くさびら紀行

日ごろの興味をもったキノコ・植物・歴史町並み等を書きとめます。
 
2010/05/09 3:00:02|町並み
動物園内の上野五重塔(重文)
重要文化財に指定されている上野の五重塔は家康、秀忠、家光の三代に仕えた土井利勝が建立しました(左下)。芝増上寺や谷中天王寺の五重塔が失われた今ではきわめて貴重な建造物です。
高さ36.36m。各層四面、三間五層の構造で、屋根は五層だけが銅板葺きで、ほかは本瓦葺きです。外廻り全体は桃山式の遺風を伝える丹漆(にうるし)塗。なんと上野動物園内にありました。
上野動物園では,火災に備え,自動消化装置を塔内にとりつけ,塔の周りにめぐらされた堀に水を入れ,災害時の消火用水として使うようにしています。







2010/05/08 6:42:03|町並み
みどり日の上野動物園
5/4日のみどり日は上野動物園が無料なので、大変混雑していました。ホッキヨククマは体重が800kgもあり、地上で生活する最大の肉食動物です。小さな耳、鼻先や足の裏を覆う毛、半透明で太陽の熱を通しやすい体毛等、北極の寒さに適応しています。この日は混雑のせいで落ち着かない様子をしていました。赤ちゃんを抱いているゴリラの親子も人気でした。左下はアリクイ。







2010/05/07 5:52:50|野鳥と魚と昆虫(蛍)
身近にいるチョウゲンボウ
チョウゲンボウは全国的分布することが知られています。この写真も友人で探鳥家の「アボ」さんが撮りました。数年前は川越市役所に巣を作ったのを見たことがあり、話題になりました。昨年は入間川の陸橋で巣を作っていましたが、いい写真が撮れませんでした。
ハヤブサ類の中では尾が最も長く見え、翼の先があまりとがっていません。雄は頭上から顔が青灰色、背と雨覆が茶褐色で黒い斑点があります。雌も上面が褐色で黒い斑点があります。
餌は川原や畑にいるスズメ、ムクドリ、ヒバリ、セキレイ等の小鳥や野ネズミ、昆虫を食べます。秋はトノサマバッタを良く食べます。ホバリング(停空飛翔)空中で羽を小刻みに動かし一点に留まり頭を下げ獲物を探す動作をします。大きさはハトくらいです。







2010/05/06 5:58:38|野鳥と魚と昆虫(蛍)
カワセミ
友人で探鳥家の「アボ」さんがカワセミを都幾川で撮影しました。私は小畔川、入間川等で見ていますが、近ずくと飛んでいってとれませんでした。カワセミ類中では最小。体に比べて頭が大きく嘴が長い。嘴の根元から胸側までの線、翼、尾は金属光沢のある緑です。留鳥。水中の魚を狙い急降下して取ります。







2010/05/05 6:12:01|川越
多福寺(川越藩主柳沢吉保の祈願寺)
次に近くの広大な敷地のある多福寺にいきました。これも川越藩主の柳沢吉保により祈願寺として建立されました。かれは、元禄7年(1694)に7万2千石余で川越城主に栄進しました。
武蔵野台地の開拓は松平信綱時代から進められていたが、台地中央部には地蔵野(じぞうの)呼ばれいた広大な原野が残っていた。吉保は家臣の曽根権太夫らに地割をさせました。
吉保はこの新田を自ら「三富(さんとめ)新田」と言っていたという。