くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2009/06/05 8:54:10|植物
入笠山の湿原の花
昨日、入笠山いきました。南諏訪インターから国道20号で10分。ゴンドラリフトを利用し、標高730mを一気に登り、山頂駅着き、まもなく入笠湿原。
そこには80万株の日本スズラン(左)と中央の写真ズミ(小梨)が待っていました。食虫植物のモウセンコケは7月からとのこと。熊笹の下には青々としたミズゴケ(右)が生育していました。そこから頂上まで登り30分で我々のグループが一番乗り。ゴンドラの料金は1400円でしたが、入笠に咲く花のガイドブックをくれ、帰りはお手拭きも渡すサービス。中旬はスズラン祭りもあるそうです。今、クリンソウも開花していました。







2009/06/03 9:01:55|植物
荒川知水資料館の観察池の浮葉植物
 前日の続き。荒川知水資料館の観察池にヒツジグサ(未草)が開花していました(左)。ヒツジグサは平地の沼や高層湿原の沼地にも分布します。未の刻(午後2時頃)に開花するので、この名前が付きましたが、午前中も開花します
 中央はトチカガミ(鼈鏡)はトチカガミ科トチカガミ属の多年草。鼈はスッポンのことで、光沢のある丸い葉を鏡に見立てて名付けられました。池や沼に生える浮葉植物で、写真のように裏面中央に盛り上がった部分があり(写真の中央の中央)、このふくらみが浮き袋になって水面に浮かぶ面白い植物。右ははジュンサイでお吸い物のとして食用です。明日は休み。







2009/06/02 5:24:17|町並み
新河岸川の終点岩淵水門(赤水門)
 新河岸川の終点岩淵水門に行ってきました。その水門の下流から墨田川になります。新河岸川と言えば、小江戸川越の舟運で何回も記載しております。左は旧岩淵水門(赤水門)で大正5年着工、大正13年完成。中央は現在の水門。近くに荒川知水資料館もありますので必見です。
「農民魂は先づ草刈から」という碑文が印象的でしたので調べました。これは1938年(昭和13年)から1944年(昭和19年)にかけて付近の荒川土手で行われた「全日本草刈選手権大会」を記念して作られたものとのこと。







2009/06/01 3:41:39|きのこ
ササクレヒトヨタケ(細裂一夜茸)
 このところ雨が多いので散策するときのこが目立ちます。昨日、近所の公園でササクレヒトヨタケをみつけました。別名はあみがさこぞう、ささくれきのご(秋田)。傘の表面は、白〜淡黄土色の大型のささくれた燐片で覆われています。この傘は夜に成長し傘の縁から溶けて液化します。
 西洋では食用で、マシュマロのような口あたりで美味しいという。においも癖なく和風、洋風にあうと書いてありました。私は食べていません。中央は断面。







2009/05/31 8:24:49|川越
川越城本丸御殿保存修理工事見学会
昨日、川越城本丸御殿保存修理工事見学会に行ってきました。野地板撤去後の屋根の骨組に歴史を感じました。屋根の瓦の下は泥(水田の土)、さらにその下は土居葺き(サワラ板)。今の豪華な家は欅普請ですが、江戸時代は栂(ツガ)普請が最高とのこと。地盤が部分的に下がったために建物歪みが生じたので、礎石の調整の工事をしていました(中央)。専門の建築の方が多かったので、初歩的な質問がしずらかった。
本丸御殿は弘化3年(1846)の火災によって焼失したので、城主の居場所兼公務の場として、1848年竣工しました。