くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2009/06/25 8:11:25|きのこ
サンコタケ(三鈷茸)
 酒好き氏より「焼酎に漬けて飲めますよ!味 ?我が家では平成十年のが真白き姿をいまだに維持してます。」やって飲んでみたい。丁寧に栽培しているSさんに頼みにくい。  
 サンコタケを山形では「さんぼんづめ」とも言うそうです。幼菌は卵形の白色。熟すると裂開し、上部に三本、時には六本まで腕をもつ托を延ばしてもサンコタケ。梅雨時期ー秋、竹林や路傍に群生します。この写真のように赤色系を「いかりたけ(川村命名)」となずけた学者もいます。匂いも悪臭を放って虫を呼び、胞子を拡散します。これも森の掃除屋さん。







2009/06/24 8:41:35|植物
ネジバナ(モジズリ)とゼニアオイ(銭葵)
 今、散歩するとネジバナ(モジズリ)とゼニアオイが目立ちます。花穂がねじれているのでネジバナと言う。モジズリは古名で花穂がもじれるからモジリグサといい語呂あわせでモジズリと呼ばれるようになったという。陽地性のラン科植物で芝生の中に開花しています。
 ゼニアオイ(右)の名前の由来は花の大きさが中国の五銖銭(ごしゅせん)と同じだからつけられたという。







2009/06/23 6:15:46|植物
美人薄命の月下美人
前日の続き。脇田さんより「約2週間も待たされて、一晩の命なんて、美人薄命ですね!」昨日、伺うとゲッカビジンの花を切って、次のつぼみを開花させる準備に入ってました。わずか数時間の命でした。写真を撮ることだけ気にして香りをかぐのを忘れました。左は切られたゲッカビジンの花で目盛りは1cm。右は次に開花する蕾み。真中はSが丁寧に栽培しているゲッカビジン。







2009/06/22 7:34:45|植物
ゲッカビジン(月下美人)花
 昨日、Sさんのゲッカビジンの写真を撮りました。S氏は18時頃、つぼみから強いに香りが出てきたので20時頃に開花しますのでどうぞと連絡してくれました。つぼみの最初は垂れ下がっていますが、開花直前になると自然に上を向いて膨らみ、夕方に芳香を漂わせはじめると言われてますが、そのとおりでした。
原産地ではコウモリがホバリング(停止飛翔)をしながらやや下を向き、舌を伸ばして花蜜と花粉を摂食する行動との共進化と考えられているそうです。
 原産地はメキシコの熱帯雨林地帯でクジャクサボテン属の常緑多肉植物です。左は6/9、中央の18時、右の写真は20時に撮影。










2009/06/21 8:55:36|きのこ
DNA解析の結果から「キタマゴタケ(黄卵茸)」
 キタマゴタケは比企丘陵の広葉樹林下に発生していました。この種は以前タマゴタケの亜種として扱われていましたが、最近のDNA解析の結果から独立種になりました。このところキノコ名前もDNA解析の結果から新種が増加しています。この特徴は柄が黄色の地にだんだら模様があり、つばが帯橙色(中央)。キノコはナメクジの餌(右)で発生初期はおいしいらしい。