りをし、早お昼にした。女性2人が途中下山してもらい、車を菅沼にまわしてもらいました。
 下り標高2000m付近のコメツガ等の針葉樹のあるところに、極めてまれな地下生菌「ウツロイモタケ」が一個、腐葉土の下に発生していた。ウツロイモタケは表面はほぼ平滑で多少ざらつき、類白色からクリーム色。子実体(約1cm)は半地中、で塊形不規則な形で凹凸があり、一部開口しています。断面は空洞迷路状(上から二番目)で内側に子実層(胞子を造る細胞層)があります。開口部分が下になります。
 細長いのが子嚢(一番下)、その中にあるのが子嚢胞子です。は2〜3μmの疣状物が周囲につき約20x16μm、広楕円形。子嚢とは胞子をつくる袋上の先端細胞。子嚢胞子とは子嚢の中につくられた有性胞子。
 同じ和名なのに(子実体が違うのかも)、キノコで有名な青木氏はHydnocystis japocica、吉見氏はHydnotra michaelisと発表しています。
 絶滅危惧種に指定されていないと言うことは、あまりにも稀な(どんなところに分布するのか不明)ので絶滅危惧種選定者に知られてないのかも。 







2008/08/20 2:23:40|湧水
高坂の七清水

いきがいのSさんに案内してもらいました。地下水が崖や谷頭から地表に流れでたものを湧水という。台地のはずれにある崖には、しばしば地下水が湧き出した泉があります。この高坂にも何箇所かあります。
丘陵地の林の上に降った雨の一部は地下にしみ込みます。地層の中に粘土などの水を透さない層があると、その下にしみ込めず、地下水となって流れてます。 その湧水は様々に利用されてます。
 高坂の東に広がる田園地帯に向かって、台地から低地へ変わる所では、数メートルの段差があり、その所々から清水が湧き出している、坂道と清水が多い事から、このあたりは「七清水八坂」と呼ばれていたそうです。そのうちの一つが、世明寿寺の東下にある「観音下の清水」は、市指定文化財、天然記念物にも指定されています。また、「東光院下の清水」では、鯉が気持ちよさそうに泳ぎ、周りも綺麗に保たれています。どの清水も、地域の皆さんによって手厚く保護されています。湧水量こそ少なくなったようですが、古くからこのあたりの人たちの生活を支えてきた清水。今では、市民が手軽にウォーキングを楽しめる「ふるさと自然のみちコース」の一つとしてウォーカーに憩いの場を提供しています。
 七清水の場所です。(あるけのコース巡です)
1,高済寺下の清水
2,東光院下の清水
3,観音下の清水(土の壁に囲まれた自然味一杯の所)
4,宮鼻の清水(今も日常生活に使っている)
5,寺下の清水(倶利加羅不動尊が見守っている)
6,中形の清水
7,大下の清水
  市広報による。