くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2008/09/05 3:21:17|植物
ニガウリ(苦瓜)の「緑のカーテン」
 暑い沖縄では、ニガウリのことをゴーヤーと呼び、夏になるとよく食べていたそうです。
 S氏の家はニガウリで「緑のカーテン」をしていました。    5月の連休に、一間あたり2本、全部で7本を植えたそうです。7月には実が付き、8月には立派な「緑のカーテン」になり、8月下旬には実が100個以上になって、その実を近所に配り喜ばれたそうです。ニガウリは虫がつかず栽培しやすいとのこと。但し、パイプ代とネット代がかかります。
 私も5本貰い佃煮にしました。ニガウリ料理はだめでしたが、佃煮にして、おいしく食べています。「緑のカーテン」のためエアコンの効きをよくなり、省エネ効果になります。道路から見栄えもよくなったそうです。ニガウリはアジア原産のウリ科の植物です。
来年、我が家も栽培に挑戦します。







2008/09/03 5:04:39|植物
カクレミノ(隠れ蓑)
 カクレミノは「ウチワのような葉を、天狗が持っていて、隠れ蓑を着ると姿が消える」といわれてます。その『隠れ蓑』に似ているので、テングノカクレミノ(天狗の隠れ蓑)、または、カクレミノと名前がつけられています。下から見上げてみるといろいろな形の葉が見えます。葉は互生。枝先に集まってつく傾向があり、葉の形は変化が著しく、切れ込みのないものから3裂、時には5裂することもあります。傾向としては、幼木ほど切れ込みが深く、成木の条件の良い葉になるほど切れ込みがない。夏に緑色の小花を散形につけて果実は冬に黒く熟します。庭や、狭い日陰地などに数本まとめて寄せ植として、また目隠しとして用いられます。
 分類ではウコギ科カクレミノ属。








2008/09/02 2:04:26|きのこ
今年もマツタケご飯
マツタケご飯を作りました。

 毎年、香りが今一なので、今年は調べてマツタケを焙ってから炊き込みました。中国産の大きなマツタケ一本半を準備しました。下処理をしている時は香りをかなり感じましたが、炊き上がると寂しいものになっていました。
 右下はアルミで焼いて、醤油をつけて酒の魚しました。写真を撮る時はいい香り。
次回は新米ができたら、ちょっと秘密のやり方でやります。







2008/09/01 2:38:54|きのこ
キタマゴタケ(黄卵茸)

 キタマゴタケ(黄卵茸)はタマゴタケと似ているが、全体的に黄色〜黄土黄色です。タマゴタケの亜種として扱われたが、最近DNA結果から独立種として扱っています。キノコの世界もDNAになってます。
 分類はテングタケ科テングタケ属。和名の由来は幼菌(左上)が卵型でタマゴタケに似ているから。
 傘は黄色、条線あり、ひだは帯黄色(上から二番目の下のキノコ)、離生、やや密、柄は黄と淡黄色のだんだら模様。つばは柄と同色、膜質袋状、つぼは白色で厚い膜質、中型。
発生は夏から秋で、川越の雑木林の地上にも発生し菌根菌(生きた樹木の根とキノコの菌糸が連結して栄養をやり取りするキノコ)です。
 県によっては絶滅危惧種に指定しているところもあり、発生は稀。テングタケ属は毒が多いが、このキノコは食と本には書いてあります。
 一番下の写真はキタマゴタケがフェアリング(菌輪)をしています。
フェアリング(菌輪)とは同じキノコの種が輪を描くようにはえている状態です。今、風通しのよい林はキノコの時期。








2008/08/31 7:34:00|きのこ
アカヤマドリ(赤山鳥)

 昨日川越の森に行ったら、アカヤマドリ(赤山鳥)がこの雨でかなり発生していました。キノコも子孫を残す戦略として6月ー9月まで発生し、環境変化や人為的変化に態様しています。キノコは植物の花に相当し、本体は地下にある菌糸です。
写真は幼菌、成菌、老菌で、かなに変化します。とても同種とは思えないほど変化します。これもキノコの特徴かも。
 広葉樹(コナラ等)の混じったマツ林地上に単性または群生します。傘は最初半球形で、のちに丸山形〜扁平となり、幼菌は皺多く脳状だが、のちにひび割れて肉の地肌をあらわす。大型のキノコです。
 好きものの友人はこのキノコをカレーに入れて食べるとキノコの色がカレーのようになるが味は今一と言ってました。
このキノコは6月30日に記載してありますので、読んでください。