くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2009/09/09 2:14:30|川越
河越館跡が11月中旬から史跡公園としてオープン
  河越館跡が11月中旬頃から史跡公園としてオープンする予定で、駐車場の工事等が急ピッチで行われていました。この場所は、桓武平氏の流れを汲む秩父氏の一族、河越氏の居館の跡といわれています。
 武蔵の国きっての有力武士で、鎌倉幕府の御家人として仕えて「川越」の由来に深く関係する河越氏。
 河越館跡は昭和59年12月に国の指定を受けた「史跡」です。これまでの調査により、鎌倉時代から戦国時代末までの400年間にわたる中世を通じて武士の居館や寺院の境内地、戦時の陣所として使われた土地であることが判っています。また、この上戸地区は奈良ー平安時代には入間郡の役所が設置されていました。真中の写真は館の土塁跡








2009/09/08 2:57:30|植物
栗赤飯
 昨日、栗赤飯(左)をつくりました。渋皮を剥くのが大変でした。昨年の11月22日(土)に埼玉県立農業大学校祭(鶴ヶ島にある)に併せて開催している「実りのフェステイバル」を思い出しました。そこでくり新品種「ぽろたん」の紹介をしていました。その特徴は渋皮剥皮性に優れていることです(焼き栗の中国栗と同様に)。
 破裂しないように鬼皮にナイフで果肉まで達する程度(真中)傷を数本つける。その後、電子レンジ(600W)で2分間加熱すると簡単に渋皮除去できます(右)。果実は30gと大きく、果肉は黄色で、肉質は甘み、香気があります。これから出回るらしい。 







2009/09/07 4:09:55|湧水
続き。名細(川越)の湧水
 名細のある御宅の裏庭(左)に二か所湧水があります。そのお宅は、湧水を利用した有機栽培の水田農家ですので、友人は米を購入しています。鯨井中学校北の水路を歩くと、初めはにじみでる程度ですが、湧水量が多くなり、流れになります(真中)。子供たちが湧水探検だけではあきると思いザリガリ捕りを計画しました。右の写真は脇田さんが撮影。白神神社(真中)そばにも川越市のモニタリング地点があります。この辺は湧水群かも。







2009/09/06 4:06:33|湧水
名細(なぐわし)地区の湧水探検
先日、川越シニア大学「小江戸塾」のグループで子供たちを連れて、名細地区の湧水見学にいきました。子供たちと湧水の仕組みや自然の見方を学んできました。ここは八幡神社の南側から一日当たり230uの湧水量が計測(川越市モニタリング)されてます。この神社は正治元年(1199)に奈良県山辺郡から遷座され、現在の創建された社殿は寛政12年(1635)に再建された由緒ある神社。右の写真は脇田さんの写真で、子供たちに下流でザリガニ捕りをさせた写真です。







2009/09/05 8:40:44|きのこ
埼玉県の絶滅危惧種U類「冬虫夏草のクモタケ」
先日、埼玉県西部地区で冬虫夏草のクモタケを見つけました。これも埼玉県の絶滅危惧種U類。これはトタテクモに寄生し、虫全体の死骸を白色菌糸が覆います。柄は白色円筒状、先端は淡い紫色粉状の分生子(無性的につくられる胞子)塊。
 絶滅危惧種U類は絶滅の危険が増大している種。
絶滅危惧[U]類とは以下レッドデータブックカテゴリー(環境庁,1997)によると以下のように書いてあります。
現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧[1]類」のランクに移行することが確実と考えられるもの。 次のいずれかに該当する種
【確実な情報があるもの】
(1) 大部分の個体群で個体数が大幅に減少している。
(2) 大部分の生息地で生息条件が明らかに悪化しつつある。
(3) 大部分の個体群がその再生産能力を上回る捕獲・採取圧にさらされている。
(4) 分布域の相当部分に交雑可能な別種が侵入している。
私は 上記(2)でトタテクモが絶滅の危険にあるからと思います。