くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2008/12/24 7:41:12|きのこ
これもトリュフ「pseudoexcavatum」和名が無い
 このトリュフも、昨日の所から20m離れたシラカシ林の下に発生していました。上段と下段は色が違いますが同じものです。上段のように、トリュフの菌糸が赤系なので赤みがでます。下段は乾燥して菌糸がなくなり、本来の色になります。右側はいずれもトリュフの裏面(下側)です。写真のように裏面に窪みがあるのが特徴です。
 前回の福島産と同じ種で、まだ和名がありません。
 フランスでは黒トリュフと白トリュフに分けます。それに従えば
黒トリュフになります。







2008/12/22 23:10:01|きのこ
宇都宮市に発生していたトリュフは「イボセイヨウショウロ」
 先日、博物館の友人のT氏からトリュフが発生してるとの連絡がありました。早速、青春18切符を購入して宇都宮に行ってきました。
 そのトリュフは、シラカシ林の下に発生していた。12/8のトリュフと比較すると写真(左上)のように、表面の疣が大きいのがわかります。、顕微鏡(400倍)で胞子の大きさ等も測定しました。また、胞子表面が棘のみなので「Tuber indicum(イボセイヨウショウロ)」だと判断しました。右上は冬なので乾燥していますが、ナメクジに食われたトリュフだとT氏が言う。しばらくの間、冷蔵庫に入れるとトリュフ独特の香りがしてきました。
もう一種は、先日の福島と同じものがありました。








2008/12/22 4:15:25|植物
西洋と日本が調和する「旧古河庭園」
 J.コンドルが設計した庭園は、邸宅に隣接する幾何学的な西洋庭園と、奥に広がる日本庭園とから構成されていています。その間に森も(ツツヅ)配置する見事な庭園です。写真の用に幾何学模様の刈込のフランス整形式庭園と、石の欄干や石段など、立体的なイタリア露壇式庭園の技法を合わせています。バラと洋館が調和しています。
 日本庭園は京都の庭師小川治兵衛の作庭です。その庭園の中心は「心字池」で優雅な曲線が心を癒す。右下は見事な雪見灯篭。見学料は65才以上は70円です







2008/12/21 4:16:21|町並み
渋沢資料館から歩いて20分「旧古河邸」
 旧古河邸は石造りの美しい洋館で鹿鳴館の設計者、ジョサイア・コンドルが設計しました。かれの最晩年の作で、大正6年5月に竣工しました。外壁は真鶴産の安山岩で覆われ、屋根は天然ストレート葺き、となっています。
 大正12年9月1日に発生した関東大震災でもびくともせず、病院になって、約2千人の避難者を収容したと言う。また、東京大空襲でも大破せず、現存しました。J,コンドルは24才で来日し、生涯、日本に住みました。日本の建築学の祖と言われ、東大に銅像があります。
 左下はガイドしてくれたお嬢さんでブログのことを了解してくれました。右下は馬車道です。
 







2008/12/20 3:00:02|町並み
「埼玉の三偉人渋沢栄一」の渋沢資料館
 埼玉の三偉人「渋沢栄一」の講演を「いきがい東松山」で聞きました。昨日、王子駅の傍にある飛鳥山に行ってきました。史料館本館(左上)に隣接する旧渋沢庭園があります。国の「重要文化財」に指定されました大正期の2つの建物、「晩香廬」と「青淵文庫」が庭園とともに当時のままの姿で残っています。
 この重文の内部の一般公開は土曜日12:30-15:45分でしたので、見学できませんでした。写真の右上は青淵文庫。右下は栄一氏が、かって経営した「第一銀行」の浮世絵です。左下は晩香廬。食の安全を脅かした「事故米」等の経営者はこの『道徳経済合一説』(すなわち『論語と算盤の一致』)を貫き、実践したのを学んでほしかった。