くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2009/07/06 6:05:35|湧水
モリアオガエルの産卵
  先日、川越の環境ネットで玉原高原にいきました。
 モリアオガエルは爪がなく、足の指先に吸盤があるから木の上でも生活ができます。つるつるした竹にもへばり付けます。夜行性で天敵は蛇とフクロウです。コロコロッ、コロロロローツの鳴くのは雄のみで、雌を呼び寄せます。メスが来ると先を争って雌の上にオスが乗ります。雌の上の雄は、雌のおなかを刺激します。やがて雌のお尻から、尿と一緒に粘液がでます。待ち構えていた雄は、精子を出しながら雌と一緒に後ろ足でかき混ぜます。すると尻のあたりの白い泡の塊が少しずつ膨れてきます。雌は泡のなかに卵を生みます。左はこれから木に登りました。







2009/07/05 4:25:43|町並み
七夕祭り
 昨日、七夕祭りのボランティアに参加しました。朝早く起きて、笹竹を切り、公民館にもっていきました。小学校も英語が導入されたことを実感しました。友人が英語に興味を持ったのは、大きな家と大きな車の様子が英語の教科書に載っていたことだと言ってましたが、今は不景気と環境でまったく逆になってしまいました。
 天の川のことを英語でミルキーウエイといったら知っているよと言われてしまいました。







2009/07/03 6:42:06|川越
喜多院松平大和守廟所(市文化財)と石の亀
ここは松平家のお墓(右)です。川越市の史跡に指定されております。松平大和守家では明和4年(1767)から慶応2年(1767)まで、七代100年にわたり川越藩主でありました。川越で亡くなった5人の廟所です。この時代、今のサラリーマンのように転勤族なので、江戸に近い大名としては100年にわたったのは稀です。 
 廟所の入り口に石の亀(左の写真)があります。この謂れは大和守家の家来が殿様の使いとして喜多院に来た時、籠に乗ったまま正面の玄関へ横づけをしてしまいました。関東の天台宗総本山で、格式の高いお寺に対して、殿様ならともかく家来としてはあまりにも無礼なので、お咎めを受けてしまいました。家来は即座に籠のなかで切腹をしました。喜多院や川越藩では、この純真な家来の心に打たれて、手厚く埋蔵して、石の亀を刻んだという。 ボランティアで子供たちに説明したら、亀の頭でなく獅子の頭といわれました。明日休みます。








2009/07/02 5:04:24|川越
喜多院の潮音殿(慈恵堂)扁額とボダイジュ
喜多院 は川越市仙波町にある天台宗の寺院。良源(慈恵大師、元三大師とも)を祀り川越大師の別名で知られてます。元三大師の名は、正月三日に入滅されたから。本堂で正座して耳を澄ませていますとザザザと潮の満ち引きのような音が聞こえてくるので、人々は「まるで潮の音のようだ」といったことから「潮音殿」と云われるようになりました。本堂の扁額(左の写真)は、天海僧正の筆によるも云われてます。
真中は喜多院の庭にある市内最大の菩提樹で、右はその苞と実。







2009/07/01 4:17:59|きのこ
地下生菌で果物のようなキノコ「Pachyphloeus属」
昨日、ゲツトしたキノコはPachyphloeus属までしかわからない。まだ和名がないのです。イタリアの学者が書いた本で1/3はイタリア語・1/3はフランス語・1/3は英語の本のなので、辞書を引きながら絵合わせで属名まではわかります。大学のキノコ研究所に送りますが、それでもわからないのが現実です。アジア(日本)産とヨーロッパ産では種が違いますので。右は顕微鏡で見た子嚢(約300μ)と胞子(6μ)。最初に見た時は果物の実だと思いました。目盛りは1cm。
 採集許可を取って一個だけ採集しました。多分、情報不足キノコになります。