| ショウゲンジ(正源寺)の名前の由来は、信州か岐阜あたりのお寺の名前とか。このキノコが大好きな坊様がいて、寺の名前がキノコの名前になったとされて言われてます。 長野では「こむそう」,広島では「こむそうなば」、岐阜では「こもっかぶり」と言われます。 傘に注目してください。成長しかけのものでは、白い柄の先端に、開く前の傘がポコンという感じで付いています。その姿が、尺八を吹き深編笠をかぶって旅をする虚無僧に似ているため「コムソウ」、西日本では「ボンサン(坊さん)」などと呼ばれているそうです。 傘は径5-8cm、表面は黄土色―黄土褐色で放射状のしわがあり、初め白―帯紫色絹状の繊維におおわれます。ヒダは類白色のち,さび褐色、やや蜜。柄は傘より淡色、膜質のつばと不完全なつぼがあります。一番下はツバで単位は1CM。 分類ではフウセンタケ科ショウゲンジ属。 秋にアカマツなどの針葉樹に、時には広葉樹にも発生します。 柄は硬く締まっていて、極めて歯切れよい。さわやかで上品な味わいがあり、薄い味付けの料理によく合う。お吸い物にも合う。 富士山の四合目にある山小屋ではショウゲンジ入り味噌汁が400円でおいしかった。 |