くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2009/06/20 3:01:57|きのこ
キツネノヤリタケ(狐槍茸)
 昨日、友人から奇妙なものを記載しますねと言われました。
 キツネノヤリタケは桑の木が開花し、実が落下するのを待って、胞子を放出します。子孫繁栄のため。子実体(キノコ)はアミガサタケ型できわめて小さい(径3-6cm)。傘は先がとがる多角形、柄は針金のように細長い。5-6月上旬頃のクワの雌株下、写真のように落果の菌核化したものから発生します。菌核は地上に落果し老化委縮した桑の実に寄生して生じ不定形です







2009/06/19 5:42:08|野鳥と魚と昆虫(蛍)
オオスズメバチの女王蜂
昨日、鳩山の電機大学周辺の山を歩いてきました。大学の先生が学生に悪さをするオオスズメバチを捕まえる「わな」をかけてました。写真のようにペットボトルにお酒と砂糖を入れます。左の写真の大きい方が女王蜂。小さい方が働きバチ。主に都会にいるのは黄色スズメバチ、山にいるのはオオスズメバチで大きさが約5cm。オオスズメバチは土の中と幹のほらの中に巣をつくるとのこと。死んでいても尻に触ると針に刺されると言ってました。恐ろしい。







2009/06/18 7:49:07|きのこ
モエギタケ科シビレタケ属?
この仲間は手で触れると青変します。傘の表面は粘性するものとしないものがあり、種名を断定してはいけないきのこ。手足のしびれを伴って中毒を起こすかもしれないから。かつて新宿等の裏町ではこの仲間を食べて幻覚を味わった人もいたらしい。今は持っているだけで逮捕されるという。
雲洞庵(6/14記事)の訪問者からのメッセージについて調べてみました。
雲洞庵の赤門の扁額は【塵心禅林】でなく「海北禅林」で京都の北の禅林(雲洞庵より)。佐渡から持ち込まれたという扁額は、承久の乱で流された順徳上皇の手によると言われてます。







2009/06/17 7:17:53|町並み
前日の続き。越後浦佐野毘沙門堂
 「子規好き男氏」から新潟大学 名誉教授文学博士の平野氏の論文が送られてきました。以下一部を抜粋して載せます。
 浦佐の「ねこ」という語は、ペットの猫であるが、この地方の古い方言では農作業用の膝当て・背当てにする柔らかい藁筵を言う。従って、化け猫退治の伝説を語るのは、全く謂れのない現代人の誤りで、毘沙門堂の中へ「筵を敷くこと」を「ねこ敷き」と言い伝えているのは正解。藁筵は水田を意味する。また新潟県には同類の裸押し合いまつりが8例あるという。







2009/06/16 4:58:24|その他
化け猫伝説?の越後浦佐野毘沙門堂
 毘沙門堂の庭園に猫の鬼瓦(真ん中)がありました。普通の鬼瓦は鬼または家紋の入ったものなのにめずらしいので写真を撮りました。
 有名な裸押し合い大祭(右の写真)でも毘沙門堂に隠れた化け猫を踏みつけるという。これはわらで編んだむしろを「ねこ」に見立てて踏みつけます。また3月3日夜の行事の開始前に「ねこ」を敷いて、毘沙門堂の参拝者の安全を図るという。化け猫伝説でもあるかな。
 境内の中央に大ケヤキがあり、長寿欅(左)と呼ばれています。