救済会 憩の園在日協力会

1958年、ブラジル社会福祉法人救済会「憩の園 (いこいのその)」は、主に日系人のお年寄りを対象とした老人ホームとしてサンパウロ市に開園し、その役割を担って参りました。 しかし、ブラジルの国状および日系人を対象とする施設の性格上、「憩の園」運営の現状は、近年大変厳しいものとなっています。 余儀ない事情で「憩の園」に老後を託した在園者の方たちへ、日本から温かい支援をお届けし、余生の日々に懐かしさと喜びを味わっていただけたらと、日々願っています。
 
8月の在日協事務局掲示板
                            ↑ 画像をクリックしてオリジナルサイズでご覧下さい!! ↑
 
ブラジル社会に多くの人材を輩出するカリタス学園
 
サンパウロ市近郊のサンマテウスにあるカリタス学園の紹介をします。
 
サンマテウス カリタス学園は、サンパウロにある「イエスのカリタス修道女会」が
運営している私立校です。
1967年、イエスのカリタス修道女会日本管区の日本人シスターがこの地に派遣され、
教育活動を始めました。
憩の園のシスターは、この修道女会から派遣されています。
 
日本のカリタス修道女会は、1937年イタリア人のカヴォリ神父により創設されました。
(宮崎カリタス修道女会)
その後、1967年にカヴォリオ神父の意思を受け継いだ日本人宣教師がブラジルへ渡り、
今日まで日系人のみならずブラジル人の心の支えとなって活躍をしてきました。
カリタス修道女会は、養護施設などの福祉や教育に携わり、ブラジル社会に
大きく貢献しています。
 
カリタス学園は幼稚園から高校まであり、生徒数は約500人で、うち日系人は約20%、
教員は非常勤も含めて約60人です。
教育の理念は、カトリックの精神、ドンボスコの予防的教育法に基づいています。
ブラジル学校なので当然授業はポルトガル語ですが、日本語はクラブの一環として
学んでいて、日本文化を随所に取り入れた教育を展開しています。







お知らせ −JICAシニアボランティア −
お知らせ −JICAシニアボランティア −
 
憩の園に派遣されるJICAシニアボランティアが、7月に交代されましたので、
下記の通りお知らせいたします。
 

◇ 7月1日帰国  潮ミツエさん  2年間の活動お疲れ様でした。
                                     今後は在日協での活躍をお願いいたします。
 
◇ 7月4日渡伯  菅原洋子さん  2年間よろしくお願いいたします。

 







7月の在日協事務局掲示板
                                ↑   画像をクリックしてオリジナルサイズでご覧下さい!! ↑
 
赤道直下のベレンにある日系人老人ホーム
 
今月の事務局掲示板では、ベレンにある日系人の老人ホームを紹介しています。
事務局の高橋さんが、在伯中に研修で訪問したところです。 
 
ベレンは赤道直下に位置し、アマゾン川の河口に発展した大都会で、
日系人も多く住んでいます。
 
この老人ホームは、定員20名と小規模で、とても家庭的です。
非常に暑い場所ですので、昼は2時間の休憩時間をとります。
ただ、バケツをひっくり返したようなスコールがあるので、夜は涼しいと聞きました。
写真のように、各居室には蚊帳がありますが、ベレンでは必需品です。
 
広い敷地には、日本庭園のような東屋や池などがあり、郷愁にかられます。
また日本ではめったにお目にかかれない相撲の土俵があります。
今はどなたが相撲を取るのでしょうか?
 
運営母体であるアマゾニア日伯援護協会は、市内で病院を経営しています。
敷地の片隅には地域住民に開放している診療所があり、
朝早くから多くのブラジル人が診察を待っていて、大きな役割を担っています。







訃報 会長 賀陽 治憲 氏 御逝去 
元駐ブラジル大使で、在日協力会 会長として、救済会憩の園 の支援活動を
支えていただきました賀陽 治憲 氏が、6月5日 御逝去されました(享年84歳)。
スタッフ一同深く哀悼の意を表しますとともに、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
 
なお、通夜・葬儀の日取りにつきましては、すでに各紙に掲載されていますが、
以下の通りでございます。
 
 ◆ 斎場 : 護国寺桂昌殿 (東京都文京区大塚5-40-1)
 ◆ 喪主 : 令夫人 賀陽 朝子様
 ◆ 通夜 : 6月12日(日)午後6時
 ◆ 葬儀 : 6月13日(月)午前11時30分







6月の在日協事務局掲示板
フェスタジュニーナ (FESTA JUNINA:6月の祭り) 
 
6月の在日協事務局掲示板は、フェスタジュニーナ特集です。
 
 
ブラジルの6月は、聖人祭とミックスした収穫祭を各地で祝い、賑わいます。
これは、ヨーロッパから渡ってきた収穫祭が起源と言われていますが、
みんなで仮装をして楽しみます。
 
カイピーラと呼ばれる田舎の人の真似をして、
男性はジーンズに麦わら帽子やカウボーイハット、
女性はワンピースに三つ編みヘアー、それにそばかす化粧と麦わら帽子が定番
 
憩の園では、女性職員が仮装して男性役をこなします。
このお祭りには結婚式の寸劇もあります。
 
 
未婚の女性を妊娠させてしまい、強引に結婚させられるハメになった男性が、
何とか祭壇から逃げようとしますが、最後はめでたく挙式し皆でダンスを楽しみます 
 
 
憩の園では、このお祭りと一緒に誕生会を行います。
日本の七夕のように笹飾りをし、焼き芋を作って収穫を祝います。
広い庭があるので火が焚けます。
敷地の少ない東京からみると何ともうらやましい限りですね・・・