救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
お知らせ 憩の園在日協力会 新会長
1996年、「憩の園在日協力会」の発足から15年間、初代会長の任に当たられた
賀陽 治憲 様 が、去る6月に逝去されました。
憩の園在日協力会の会長は、前会長夫人の賀陽 朝子(ともこ) 様 に、
本年8月より引き継いで頂くことのご快諾を得ましたので、
ここにご報告申し上げます。







訃報 在日協相談役 沢登 保子 様 御逝去 
憩の園在日協力会の設立当初より、相談役としてご尽力賜りました
沢登 保子 様は、8月18日(木)に御逝去されました。
御葬儀につきましては、近親者のみで執り行われるとのことです。

スタッフ一同深く哀悼の意を表しますとともに、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。







8月の在日協事務局掲示板
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ブラジル社会に多くの人材を輩出するカリタス学園
 
サンパウロ市近郊のサンマテウスにあるカリタス学園の紹介をします。
 
サンマテウス カリタス学園は、サンパウロにある「イエスのカリタス修道女会」が
運営している私立校です。
1967年、イエスのカリタス修道女会日本管区の日本人シスターがこの地に派遣され、
教育活動を始めました。
憩の園のシスターは、この修道女会から派遣されています。
 
日本のカリタス修道女会は、1937年イタリア人のカヴォリ神父により創設されました。
(宮崎カリタス修道女会)
その後、1967年にカヴォリオ神父の意思を受け継いだ日本人宣教師がブラジルへ渡り、
今日まで日系人のみならずブラジル人の心の支えとなって活躍をしてきました。
カリタス修道女会は、養護施設などの福祉や教育に携わり、ブラジル社会に
大きく貢献しています。
 
カリタス学園は幼稚園から高校まであり、生徒数は約500人で、うち日系人は約20%、
教員は非常勤も含めて約60人です。
教育の理念は、カトリックの精神、ドンボスコの予防的教育法に基づいています。
ブラジル学校なので当然授業はポルトガル語ですが、日本語はクラブの一環として
学んでいて、日本文化を随所に取り入れた教育を展開しています。







お知らせ −JICAシニアボランティア −
お知らせ −JICAシニアボランティア −
 
憩の園に派遣されるJICAシニアボランティアが、7月に交代されましたので、
下記の通りお知らせいたします。
 

◇ 7月1日帰国  潮ミツエさん  2年間の活動お疲れ様でした。
                                     今後は在日協での活躍をお願いいたします。
 
◇ 7月4日渡伯  菅原洋子さん  2年間よろしくお願いいたします。

 







7月の在日協事務局掲示板
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赤道直下のベレンにある日系人老人ホーム
 
今月の事務局掲示板では、ベレンにある日系人の老人ホームを紹介しています。
事務局の高橋さんが、在伯中に研修で訪問したところです。 
 
ベレンは赤道直下に位置し、アマゾン川の河口に発展した大都会で、
日系人も多く住んでいます。
 
この老人ホームは、定員20名と小規模で、とても家庭的です。
非常に暑い場所ですので、昼は2時間の休憩時間をとります。
ただ、バケツをひっくり返したようなスコールがあるので、夜は涼しいと聞きました。
写真のように、各居室には蚊帳がありますが、ベレンでは必需品です。
 
広い敷地には、日本庭園のような東屋や池などがあり、郷愁にかられます。
また日本ではめったにお目にかかれない相撲の土俵があります。
今はどなたが相撲を取るのでしょうか?
 
運営母体であるアマゾニア日伯援護協会は、市内で病院を経営しています。
敷地の片隅には地域住民に開放している診療所があり、
朝早くから多くのブラジル人が診察を待っていて、大きな役割を担っています。