くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2009/06/10 4:28:20|野鳥と魚と昆虫(蛍)
ホタル籠の作り方講習会
 前日の続き。一色地区はゲンジホタルで、一色川の上流と下流にはホタルがいなく、中流にかなりの数のホタルが飛んでいました。とにかく、人が多く、三脚をつけて写真は撮れませんでした。
 伝統工芸のホタル籠の作り方講習会が行われていました。写真のようにその形から「ねじれ籠」とも呼ばれています。麦の穂の一節目で穂と節を切り落とし、ハカマをはずすと天然ストローができ、それを利用して作ります。ほっほっホータル来い。







2009/06/09 3:25:40|野鳥と魚と昆虫(蛍)
一色のゲンジホタル
前日の続き。左のホタルはゲンジホタル。五月下旬から車のライト防ぐためにガードレールには暗幕が被せられます。人家も少なく、街灯もほとんどありません。川を汚すのは家庭からの生活排水ですので、川の保全のための運動も積極的に行っています。ゲンジホタルのメスの産卵数は400-500個(ヘイケは50-100個)といわれ、水辺の草やコケに産卵します。これは環境の悪化に対して、ゲンジの方が弱いからという。
 右の写真がカワニナでゲンジホタルの餌(ヘイケの餌は主にタニシが多い)で、カワニナの増殖には力を入れているという。
 成虫の寿命は一週間から二週間で、オスは交尾が終わると間もなく死んでいきます。メスも産卵を終わると、その短い一生を終えます。オスはDNAをのこすのみ?







2009/06/08 2:33:46|町並み
ホタル里身延町一色地区
 6/6、友人の案内で山梨県身延町一色に行き、ホタル祭に参加してきました。ここはホタルの自然繁殖数、東日本一を自負する一色地区。一色川を中心に人と生物が共存共栄しています。ヘイケホタルでなく、源氏ホタル。土曜日なので、高速料金が安いので県外の車が目立ちました。川越を14:00出発、17時頃に一色地区に着き、明るいうちに一色川を観察。車の中で仮眠をとり、暗くなってからホタルを鑑賞しました。今月の土、日はホタル祭。左の写真はホタルの光、中央は一色川のホタル。明日もホタル。







2009/06/07 8:33:14|川越
川越大火以前の板葺き町屋形態の吉田家住宅(市文化財)
 吉田家住宅は白漆喰壁が軽快な印象を与え、現存する川越の蔵造り商家中では、独特な外観を持っています。書籍文具商の「謙受堂」の店蔵は屋根の構造に、川越では珍しい大屋根形式です。これは川越大火以前の板葺き町屋の形態を踏襲したものと思われます。「かげ盛り」もごく簡素に仕上げ、高級な黒漆喰仕上げを用いず、あえて簡素にしています。
 右の写真は折釘。蔵造りの建物の壁面には漆喰を半球形に盛り上げた部分に、鉤形に折れた太い釘が突き出たもの。この太い釘が折釘で、漆喰の盛り上がりがツブです。







2009/06/06 1:39:02|川越
江戸の商家の面影がある山下家住宅(川越市文化財)
山下家住宅は切妻造り・平入りで簡素なデザインからなり、明治26年の大火以後に建築された蔵造りとはことなります。壁面から軒裏までも白漆喰で仕上げてます。二階の窓の枠取りを一段ほど浮きあげ黒漆喰(右)で協調するだけで、全体的に簡素な蔵造りになってます。大火以前の意匠形態をもつ数少ない建物。また裏の土蔵には安政4年の墨書があります(川越市文化財より抜粋。場所は仲町で今、修復工事中。