くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2008/10/24 1:59:58|きのこ
ヤナギの木に発生したヌメリスギタケモドキ(擬滑杉茸)
ヌメリスギタケモドキ(擬滑杉茸)は広葉樹のヤナギ、プラタナスの枯れ枝に発生する場合が多い。今回のは比較的活力のある樹木でしたので彼氏が登りました(左下)。
 傘は開くと5〜12cm、丸山形〜のち平らに開く。表面は湿時粘性を持ち、乾くと光沢があります。黄色、のち黄さび色、さび褐色のほぼ三角形の鱗片を持ちます。柄は長さ10cmほどで、粘性はない。早落性、繊維状のつばを持つ。胞子紋はさび褐色。傘と柄の両方に粘性があればあればヌメリスギタケになりますが、柄に滑りがないのでモドキ(擬)になります(右上)。
分類はモエギタケ科、スギタケ属。
 傘にぬめりが多く、肉厚でボリューム感があります(右下は湯で煮こぼしもの)。風味には癖がなく、ずっしりとした歯ごたえが楽しめます。同分量の酒、みりん、醤油で煮ると、うまみのあるとろりとした汁になります。柄はぬめりがなく固いので、バターなどで炒めるとよいそうです。







2008/10/23 4:00:04|植物
今が旬! 神代植物園のバラ
 先日小江戸塾のグループで神代植物園にいきました。我々の仲間の見学者が多いことには吃驚しました。本人の申告で熟年料金は半額。川越駅→朝霞台駅→武蔵野線北朝霞→西国分寺→三鷹駅からバス。
 バラの花と香りは春と秋が旬!で今が素晴らしい。香りは蕾と開花過ぎたものは弱いので嫁入りまえがいい。5-6人くらいなら、ボランティアのガイドさんの案内で植物園を見学するとより面白いです。左右対称の洋風に整備された三百種六千本のバラが植えられています。写真のように素晴らしい花と香りでした。バラの香りが送れないのが残念です。
 バラの歴史は西洋の歴史かも、1867年以前はオールド(原種に近いもの)で以後は交配種(ハイプリット)の四季咲き系統の時代だそうです。左上はダイアナ 右下はブルー系統です。その他、東京オリンピック記念の聖火等の多数の品種があります。
 時間があれば深大寺参拝し、深大寺城跡を見学できます。







2008/10/22 2:34:28|その他
スズメバチ(雀蜂)に刺されると死亡例が多い

 スズメバチ(雀蜂)は、スズメバチ科に属する昆虫です。日本にはスズメバチ属7種が生息しているそうです。私には「種」がわからないのなのでスズメバチ属にしました。一番上の写真は9月中旬頃、樹液を吸っていました。
 スズメバチが人を刺すのは、自分たちの巣を守るためです。刺されまいとする人間も必死ですが、刺すスズメバチも外敵から家族を守るため命がけです。ですから食べ物を探しに出ているハチなどは、めったに人を襲ってくることはありません。
 スズメバチを見かけたら「近くに巣があるかも」と考え、静かにその場を離れることが大切です。見張り役のハチが飛び出してきて、羽音をたてたり、カチカチと警戒音を立てて威嚇します。これは「近づいたら攻撃する」という意味です。刺されないためには、黒い服よりも白い服のほうがいいと思いますが、それよりもスズメバチの縄張りから離れること。上から二番目は一週間前に山で撮りまして、寒さで弱ったのだと思います。
 かって最初の人がスズメバチの巣を踏み、後から来た仲間が刺されました。医者に電話したら、初めて刺されたのですか、二度目ですかと聞かれました。初めてですと言うとゆっくり来てくださいと言われました。二度目なら救急車を呼びなさいと言われたかも。
二度目が危ないです。
 日本で最も危険な野生動物であり、熊害や毒蛇の咬害よりもスズメバチによる刺害の死亡例の方が遥かに多い(一番下の図は栃木県立博物館)。







2008/10/21 0:52:26|植物
不完全な甘柿「百目柿」
この写真は近所のAさんからもらったもので私の好きな柿です。百目柿は甘柿の一品種。関東地方に多く、果実は球形でやや大きく、上方に同心円に近い黒色の筋(渦)があり(右上)、へた部に脱渋の不完全なものがあります。熟してくれと黒色の筋(渦)があり、これが甘さの証拠だと言う。
 同じ柿の木になった実なのにどうして、いつまでたっても渋いのかわからないのです(左上)。ご意見ください。右下の写真は右が甘く、左は渋い。左下は甘かった。
 山梨、長野には甲州百目(富士)があり、渋柿に分類されています。
 話しは変わりますが、川越祭りの山車の写真を何枚も撮りましたがうまく撮れなかったので、来年は一番上の人形に焦点を合わせて撮ります。

 







2008/10/20 3:17:52|町並み
大手町の天照鈿女(うずめ)の山車と町名の起こり
 昨日、川越祭りにいきました。午前中、山車は自分の町だけを廻りました。大手町の山車(右上)は天照鈿女(あまてらすうずめ)の人形で神楽における舞の姿をテーマとしたもの。山車は牛に引かせたころの面影が残し、迫り山車の三つ車(左下)です。山車の初期を伝える様式で県指定文化財。
 大手町は(旧江戸町)川越城西大手門より、「鉤(かぎ)の手」前までを指す。旧十ケ町のうち上五ケ町のひとつ(松平信綱が定めた)。城より江戸へ行くための起点と言われる町であるため江戸街道と呼ばれていたが、町の繁栄と共に江戸町と呼ばれるようになった。ここは道路が二回直角に曲がる城下町特有の「鉤の手」跡であります(武蔵三好野名勝図会より引用)。
市内の人気菓子を紹介します。餡は十種類くらいあったようです「亀どら」