くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2010/08/10 4:11:49|その他
旧甲州街道の台ケ原宿「行在所」
台ケ原宿は旧甲州街道で江戸から40宿目。韮崎宿から四里八丁(15.7km)にあります。ここは造り酒屋の「七賢・山梨銘醸」や信玄餅の「金精軒」が昔ながらの佇まいを見せています。
この七賢(北原家)は脇本陣で、現在の建物は江戸時代の嘉永年間と推定されています(上左と上中央)。
明治13年6月の明治天皇巡幸野際に使用された座敷が残ってます(右上)。宿泊代として五拾円が支給されました。この当時の五拾円は、今の100万円に相当しますが、迎えるために修理等で300万円以上はかかったという(左下)。
行在所とは天皇の行幸時の仮宮(かりみや)。行宮(あんぐう)が仮宮そのものをさすのに対し、行在所は抽象的に天皇の所在をさしたが、のちには同義に用いられた。







2010/08/08 7:18:31|植物
蓼科のアオスズラン(エゾスズラン)の花
例年、宿泊する茅野市の保養所に宿泊しました。なんとそこにラン科植物がありました。最初ハマカキランと思いましたが、調べたらアオスズラン(エゾスズラン)でした。これは亜高山帯の林内に生えて、花期は7-8月、緑色系の花を多数総状につけます。
エゾスズランとハマカキランは,非常に良く似ています。しかし,生育場所が異なるので別種とされています。ハマカキランは海岸のマツ林の中に稀に発生します。葉はエゾスズランより円形に近い。花期6-7月、淡緑色の花を多数やや下向きに咲かせます。
明日休み







2010/08/06 21:16:11|町並み
ウイスキーの製造工程「リチャー」前の続き
白州のガイドによると ウイスキー樽は50年間くらい繰り返し使う。長い間使っているとウイスキーを熟成させる力が衰えてくるので、そこで樽の内側を焼くことによってその力を甦らせていくのが「リチャー」です。新しい樽をつくる時に一度樽の内側を焼くことを「チャー」と言います。reは再びなので「リチャー」とは2回目以降の「チャー」のことなのです。使い込んだ樽は上品な木の香を生み出します。
数年の間貯蔵に使われた樽は、内側に火を入れることで再生されます。右上の青白い炎は、アルコール分が燃える色。左下は消した瞬間。ウイスキーを熟成するために欠かせない工程ですが、今は機械で行うとのこと。







2010/08/06 8:10:05|町並み
白州蒸溜工場(ウイスキー)
ハイボールが静かな人気だそうで、サントリー白州蒸溜工場(ウイスキー)を見学してきました。ここは東京ドームの25個分の土地(左上)。スコットランドから輸入した二条大麦と天然水(南アルプス)を原料にして、デンプンを糖分に変えて、酵母を混ぜて発酵させたものを「もろみ」という。左下は蒸溜装置。
焼酎との違いは、材料も違いますが、2回蒸溜(初溜でアルコール20%、再溜で70%)して無色透明なアルコールにします。次回は香り高い琥珀いろになるのを書きます。この水は花崗岩で磨かれて、地下70mの天然水です。もちろんこの場所は見学できませんでした。







2010/08/04 20:58:04|その他
野辺山高原にある日本一
小海線は、山梨県北杜市の小淵沢駅から長野県小諸市の小諸駅までを結ぶJR東の鉄道路線。「八ヶ岳高原線」の愛称が付けられています。
標高1375m地点を通過する日本一高い場所を走る鉄道です。また、野辺山駅は標高1345mのJR線最高駅で、甲斐小泉から松原湖までの9駅がJRの標高の高い駅ベスト9に入っています。
現在は、キハ110系気動車と世界初の旅客営業用ハイブリッド鉄道車両として有名なキハE200系の2種類で運転されています。
ハイブリッド車両とは「ディーゼルを発電に利用し、ブレーキ時に発生するエネルギーを蓄積すること。
今回は見られなかったが、日本一高所の露天風呂「本沢温泉」、日本一高所の小学校もあります。