くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2010/07/26 2:09:33|川越
広済寺の「しゃぶきばば石」と「あごなし地蔵さま」
山門をくぐった右側に、咳や喘息に効くという石塔があり、胴体と顔と頭の格好のある石塔(上中央)は、「しゃぶきばば石」と呼ばれています。これは武蔵三芳野名勝図会(江戸時代の川越地方地誌の集大成で著者は中島孝昌)に紹介された伝説。
これも伝説ですが、「しゃぶきばば石」の隣に歯痛に効くという「あごなし地蔵さま(右上)」が仲良く並んでたっています。
伝説ですが、川越の街並みが蔵造りでなかった頃、この寺の古木に天狗か住んでいて、あわや大火事になろうとした時、持っていた羽うちわで風向きを変えて、火災から川越を守ったそうです。以来、町で火事が起こるとこの天狗が防いでくれると信じられてます。航海安全や祈雨の神として信仰されている金毘羅堂があります(左下)。27-29まで休みる








2010/07/25 5:44:49|川越
どっこい喜多町「広済寺」
広済寺は天文17年(1548)に大導寺駿河守政繁が建てた曹洞宗のお寺です。享保年間に今の本堂を改築した時、軒が高すぎると風雪のためよくないと、黙元和尚が普請半ばに柱を60cm鋸で切ったと伝えられています。
この本堂(左上は)の建築は、起(むくり)屋根で屋根の中ほどが盛り上がり滑らかな曲線を持つ勾配になってます。
右上は海老虹梁(えびこうりょう)で、海老のように湾曲した形の虹梁(こうりょう)の事です。こうした技法は、側柱や本柱など高低差のあるところに用いられるという。左下も素晴らしい彫刻があります。







2010/07/23 21:02:12|野鳥と魚と昆虫(蛍)
旧鍛冶町「田中家住宅」(川越市指定)
田中家住宅は旧桜井商店の店舗として建てられました。桜井家は、屋号を「槌屋(つちや)」といい旧鍛冶町の草分けの一人という。アメリカ製の自転車「ラージ」の販売しており、ウインドーにも飾られました。店蔵は、大工新井助次郎によって大正4年の2/15に上棟されました。
外観は洋風でも構造は土蔵造り(右上)というのが特徴で住居棟との間は観音開扉も使われています。人造石洗い出し仕上げの3連窓や柱型は美しい。この建築は、明治の土蔵造りから大正建築の狭間かな。かつては、美術館(左下)をしていて、今は、美味しい有機コーヒーが飲める店です。
*旧鍛冶町は川越城の刀匠などが住んでいたところ。
*洗い出し仕上げとは、種石を練り合わせたモルタルを上塗りし、それを洗い出して、自然な風合いを再現しようとするものです。







2010/07/23 5:08:24|町並み
竹筏作り
昨日は、7/31(土)に行うウォーターワールド(川遊び)のための竹筏作りを仲間10人と行いました。この行事は公民館の委託で子供たちと一緒に遊びます。
マダケは昨年12月に切り、4Lのペットボトルは自分たちで集めました。1艘に12個のペットボトルをマダケに、ロープで木のフレームに縛り付け、全部で3艘つくりました。
4Lのペットボトルx12個+タケの浮力で、約50kgの体重の子供がのれるとのことウォーターワールド(川遊び)が楽しみです。











2010/07/22 4:38:31|川越
天保2年の仕込み桶
松本醤油の特徴は蔵(前日の記載)付き酵母の自然のちからと国産丸大豆、埼玉産小麦、仕込み桶。その仕込み桶にも棟札(右上)と同じのように天保2年に作成と書いてあるのが店の中に展示してあります。
醤油は江戸時代より使っている木桶にて発酵、熟成させたもので、再仕込み醤油です。見学には予約が必要ですが、川越に来たときは見学を進めます。