環境ネット主催、秩父演習林のボランティアの案内で埼玉県の東京大学秩父演習林を訪れました。入川林道から森林軌道を歩いて、荒川の起点まで行きました。 この森林軌道が魅力的であるのは、緩やかな勾配で歩きやすく、渓流沿いの森林を観察しながら歩けます。 カモシカが警戒するかのように我々を見ていました。紅葉した落ち葉はブナ(二番上の写真の上)とイヌブナ(写真の下)。上から二番目の写真のように、ブナは成葉になると毛はほとんど落ちてしまう。また、ブナの葉はイヌブナよりやや厚ぼったい。イヌブナの若い葉は両面とも長い軟毛があり、表面はやがてなくなるが、裏面の脈上は黄葉の頃まで残ります。一番下の写真のようにイヌブナは中心部の幹が枯れると、その外側に派生する新芽が成長し、その幹が肥大生育するため、独特の景観と特徴を持ちます。 上から三番目はヒトツバカエデ。別名はマルバカエデ(丸葉楓) 山地に生える落葉高木です。葉はカエデ属に特有の切れ込みがなくハート型をしています。これがカエデの仲間とはちょっとわかりにくいです。秋に黄色く色づきます。 秩父演習林には宿泊施設もあり、我々も申し込むと宿泊できますとのこと。 |