くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2008/10/06 22:52:56|きのこ
小川元気プラザのキウロコテングタケ(黄鱗天狗茸)
 キウロコテングタケ(黄鱗天狗茸)はテングタケ科テングタケ属のキノコで、写真のように傘の表面に鱗(左上)のような形ものができます。
 夏から秋にかけてブナ科(ドングリの仲間)の広葉樹林内に発生します。きのこには特有の臭気があります。写真のきのこは埼玉県小川元気プラザのコナラ林で採集しました。
 比較的珍しいキノコです。傘の表面の色は白色(右上の下)でのち帯黄色のつばの破片を付け、縁部にはつばの一部が残ります。指などでさわると橙黄色に変色します。ひだは白色でのちクリーム色(左下)、傷つけると黄変し、並び方はやや密で、柄に上生から離生。柄は傘とほぼ同色(右下)で、表面は綿くず状のささくれで覆われます。根もとは紡錘状にふくらむ。
 



 








2008/10/06 2:30:53|川越
蔵造り川越の国登録文化財の看板住宅「百丈」
 市役所前に看板住宅「百丈」があります。この看板住宅は外観が洋風で内部が和風住宅。百丈は、もとは湯宮釣具店として1930年に建築されました。写真の様に階ごとに異なるデザインの木造3階建て、銅板ぶきの店舗併用住宅です。 看板住宅は関東大震災後、東京下町を中心に建てられ、商人の粋と見栄の商店建築のことです。多くは時代の流れの中で壊されてしまったため、現存するものは貴重とされて活用しつつ保存していることが評価されましたので、1999年7月16日、国の登録有形文化財に指定されました。
一階と二階は和風の蕎麦屋、三階は美術館。右下は日高の巾着田で撮ったアカバナの蕎麦の花です。







2008/10/05 4:03:41|植物
酒のメイカーが開発した「サンパラソル」の花
 此花も近所の庭に咲いていましたので、名前を聞きました。
 サンパラソルの花は原産地、ボリビア、エクアドルで桃色と白があるそうです。写真のようにツル性、花も大きく、開花時期が長いのに驚きました。
 サンパラソルはサントリーが開発したそうです。
亜熱帯性の植物で、非耐寒性。高温期であれば、挿し芽で増やせます。写真のように花が終わるとそのままポロット落ちるタイプ。







2008/10/04 4:06:15|きのこ
絵本に出てくる「ベニテングタケ(紅天狗茸)」
 ベニテングタケ(紅天狗茸)はテングタケ科テングタケ属のキノコで、地方名はゴマタケ(新潟)、テングハエトリ(秋田)、ハエトリ(長野)等が多数あります。
 西洋では神秘的なキノコとして宗教や民俗と結びつきエビソードのあるキノコ。
 高原のシラカバやマツ林に生育し、針葉樹と広葉樹の双方に外菌根を形成する菌根菌(樹木と共生菌)です。深紅色の傘にはつぼが崩れてできた白色のイボがあります。柄は白色でささくれがあり、つばが付いて、根元は球根状に膨らんでいます。
 毒きのこの代名詞のようになっていますが、死に至るほどの毒性(筋肉のケイレン、幻覚が出るとのこと)はないようです。塩漬けにすると毒が抜けるとの説もあり、昔から食用にしている地域もあります。あとが怖い。白樺林で菌輪を描いている様は見事です。







2008/10/03 2:02:44|その他
人里動物のタヌキとハクビシン(白鼻芯)

 近所の農家の人から聞いた話し。 夏には畑の中央にある収穫直前の甘いトウモロコシが毎日、無くなった。ブドウの巨峰棚から毎日、少しずつ収穫直前のものがなくなり、盗まれたと思ったそうです。調べたら、どうも動物らしいことがわかり、罠をかけたらタヌキとハクビシンの掛け合わせのアイノコが繋りましたと言う。ハクビシンはある団体がかつて猟をするために放したと言う(今なら大変のこと)。
 自然の状態では「種」を越えた雑種は出来ないので、私はタヌキと判断しました。タヌキは人里動物で人が食べるものは何でも食べます。また比企に通うと交通事故にあって死んでいるをタヌキ見ています。
 二番目と三番目の写真は獣道のタヌキ道。タヌキにとって自分の縄張りを人間が勝手に畑にしたので、食べるのは当然と考えているのかも。
 一番下のハクビシンは博物館で撮った写真。頭から鼻に掛けて白い線が特徴で「白鼻芯」という。